えんとつ町のプペル

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  • Amazon.co.jp ・本 (10ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030169

感想・レビュー・書評

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  • この作品は映画化されたようですが、絵がきれいなことで有名ですが、ストーリーを知っている方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。

    以下1分間で読めるネタバレストーリーです。
    最後はちょっと泣けます。



    町にいくと、バケモノたちがウヨウヨ。
    いろいろなバケモノたちがゴミ人間のところにあつまってきました。
    バケモノたちのなかまにくわわったゴミ人間。
    ゴミ人間は「ハロウィンはたのしいね」となかまのひとりにはなしかけました。
    ハロウィンがおわるとバケモノたちはつぎつぎにマスクをぬぎました。
    みんなバケモノの仮装をしていたのです。

    「こいつ仮装じゃない!」
    少年たちはゴミ人間からさっとはなれました。
    そんなとき体じゅうススだらけの少年がゴミ人間のまえにあらわれました。
    「ぼくは、えんとつそうじ屋のルビッチ」
    「キミは、ハロウィン・プペルだ」
    「ルビッチはボクをさけないね」
    「なんだかなつかしいニオイがするんだよ」
    ルビッチはプペルの体をすみずみまで洗ってくれました。
    漁師だったルビッチのお父さんはきょねんの冬に波にのまれ死んでしまいました。
    「ねえ、プペル『ホシ』って知ってるかい?」
    「ぼくの父ちゃんがみたんだ」
    「でも父ちゃんはうそつき呼ばわりされたまま死んでしまったんだ」
    「ホシを見る方法をぼくにおしえてくれたんだよ」
    「『信じぬくんだ!たとえひとりになっても』」

    ルビッチはアントニオたちにかこまれ、
    「なんでゴミ人間なんかとあそんでんだよ」
    といわれます。
    ルビッチはプペルにいいます。
    「もうキミとは会えないよ。もうキミとは遊ばない」
    プぺルはどんどんきたなく、くさくなっていきました。

    ある夜。
    プペルがルビッチの部屋の窓をたたきます。
    「いこうルビッチ」
    「ぼくの命がとらわれるまえにいこう」
    数百個の風船をとりつけられた船で、プペルは「ホシをみにいこう」といいます。
    空の上へ上っていく二人。
    二人はそこでホシを見ます。
    「父ちゃんはうそつきじゃなかった」

    「キミといっしょにいられるのはここまでだ。
    キミのなくしたペンダントをさがしたんだ。
    ずっとここにあったんだ」
    プペルの傘のなかに銀色のペンダントがありました。
    「キミのさがしていたペンダントはボクの脳ミソさ、ありがとうルビッチ、バイバイ」
    そういって、プペルがペンダントをひきちぎろうとしたとき、
    「ダメだ!」
    ルビッチがプペルの手をつかまえました。
    「このペンダントはキミのものだ」

    「ごめん、プペル、ぼくも気づくのがおそかったよ。そうかハロウィンは死んだひとの魂がかえってくる日だったね」
    「会いにきてくれたんだ、父ちゃん」

  • キンコン西野さんの作品です。

    気がつけば積読まみれになっている西野さんの著書、早く読まねばと思いながらも、本作を先に手にしました(笑)

    いやいや、笑えないぐらい素晴らしい(*´ ω`*)

    にしの(←あえて平仮名)さんのストーリーもそうですが、イラストレーター、クリエーターの皆さんも素晴らしい♪

    大人も楽しめるステキな作品です☆


    ペン一本で描いたモノクロ絵本で世界を圧倒したキンコン西野が、業界の常識を覆す完全分業制によるオールカラー絵本!

    「信じぬくんだ。たとえひとりになっても。」

    (おはなし)
    4000メートルの崖にかこまれ、そとの世界を知 らない町がありました。
    町はえんとつだらけ。
    そこかしこから煙があがり、あたまのうえはモックモク。
    朝から晩までモックモク。
    えんとつの町に住 むひとは、くろい煙にとじこめられて、あおい空をしりません。
    かがやく星をしりません。
    町はいま、ハロウィンまつりのまっただなか。
    魔よけの煙もくわわって、いつもいじょうにモックモク。
    あるとき、夜空をかける配達屋さんが、煙をすってせきこんで、配達中の心臓を、うっかりおとしてしまいました。
    さすがに視界はこのわるさ、どこにおちたかわかりません。
    配達屋さんはさっさとあきらめ、夜のむこうへスタコラサッサ。
    ドクドクドクドクドックドク。
    えんとつの町のかたすみで、あの心臓が鳴っています。

    脚本&監督:にしのあきひろ
    参加イラストレーター・クリエイター総勢33名!

