今日という一日のために

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030145

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  • 「死ぬ力」−「生きる力」=??? 
    著者の答えは「残日」、「日々」、「常日頃」。
    死を前にすると、誰もがささやかなことを望む。日常の何気ないことだけが人の心に通じる大切な小径になる。生き方は死に方。人間は生きてきたように死ぬ。家で「ちょっと疲れたから横になるわ」と言い、こたつでうたた寝をして、子供から声を掛けられた時にはすでに息がなかった、という感じの日常のひとコマのような終い方は、これ以上望むべくもない幸せな死に方に思えてならない。

  • 近藤勝重氏の「今日という一日のために」、2016.10発行です。「常日頃があるということ、それが幸せ。」「ごく当たり前のことが、ものすごくかけがえのないこと。」本当に有難き幸せと思います!

  • 日々日々また日々。落ち着くわ〜って感じ

  • 毎日新聞に連載中の人気エッセイ「しあわせのトンボ」傑作集
    連載10周年を記念して64編を選りすぐった好著

    1編が3ページ
    さらっと読めて読後に残る深い味わい

    さいごの数行からたちのぼる余韻の妙は“珠玉”とよぶにふさわしい

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著者プロフィール

近藤勝重(こんどうかつしげ)毎日新聞客員編集委員。早稲田大学政治経済学部卒業後の一九六九年、毎日新聞社に入社。論説委員、『サンデー毎日』編集長、夕刊編集長、専門編集委員などを歴任。『毎日新聞』(大阪)の人気企画「近藤流健康川柳」や『サンデー毎日』の「ラブYOU川柳」の選者を務め、選評コラムを書いている。一〇万部突破のベストセラー『書くことが思いつかない人のための文章教室』、『必ず書ける「3つが基本」の文章術』(ともに幻冬舎新書)など著書多数。直木賞作家・桜木紫乃氏に「日本語の師匠」と呼ばれている。長年MBS、TBSラジオの情報番組に出演する一方、早稲田大学大学院政治学研究科のジャーナリズムコースで「文章表現」を担当し、故・高倉健氏も聴講した。MBSラジオ「しあわせの五・七・五」にレギュラー出演中。

「2023年 『60歳からの文章入門 書くことで人生は変えられる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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