世界のすべてのさよなら

著者 : 白岩玄

• 幻冬舎 (2017年6月22日発売)

感想・レビュー・書評

[ありささんの感想 · 2023年7月15日]

よかった

[_さんの感想 · 2023年7月14日]

物語を読んでるっていうより、どこかに生きてる4人の人生の1部分だけ垣間見た、って感じがする本だった。
星4よりの3！

美大卒の4人が作る＆集まるシェアハウス、めちゃくちゃ楽しそう。すっごく「ちょうどいい」関係だったんだろうな。
あと、竜平の描いた渋谷のカメレオンすごく見てみたい。文章で読んでてゾクゾクした。

疎遠になってしまった友人になんとなく罪悪感を覚えることがあるんだけども、終盤に悠が瑛一に言った「ある時期、俺らが強く結びついてたのも事実だったと思うんだ。」ってセリフにすごく、救われたっていうのもなんだけども、そういう捉え方をできるんだなって感心した。
今繋がっていない関係だって、無かったことになるんじゃなくて、たしかに過去あったものなんだよなァ…。

[tweelingen16さんの感想 · 2021年8月25日]

大学時代の友人4人組それぞれの別れとその先が描かれた優しい物語だった。
突飛な展開がなく、穏やかに読める。
同じ経験はなくても、誰もが4人のどこかに共感できるのではないかと思う。
最初は表紙になぜカメレオン？と思ったが、読めば納得。

[つよしさんの感想 · 2021年5月5日]

悩み事がなさそうにしている人も、皆色々悩んで生活していることを、再認識する小説。
人それぞれの人生模様替え描かれた話で、引き込まれてしまう。

[わたもちさんの感想 · 2020年9月6日]

好みだ、この雰囲気。
特別ぶっ飛んだキャラや展開でもなくて劇的な事も起きないけど、登場人物皆それぞれがちょびっとずつ関係を進めていくのが良かった。
自分の中に、悠と共通する部分もあれば瑛一と共通する部分もあり「あーそれわかる…」というのも何度かあり。
いつまでも関係続けてほしいな、この4人。

[tomoeve1さんの感想 · 2017年11月27日]

別れと後悔の先のストーリー。
30歳になった同級生四人の物語…だそうな。
数週間前に読み終わったばかりなのに読みやすかった、としか残っていない。
そんなこともあったな、と思いつつ、感情移入できなかったのは、自分が歳をとったからだけではなく、つるむのが苦手だったからだと思い出した。

[rabumamaさんの感想 · 2017年10月22日]

若い子達が眩しく感じられた。
何もかもが羨ましい。

[yamorinoさんの感想 · 2017年8月31日]

「自分にとっての大事なものが変わってく。順番つけてるわけじゃないのにね」

それでも確かに存在した関係性を抱きしめて1人1人の人生を生きていく。
人と人との関係は永遠ではないから。だから愛おしい。
いつか思い出して泣きたくなるようなキラキラを今生きている。

[643096さんの感想 · 2017年8月27日]

それぞれにいいよね
絆とか
繋がり・・・
サラッとよかった

[ふう(ナオ)さんの感想 · 2017年8月24日]

美大に通っていた頃からの仲良し4人組。
悠、翠、竜平、瑛一と物語は進む。
紅一点、翠も30歳になり、素の部分を出してくるようになった。
読み手が引いてしまうようなキラキラと眩しい関係でもなく、それぞれが程よく変化していく様が描かれている。
この先、4人の関係は、このまま変わらないのかもしれないし、途切れてしまうかもしれない。
それも、4人にとっては要らぬ心配なのだよ、きっと。
そう思わせてくれる。

良かった！！この作品。
白岩さんが、ご自身の思いを存分に書かれている気がする。
詳しいことは分からないけれど
担当編集者さんと、息がピッタリ合ったということなのかな？
素人考えですが。

著者プロフィール

1983年、京都市生まれ。2004年『野ブタ。をプロデュース』で文藝賞を受賞し、デビュー。同作はテレビドラマ化され、70万部のベストセラーになった。著書に『空に唄う』『愛について』『未婚30』など。

「2019年 『ヒーロー！』 で使われていた紹介文から引用しています。」