告白の余白

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著者 : 下村敦史
  • 幻冬舎 (2016年11月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030329

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告白の余白の感想・レビュー・書評

  • 北嶋英ニ、26歳。
    都会への憧憬を持ちつつも高知で実家の家業である農業を継いだ。
    双子の兄、栄一は大学卒業後、家を出た。
    その兄が4年ぶりに家に戻って来た。
    兄は「土地を生前譲与してほしい」と言いだす。
    戸惑う両親。
    兄の真意は…

    舞台は京都。
    京都の本音と建前。
    現在はこれほどでもないと思うのだが…
    そんなことはないのかな?
    言葉の裏を読んで…
    と、思っていたらよくわからなくなる。

  • ある日、双子の兄が突然実家に戻り、農地の生前贈与を求める。しかし、期限までにある京都の女性がきたら土地を譲渡して欲しいとの遺書を残して自殺してしまう。弟の英二は兄がなぜ死んだのかを調べに京都へ向かうが。。。
    伏線に次ぐ伏線、京都の怖さをひたすら綴っているようで、なんかしっくりこなかった。それに加え、いくら双子でも・・・と。
    京都出身の友達がいないのでよく分からないが、地元の人が読むと、この京都(人)描写はどのように感じるのだろうか?

  • 京都を舞台としたミステリ。おそらく、他都道府県の人たちが思い描く「京都人」のイメージが過剰なほどに演出されているのだと思うのですが。とことん嫌というか怖いというか……いや、いくらなんでも京都人、ここまで根性悪くはないと思いますよきっと(笑)。
    生前贈与を受けた直後に自殺した兄の謎を探るため、兄と交流のあった女性に近づく双子の弟。兄と彼女の間に何があったのかを探るうち、彼女にも惹かれていく主人公。しかし次々にわきあがる疑念の数々。最後まで息の抜けない緊迫感が漂う一作です。
    絵に描いたような「京女」の京子のキャラがまあ凄い。だけど「京都」という土地柄に縛られ囚われる彼女の姿は哀しくも思えました。「伝統」といえば聞こえはいいのだけれど。やはり重たいものなのですね。

  • 京都の女に関わった故に自殺をした兄の過去を知るために京都に行った弟。そこには計り知れない京都女の怖さあった。物語と共に京都の文化や歴史が知れる。併せて京都弁の奥深さを楽しめる。
    結末はやや意味深に終わってしまうが、後は読者自身が考えるかもしれない。
    後半の物語の展開は十分楽しめる。お勧めの本である。

  • 京都(京都人)のいやらしさや、わかりにくさはそのまんまミステリーになるのね。
    対比的な立場で土佐人をもってきたところがなんともニクイね。
    ええ、どうせ単純明快ですわよ!

  • 京都の歴史文化について、京都人目線での解説がわかりやすくてよかった。ミステリーとしてはなんというか、、、京都の老舗の娘に田舎の農地をあげるとか、仕事もなく病気の男の魅力とかちょっとずれてる感じがツラかった。

  • 4年間、旅に出ていた双子の兄・英一が帰ってきた。次男の英二が継いだ農地の半分を生前贈与してくれと迫る兄。両親も渋々承諾し、手続きが終わった直後、英一は自殺した。遺書に書かれた老舗和菓子店の一人娘、京子に会いに京都へ向かった英二は成り行きで英一に成り済ますが、本心を見せない京女に翻弄される。兄と京子の間に何があったのか?なぜ、兄は自殺しなければならなかったのか?英一の愛にはただただ重苦しさしか見出せず、京都の恐ろしさのみが残る作品だった。

  • また双子か。そんなに騙せるものかなあ。

    京都の女は怖いね。
    京都の文化歴史の知識満載。

  • 京女こはい。とてもこはい。

  • 主人公は、双子の兄を演じていくうちに京都の土地柄を知るようになる。そして終盤で「先入観で判断してはいけない」という思いに至る。これはつまり読者である自分の戒めでもある。京都での人間関係の複雑さを語り、京女の怖ろしさを描きつつ、極端な思いこみにくぎを刺すのだ。目的はこれか?

    終わり方の曖昧さは、読者としては納得がいかない一方で、人間としての生き方を示した結果でもあると思う。

    どんな結果になるのかという期待で読み進んだので意外だった。双子ネタも限りがあると感じた。

    京都の伝統文化は興味深く、サクサク読めたのでこの★数。

  • 話の本筋よりも、何か月も滞在している間の費用は!?ってことばっかり気になって仕方なかった。

  • 京都はめんどくさい。

  • 登場人物にはあまり魅力はなかったけれど、
    京都の魅力は満載でした。
    舞妓さんや芸妓さんの話にもなるほど〜と思う話はいっぱい。
    観光PR小説かもw

  • 言葉の裏の読み合いほど面倒なものはない。
    実家の農業をそんなにほっぽってていいのか!?

  • かつて東京から京都へ転勤した上司が、「京都の人との人付き合いは難しい」と言っていた。実際はここまでではないのかも知れないけれど…

  • 京都という風土を生かしたミステリなのだろうが、ここまで本音と建て前がいまだに根付いているのだろうか。
    兄の自殺の真相を知るために京都に来た弟が、いくら双子だからといって、こうも兄の振りして過ごせるものだろうか。
    また、いくらなんでも実家の仕事を放っておいて、何か月も京都でフラフラしていていいのだろうか。
    こんなことが気になり、素直にこのミステリの世界に浸れなかった。

  • ミステリとしては面白い。
    出奔していた息子が突然帰郷し農業を営む父に生前贈与を迫る。希望がかなえられたのに突然の自死。
    双子の弟は兄の死の理由を求めて京都に旅立つ。

    双子っていうのがポイントになるところは「闇に香る嘘」と同工異曲のアイディア。
    ちょっとだいぶかなり無理があるけど。
    文章も「叛徒」よりはよいけど粗も目立つ。
    京都の風俗をいかにも勉強しました感も鼻につく。
    でもトリビア的な興味深さはある。

  • 京都人は信じるなの戒め?

  • 作者の、これまでの作品と違いすぎて、惑いました。
    京女の気持ちは、最後までよくわかりませんでした。

  • 人の心の中はわからない…。結局、本心はわからないままだった。京女は恐ろしい…(京女に限らないかもしれないけど)

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