400のプロジェクトを同時に進める 佐藤オオキのスピード仕事術

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344028906

感想・レビュー・書評

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  • ビジネス

  • 脳のリソースの使い方と打ち合わせに対する姿勢が非常に参考になりました。
    クオリティを求めつつ無駄を省くやり方が評価されているのだとよく分かります。

  • スピードとはいかなるものか。良く学べる本。でも真似は出来ない。

  •  老眼が進んでから、電車で本を読むのが辛くなって久しいわけですが、久しぶりに電車の中で読み切った1冊です。

     スピード仕事術の類いはずいぶん読んできましたし、同時に進めるメリットみたいな話もたくさんあったように思いますが、「400のプロジェクトを同時に進める」というコピーには、さすがに「無理じゃない?」というのが私の感想。でもこの本を読んでみると、職種にもよるとは思いますが、もしかすると可能なのかなくらいには納得させられました。

     ポイントとしては、日本人にありがちな、時間をかけたらよい仕事ができるみたいな、思い込みをやめることから始めるのがいいようです。「スピード感が相手の満足度を上げる」というのは、誰しも経験があるはずです。

     私が気になったポイントはたくさんありますが、目次ベースで言うと、
    ・その場で答えを絞り込む質問力
    ・「依頼内容=ゴール」ではない
    ・アイデアは「思いつく」のではなく、「考えつく」もの
    ・成功への近道は「愚直な準備」
    ・ブレのないコンセプトがプロジェクトを加速する
    ・人を巻き込むには、まず自分が楽しむ
    このあたりは、目から鱗という感じでした。ちょっと見ると、かえって時間がかかりそうな項目もありますが、読んでみると、なるほどそういう点で効率がよくなるのかというのがよく分かります。

     ただ、私の仕事もそうですが、アイデアからその先の作業が割と多めなので、そこをどうするかは課題として残ります。職種によって、やはりポイントは変わりますよね。

  • 400件ものプロジェクトを抱えながらも、数多くの画期的なデザインを手掛け、数々のデザイン賞を受賞したデザイナーの佐藤オオキ氏が自身の仕事術やスケジュールの管理法などを書いた一冊。

    国内海外問わず洗練されたデザインで世間を魅了し続ける氏のデザインの誕生の裏側を本書で知ることができました。
    本書では思考と仕事術の2つに分かれて解説されており、氏が手掛けた作品が巻頭に載っており、本書でのエピソードから生まれた作品を見ることでよりイメージが膨らみました。
    メリハリをつけて仕事を行うことや無駄を排除してなんでもチャレンジすることを仕事を行う時の信条としており、またクライアントの意向をよく確認して方向性を共有しておくことや愚直に準備することや難しいテーマに挑戦することなど仕事を実践していく際にも自身のアイデアを受け入れてもらえるだけの土壌をしっかりと築いていると感じました。
    また、人材育成のうえで責任感を持たせることや適性を見て長所を伸ばしていくことなどもリーダーとしての心得として勉強になりました。

    400という膨大な案件を抱えながら、革新的な作品を次々に発表されている氏の仕事術を本書で知り、氏の発想だけでなくクライアントも納得したうえで最大限の協力があるからこそ、商品のテーマの核を外さずシンプルでありながらも他にない斬新なデザインが生まれてくるのだということを感じました。

  • 仕事はなんでもスピーディーにやる。時間をかけた過ぎたら、とっても素晴らしいものが出来上がるはず、とハードルが上がるので大変とのこと。

  • 【共感】
    ·仕事において誰でもできることにばかり、注力しない
    ·人が頑張らないところで、頑張ってやりきる
    →自分の強みを明確にし、「あの人は〇〇だから、この案件に是非」という点づくりはしていかなくては!

  • 他で読んだことのある内容がほとんどだったが、再読でも著者の「早く仕事を片付けるコツ」が満載で参考になる。むしろ「非効率大好き」な発注サイドの方々に読んで欲しい内容でした。

  • うーん。
    色々と効率的かつ効果的に仕事をするための考え方が述べられているのですが、思ったより付箋を付けたところは多く無かったです。

  • 先日ANOTERSKYにも登場し、注目を集めている佐藤オオキさんによる、自身の仕事術を語った内容。
    どことなく自慢話になるのが気になりますが、たくさんのプロジェクトを同時に進め、一気に難しいプレゼンからはじめていくという仕事術には参考にすべき点が多々ありました。

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著者プロフィール

デザインオフィス nendo チーフデザイナー
1977年カナダ生まれ。2002年早稲田大学大学院修了後、デザインオフィス nendo設立。建築・インテリア・プロダクト・グラフィックと多岐にわたってデザインを手がける。作品はニューヨーク近代美術館(米)・ポンピドゥー・センター(仏)・ヴィクトリア&アルバート博物館(英)など世界の主要美術館に多数収蔵されている。TOKYO2020の聖火台をデザインし、現在は2024年稼働予定のフランス高速鉄道TGV新型車両のデザインに取り組むほか、2025年大阪・関西万博 日本政府館 総合プロデューサー/総合デザイナーを務める。

「2022年 『半径50メートルのセカイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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