だから、うまくいく 日本人の決まりごと

著者 :
  • 幻冬舎
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344030732

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 言葉や儀礼、贈り物、食事など、日本の生活の中にある決まりごとの由来や、気づかいのあるふるまいなど、日常生活のマナーを紹介している。
    イラストと短い説明文なので、読むというよりは、見るという感じの本。

    特に、へぇーと思ったものは、お歳暮とお中元の由来について。もともとは先祖へのお供え物だったとのこと。現在はお世話になった方に送るというイメージだが、実家に送るのは、この由来から来ているのかと納得した。
    その他、現在は災難に遭いやすい期間というマイナスイメージが強い厄年も、人生の節目、年祝いというプラスの意味もあるということが意外だった。

    また、自然とのお付き合いという章では、月のしつらいとして、さまざまな月見団子が紹介されている。普段よく見かける形は、里芋がモチーフになっているという。そういえば、小さい頃、お月見には里芋もお供えしていたことを思い出した。

    日常のマナー的なことと、万葉集・魏志倭人伝・正倉院などという歴史の言葉が一緒に載っている、不思議な感覚の本だった。

    図書館スタッフ(東生駒):あおむし

    ----------
    帝塚山大学図書館OPAC
    https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/874337

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

日本の行事・歳時記研究家。文筆家。ライフワークは季節のしつらいと祈りのかたちづくり。横須賀市秋谷に築八十年の日本家屋スタジオを構え、「季節のしつらい教室」を主宰。日本の行事の源流に触れつつ、現代のくらしや世代に合わせて提案している。東京新聞に「くらし歳時記」、神奈川新聞に「季めく暮らし」、スタイルアサヒに「季の記」、東急沿線フリーマガジン『SALUS』に「暦と暮らす十二ヶ月」、月刊誌『清流』に「季節のしつらい 祈りのかたち」、第一園芸のウェブサイトに「花月暦」を連載。ほか、「YANASE LIFE plaisir」などの企業誌にも寄稿している。著書は、ロングセラーの『おうちで楽しむにほんの行事』(技術評論社)をはじめ、『七十二候で楽しむ日本の暮らし』(KADOKAWA)、『口福だより』(小学館)、『知っているとうれしいにほんの縁起もの』(徳間書店)、『鳩居堂の歳時記』(主婦の友社)、『にほんの行事と四季のしつらい』(世界文化社)など多数。日本の季節の楽しみ、行事の美しさを伝える映像をYouTubeにて配信中。

「2021年 『花月暦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

広田千悦子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×