相方は、統合失調症

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著者 : 松本キック
  • 幻冬舎 (2016年6月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344029620

相方は、統合失調症の感想・レビュー・書評

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  • 『統合失調症がやってきた』と内容がかぶり若干くどさを感じた。なので流し読みになってしまった。言い方が遠回りっぽくて(中途半端な感じ?)何を伝えたいのかよくわからないところがあった。

    最後の「復活から」(221ページあたり)のキックさんと医師の会話はよかった。死にたいという欲求は質よりも量の問題が重要で、無理にその結果を出そうとせず、自分の中でその疑問を問い続けていくと、明確な答えは出ないかもしれないけど、ふと腑に落ちる時が来るらしい。(221ページ)なるほどね。

  • 「統合失調症がやってきた」の続編。前回がハウス加賀谷と松本キックの共著で、ハウス加賀谷の生い立ち・発症から休養・復活までが中心だったのに対し、今回は松本キック目線から復活〜現在までのことについて著している。

    3年ほど前に講演会のお仕事でご一緒し、前作にサインまでいただいたことがありましたが、この時期にも芸人として、あるいは相方としてどうするべきか、どうあるべきかについて試行錯誤や葛藤を繰り返されていたのだなぁ、と初めて知りました。慢性期〜回復期にかけては、どうしても社会復帰が目標・ゴールになってしまいがちですが、その先の当事者の生活についても考慮する必要があるのだと感じました。

    また、松本キック氏の関わり方は、専門職から見ても本当に素晴らしいと思います。統合失調症の患者さんの回復は、もちろん治療が確実になされることが大前提ですが、周囲の人の関わりによるところも大きいと思っています。「Aだった自分が発症によってBという状態になった。そこからまたAに戻るのではなく、Cという新しい自分になる」という趣旨の記述もありましたが、そこに辿り着くことができたのは、周囲がご本人のことを受け入れ、その上でどうなりたいか、どうしていきたいかを一緒に懸命に考えていったことの結果なのかな、と思いました。

    前作に続いて、本当に統合失調症の方の家族や支援者に強く強くお薦めしたい一冊です。

  •  相方本だが対人援助職が読むなら断然こっち。
     この人自身が報われることを非常に強いレベルで我慢していて、これは苦しいな、と思いながら読んでいた。周囲は加賀谷さんには理解を示して協力的だけど、最前線の支援者たる松本さんの苦労には全然無頓着なのね、という無慈悲な感じである。
     周りは「加賀谷さんに合わせて松本さんが我慢しなさいよ」というメッセージを送っていて、松本さんは我慢してそれに沿っている格好。Clの家族でよく見かけるパターンですね、はい。
     まぁ、本人は我慢して合わせるのもしんどいねんとは言わないし言えないだろうけど、だからこそ周りが労ってあげてほしいと思わずにはいられなかった。
    あえて対人援助の文脈に置くなら、Cl本人だけじゃなくて視野を広くして全体を支援しましょうねという教訓になった。

  • 前半でやめてしまった。相方はかわったやつだったが、俺だけは特別扱いしなかった。おれもいろいろ大変だった。という感じのはじまり。ちゃんと全部読めば良い本なのかもしれないけど、そこまで付き合えなかった。

  • 芸人さんなのにとても読みやすくてインテリジェンスを感じました。
    知り合いに似た症状の人がいて、親や兄弟ではない他人が関わることの難しさを感じていたので理解が深まりました。なかなか実践はできないと思うけど、松本さんはすごい人ですね。

  • ボキャブラ世代としては必読だと思って買った本。当時幼いながら感じていた松本さんの狂気性がすごく好きだったんだけど、松本さんの文体に触れて確信に至ってやっぱり好きだな、松本ハウス、って思う。

  • タイトルから、この病気を患っている方と
    どう関わっていくことができるのか
    多少なりとも学ぶことができる内容かと期待したが
    違った。

    著者がどのように日常と格闘し、
    あがき、まっすぐに生きているのかが
    つづってある。

    その文章は、正直読んでいて入りこみづらい。
    自分の創作センスに自信をもっての執筆らしいが、
    特に相方の心象風景を再現していると思われる場面は
    「あなたが脚色してよい内容ではないでしょ」と
    ツッコミたくなる。

    ”まず企画ありき”で、
    話題性があって、文章力に自信がある芸能人に
    執筆するよううながす出版業界には
    大いに問題がある、と感じる。

    お笑い業界の方々の間では、
    先輩の言うことは全て深い含蓄があるものであると
    素直に受け止め、
    自分が半人前でも後輩には訓辞をたれる、
    そんなことが当然のようになされていることが読み取れて
    味わい深くはあるが。

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