誰にも探せない

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 328
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344028968

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに魅かれて、読み始めた。

    埋蔵金発掘の話かと思いきや、
    読み進めて行くうちに、
    何だか危ない犯罪に巻き込まれていき、
    山の中でのやり取りは、何だかドタバタ劇だった。

    最後は、たぶんハッピーエンドだろうと、
    どこかで安心しながらも、
    謎だらけの展開。

    幼馴染の二人の青春ミステリー。

    誰にも探せない、
    それだからこそ、魅力がある。

  • 甲州・武田家の埋蔵金が埋まっているかもしれない幻の村。
    幼なじみの晶良と伯斗。
    お伽噺のようなミステリーだと思っていたら、
    突如不穏な空気が漂い始めて…。

    山中の息詰まる攻防戦にドキドキ。
    人間の欲深さを、まざまざと見せつけられる。

    大崎さんの『片耳うさぎ』や『ねずみ石』『かがみのもり』が好きで期待してたんですが、
    それに比べると、もの足りない感じでした。
    もっと幻の村や埋蔵金探しにしぼって欲しかったなと…。

    とにかく伯斗たちが無事でよかったです。
    自分も、おばあちゃん子だったので、
    伯斗の気持ちは痛いほどわかるけれど…。
    無茶しちゃったね。
    天国のおばあちゃんも、さぞかしハラハラしただろうなぁ…。

  • ちょっとちぐはぐな感じがあった。
    魅力的な登場人物がいっぱいだったのに
    行き当たりばったりな感じで、頭の中が整理できなかった。

    思わせぶりな人が、最初だけで登場してこなかったり
    半グレ軍団が、簡単に殺人までしてしまうのに
    体力が尽きてって。。。ちょっと違和感があった。

    埋蔵金は???関係なかったの?

  • 盛りだくさんすぎてまとまりが…もっと埋蔵金がらみが夢あったかも。現実はドロドロ。
    探せないものがあってもいい。
    山を甘くみてはいけない。
    吉井くんナイスです。

  • これは面白かった!ハラハラドキドキして、ついついのめり込み、子供に話しかけられても「ちょっと静かにして」と言ってしまった、、、。探検する場面がリアルでドキドキします。映画になりそうな感じ!

  • 甲府の大学に通う晶良の前に、祖母同士が友達という縁の幼馴染、伯斗があらわれた。数年ぶりに会う伯斗とは、子供のころ祖母たちが話していた隠れ里の六川村を一緒に探したことがあり、それをまた探そうという―◆おおー埋蔵金ね。きっと、あるんじゃないかなぁ。見つかるといいなぁ。とはいえ。衛星から丸見えの現代じゃ、隠れ里なんて無理だねぇ…。というか。最初からうさんくさいなぁ、と思ったあいつはやっぱり敵だったかぁ。でもさ。お金って結構重いはずよ…いまいちリアリティに欠けるのと、焦らしに焦らして最後駆け足かな‐

  • 面白くなかった。途中で主人公の一人が脱落するのもよくわからないし、ヒロインとして登場したかと思えばそれっきりの人物がいたり、山歩くだけで気絶する悪役とか、支離滅裂。何がしたいんですか。

  • 武田家埋蔵金と詐欺事件をクロスさせているが、ミステリ的にはおばあちゃんが書き残した地図も記載されておらず謎解きに加われない。
    山中での話が多いが、あんなに偶然出会えないと思う。
    軽い読み物としてならオチもスッキリしていて良かった。

  • 市図書館にて。

    直前に読んだ『空色の小鳥』でテンションが上がっていたが、少し期待外れだった。『かがみのもり』の系統か。埋蔵金ミステリに祖母のエピソードを加えることで穏やかさをプラス。これが穏やかであってたまるか。

  • 話を盛りすぎて、結果どっちつかずになってる気がする
    私的にはいっそ埋蔵金のエピは削って、詐欺で騙したお金を
    巡って云々・・・で良かったのではと

    三咲は実は本物の彼女の名前を語った、別組織の人
    先生は実は助けに来たと見せかけて、あっちの組織の人
    吉井は実は味方の振りして、あっちの組織に取り込まれて最後に裏切る人

    この手のサスペンスは大抵、誰かが裏切る物だと思って色々想像したけど
    そこは、あっさりそのまんま

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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