- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344028784
作品紹介・あらすじ
みのり28歳。恋は3年していない。美味しい料理があって、気が置けない友達がいて、わたしの生活はどうにか回っている。そんなとき、通い始めた生け花教室で、8歳年下の透と出会い…。でも、この気持ちは封印しなければいけない。
感想・レビュー・書評
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甘っちょろい恋愛小説かと思ったら、甘っちょろい恋愛小説でした。
でもこういうのって需要あると思うし、結構乙女おじさんな僕も楽しく読めてしまったんですよね。
20歳の華道の先生(男)と、28歳の生徒(女)の恋です。
8歳くらいの差は年下からからは全然気にならないんですが、年上の女性からは気になるのかもしれないですね。むしろ下からは魅力的だと思います。
関係が急接近してからの、すれ違いは恋愛物の定番ですから、そういう雰囲気が好きであれば十二分に楽しめる内容です。 -
航さんの本は、毎回使いたくなるフレーズがよく、出てくるのが好きです。
んまあーこの人は、とか。
愚か者の得意なフットワーク、とか。
今回も、世界三大美德が随所に感じられる関係性が描かれていてよかった。 -
優しい風が貴方の前髪を攫う度、その瞳が見え隠れする。横顔のラインから指の形、爪の先にまで柔らかな所作が窺える。その指に触れられた花は皆生き生きと、サングリアで赤らめた頬の様に美しく、寒い冬の終わりを告げていた。
いつまでも赤い薔薇のように情熱的でありながらも、純な気持ちを忘れぬ白い薔薇のように相思相愛であり続けたい。
未来に結末に怖気づき、飛び込めぬ背中をそっと自ら押した瞬間、虹色の噴水が舞い上がる。
凛と背を伸ばし空に向かうあの日の花のように、私も上へ上へと咲いていたい。 -
年の差恋愛のストーリーとして、最初の方はは楽しめました。
年下のセンセイは初々しいし、生け花の描写などは綺麗なので良かったのですが…
主人公の女性の、後半の行動が謎で、最後は納得できず仕舞い。
年齢差に悩むのは分かるんですけど、悩んでいる期間が長い割には、決心したら振り切れたように積極的になるところとか、極端すぎて驚きました。
同著者の作品は、『僕の好きな人が~』に続いて2作目なのですが、どちらも何となく残念感が拭えないです。 -
ちょっとだけ遠回りした歳の差カップル。臆病になっている年上の彼女と彼女の気持ちがわからず戸惑う年下の彼。なんていうか、2人にしてみりゃものすごく大変な日々だったのだろうけど、読んでる方はどきどきのちニヤニヤ。いいねいいね。恋っていいね。
仕事でも一つの転機を迎えているみのりと、新しい人生を模索し始めた透の恋の始まりが初々しくて、照れちゃいますね(遠い眼
女性にとって30歳って一つの大きな区切りだったりして。そこをなんていうことなしに通り過ぎるか手前で足踏みしたり立ち止まって動けなくなるか、そのカギが「仕事と恋」なのかもね、と。
人生はまだまだこれからも続いて行くんだし、どうせ一度きりの人生なら思うように楽しく生きなきゃね、と、航さんはいつも元気玉を読み手に放り投げてくれます。 -
主人公に全然共感ができなくて、うーーーんとなってしまった。。。
一人で結論を出して避けてたのに、急に吹っ切ってついていけなかった
少女漫画を小説にした感じかなあと -
失う前に手放す。
軽い気持ちで遊んだだけならまだしも、真剣に考えた結果だというのが余計に訳が分からないだろ。
気になることは多いかもしれないが、相手が了承しているのであれば気にする必要はないのでは。