    著者について

    にしのあきひろ(西野亮廣)
    1980年兵庫県生まれ。お笑いコンビ「キングコング」として漫才をするほか、トークライブをしたり、絵本を描いたり、個人でも活動。
    著書に、絵本『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』、小説『グッド・コマーシャル』、ビジネス書『魔法のコンパス』がある。

    • かなさん
      ヒボさん、こんばんは!
      この作品なんですよねぇ…
      ファイナルファンタジーの世界を彷彿させてくれたの♪
      とってもきれいな作品ですよね!!...
      ヒボさん、こんばんは!
      この作品なんですよねぇ…
      ファイナルファンタジーの世界を彷彿させてくれたの♪
      とってもきれいな作品ですよね!!
      あ、でも、ヒボさんがあげてくれた
      工場夜景にも興味深々なので、
      いつかいつか…って思ってます(^-^)
      2023/11/12
    • ヒボさん
      なるほど(´・ω・`)
      なんとなく分かる気がします。
      他の作品も気になってますσ(゚Д゚*)

      工場萌えFが個人的にはオススメスです♪
      なるほど(´・ω・`)
      なんとなく分かる気がします。
      他の作品も気になってますσ(゚Д゚*)

      工場萌えFが個人的にはオススメスです♪
      2023/11/13
  • えんとつの町はハロウィンのイベントで大賑わい、その様子に吸い寄せられるかのようにゴミ人間が現れる…。ゴミ人間を仮装した姿だと思っていた子供達は、イベント終了後ゴミ人間を邪険に扱う…。悲しくなったゴミ人間に話しかけ、プペルと名付け一緒にすごすようになったのは、えんとつ掃除の仕事をしているルビッチだった…。

    まず、絵がきれいっ!!ファイナルファンタジーの世界っ♪そしてストーリーも心温まる内容で、本当に読めて良かったと感じました。えんとつからの煙もゴミも人間が出すものなのに…それを棚に上げてゴミ人間を嫌う人間達は愚かですね。キーワードは、『信じぬくんだ、たとえひとりになっても』…映画も観てみたいです!

    • かなさん
      本とコーヒーさん、
      今日は1日雨で…なかなか出て行けませんねぇ!
      お花見計画されていた方には残念な週末になりましたが
      逆に読書日和とも...
      本とコーヒーさん、
      今日は1日雨で…なかなか出て行けませんねぇ!
      お花見計画されていた方には残念な週末になりましたが
      逆に読書日和とも言えますよねっ(^^)
      とは、言ってもこちらでは桜はまだ咲いてないけど(汗)
      本とコーヒーさんもお体に気をつけてお過ごしくださいね。
      2023/03/26
    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      ありがとうございます。こちらも桜はまだです。
      ありがとうございます。こちらも桜はまだです。
      2023/03/26
    • かなさん
      本とコーヒーさん
      そうなんですねぇ…なんだか嬉しい共通点っ(^^)
      じゃ、これから咲く桜、楽しめますねっ♪
      本とコーヒーさん
      そうなんですねぇ…なんだか嬉しい共通点っ(^^)
      じゃ、これから咲く桜、楽しめますねっ♪
      2023/03/26
  • 絵に惹かれる。話もとてもいいと思ったけど、正直結末がかわいそうだなと思った。それ以外はすごく好み。

  • 元キンコン西野氏が描いたという絵本。

    絵が綺麗ということで、小学1年生の娘に見せたところ、あまり興味がないらしい。

    パラ、パラ、とめくって置いてしまった。

    絵の綺麗さなんて、まだ分からないようだ。

    一番のお気に入りは、おしりたんてい。

    小1には美しさも おしり には敵わないようだ。

    おしり強し!

  • 絵がとてもキレイです。
    気になってはいましたが、なかなか機会がなく。たまたま図書館の美術系のところに置いてあるのを見つけ、思わず手にとってしまいました。
    美術コーナーにあるのも納得なキレイな絵です。
    物語はなんとなく読み進めて展開がわかる感じですが、最初の設定や所々の伏線?の回収はとてもよかったし、ラストは泣けました。

  • 温かい気持ちになりました。
    ゴミ人間のプペルとルビッチのお互いを思う気持ちに、コロナ禍で忘れられてきている何かを感じました。
    挿絵も素晴らしく、何度見ても惹き込まれます。

  • 革命のファンファーレ読んで、つい図書館で借りてしまいました。とても綺麗な絵で、絵本なんて子供のころぶりに読んだけど、なんかいいね!

  • 大切なものは
    見た目では判断できないよ
    流されたり、偏見をもつと、
    見えないものがある

    てことを伝えてくれてる。

  • 図書館で予約して半年くらい待ったかな。
    一応話題の絵本なんで読んでみました。

    イラストがとってもきれい。
    賛否両論あるんでしょうが、私は好きです。
    優しい気持ちが表現されてたらいいんです。

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著者プロフィール

1980年、兵庫県生まれ。芸人・絵本作家。モノクロの絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』、オールカラーの絵本に『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』。『えんとつ町のプペル』は、50万部のベストセラーとなり、2020年には映画化も。ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『新世界』、共著として『バカとつき合うな』があるが、すべて10万部突破のベストセラー。現在、有料会員制コミュニティー(オンラインサロン)『西野亮廣エンタメ研究所』は、会員数が7万人を突破し、国内最大となっている。

「2020年 『ぬりえ えんとつ町のプペル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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