- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344031401
作品紹介・あらすじ
ありがとう、猫たち。いつも近くにいてくれて。可愛くて、くすっと笑えて、じんわり沁みる猫のはなし。
感想・レビュー・書評
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佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB24603599詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間よ、猫に倣おう。
この本を読むと、現代人はあまりにもリスクヘッジをしすぎていて、ネガティブに囚われていることがわかる。
そして、他人の心地よさを「お察し」しすぎだということも。 -
石黒由紀子さんちには、豆柴のメスの「センパイ」と、保護猫で生後3ヶ月ぐらいでやってきた「コウハイ」が暮らしています。
コウハイはある日、具合が悪い様子で、病院に連れて行かれる。開腹手術をすると、梅干しの種が出てきた。獣医さんは、また誤飲するから気をつけなさい。猫は楽しい記憶だけが残るので、種を転がして楽しかったな!って、またコロコロと転がして誤飲するかも。
そんなコウハイと、すっかり大人のセンパイの穏やかで楽しい日々のエッセイ。
犬ってわかりやすいんですよ。
基本的に、かまえかまえかまいなよかまうといいよなんでかまわないんですか
でできている。あとはサンポとゴハン。
猫って自由じゃないですか!
餌でつれないじゃないですか!
誘うと来ないけど、誘わないと来る。
もう全て猫次第。
あの感じがたまらないんだろうなー。
猫に触ってないのに、猫欲が30%ぐらいは満たされる。
そして、もっと猫欲が掻き立てられる。
そんな、猫猫しい本です。 -
猫エッセイは漫画も活字も大抵楽しく読むのだけど…何故だろうか、自分には合わなかった。
一章が見開き2ページと短いから?文章が淡々としすぎているから?筆者の飼い猫以外は猫目線の文章で綴られるから?
とにかくあまり共感もしなかったし、勉強にもならなかったし、飼い猫に対する愛情もあまり感じなかった。
挿絵も可愛いのだけど、章に関係ないトンチンカンな挿絵が多く、それだったらコウハイの写真1枚くらい載せせてもいいのになぁと思った。
猫関係の本で初めて途中で読むの辞めた。 -
癒してくれたり、教えられたり。ねこ、いいなと改めて思ったエッセイ。
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猫のことが淡々と綴られています。
『猫は、人間の顔だけを人間と思っており、首から下は台だと思っている』には吹いてしまいました。どうりで踏みつけられると思った!
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様々に個性的な猫が登場し、彼らを温かい視点で描写しています。猫の個性は様々で多様だと感じさせられますが、一方でどこか共通している部分もあることにも気付かされます。それは「今が大事で、今日も何も起こらないこと」を望んでいることかなと思いました。うちの猫もそう思っているようです。
本書では、そんな猫達に出会えます。猫たちが本当のところ、何を考えているのかはわかりません。わかりませんが、作者や読者が意味付けをして解釈していくことが、猫を猫たらしめているのかなと思います。そのような猫たちに触れる一方で、彼らの比較対象として人、あるいは自分についても考えを巡らすことにもなりました。猫を見てこう考える作者、読者。その考え方も人によって様々。猫に魅力を感じるのは、様々な猫や、彼らのしぐさに自分の考えていることを投影することができるということにもあるのかもしれません。 -
所々あれ!?っていうエピソードが挟まれてましたが、、動物苦手な私がこの本を手に取るなんて。世界を広げてくれた亡き愛猫に感謝です。
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猫ちゃんは気ままです。私のところでも、メイという猫ちゃんが居てたんですよ。18年間も長生きして、ほんと手間のかからない子でした。娘、お母さん、私と、好きな順ははっきりしていて、私しかいない日でも一切寄って来ることも、ごはん時になっても姿を見せることもなかったですな。
一切眼中になかったんですな。この本読んでいると、メイの姿が思い出されます、それは猫特有の性質で、決して私を毛嫌いしていた訳ではなく、夜だけ居てる単なる同居人と言う存在であったということ・・。
ずっと家にいる今だったら、どんな関係になるのか興味あるとこですな