組織の毒薬 サイバーエージェント副社長の社員にあてたコラム (NewsPicks Book)
- 幻冬舎 (2017年8月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344031654
感想・レビュー・書評
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多くの社会人が当てはまる「組織」で働くというのはどういうことなのかを改めて考えさせられる。社員にあてたコラムの総集であり体系だってはいないが、多岐にわたるぶん自分にピンとくるもの1つ2つはあると思う。
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優しい文体で書かれているが、言いたいことははっきり言っている。真似したいなと思える書き方だった。
率直に話す。は真似しよう。 -
表面上でなく、論理的なメッセージが伝わってくる本。特にBBQのススメとNo pain, No gainの話は面白かった。他にも組織で働くことや「気合い」と「思考停止」が紙一重だという話も。
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新入社員や大企業にいて受け身にしか仕事をしてこなかった人が読んで、アグレッシブな仕事の姿勢を学ぶには良い本なのではないかと思った。社内向けのメールをまとめたということなので、文章も読みやすい。
私自身は似たようなカルチャーの組織にいたことがあったし、新しく参考になることはあまりなく、うんうんそうだよね、という感じで、毒薬というほどインパクトのあるものではなかった。
一方で、最近流行り(?)の組織や働き方、ティール組織とか(ちゃんと本読んでないけど)フリーランスとかと比べると、マッチョというか体育会系なので、平成的な考え方といえるのかも。新元号で十数年後に成功したと言われるような組織は、全然違うカルチャーを持っているのかもしれない。 -
CAの社員さん向けに発信した内容を書籍にまとめている。
そのため、社内用語も多く、読みにくさがある。
ただ、組織で働く社員の1人として、参考になる点も多かった。
31番「組織で働くとは」
21番「一番大切なものは文化」
が印象的だった。
今の時代、1人でも稼ぐ方法はたくさんあると思う。
しかし、組織で働くことを選択している人が多い。
それは、1人だと不安で飛び出せないという理由も大きいと思う。組織は、何かをやり遂げた時の達成感だったり、充実感を仲間とともに得られる環境が用意されていることが良さだったりする。もちろん、仲間の考え方が合わないといったこともあるが、それを含めて共に乗り切るとき、1人では得られない充実感がある。会社で働くことは、文化祭の延長戦上にあるのかもしれない。
組織で働くことが文化祭の延長戦上にあるなら、何をお客さんに提供したいのかというビジョンが大事になる。さらに、そのビジョンや校風そのものをみんなが体現しているからこそ、お客さんが楽しいとか、この学校に入りたいって思ってもらえるんだと思う。
だから、何を提供したいのかをみんなが意識して、うちの学校ってどんなところなのか、みんなで自分たち自身を客観的に見られること、体現できていることが大事。
校長・理事長・社長などが変わると、校風・ルール・社風などが変わり始める。トップはなぜ、既存の在り方を変えて、新しい文化をつくっていきたいのか、しっかりと生徒・社員に落とし込まないと、結局お客さんに喜んでもらえるサービスづくりはできないと思った。 -
①赤裸々に書いてあって分かりやすい
②多分高校の先輩
③一度会いたいな -
日高さんはノーブルな方なのだろうと思った。
藤田社長がハングリーで、何人力にもなるタッグ。
言葉に気を使って、自分の言葉で表現しているようだった。毒薬というのは毒舌的な意味ではなく、組織にみるみる浸透していくというような意味なのだろう。 -
請求記号 674.4/H 54
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メガベンチャーの参謀が社内に宛てたコラムのまとめ。不特定多数の社員が読むことを意識しているからか、思ったより毒気は抜けている。
ただ自分が同じ立場になった時、どの距離感どの曖昧さで会社を引っ張っていくかは参考になった。
メガベンチャーのナンバーツーの本としてはDeNA春田真さんの「黒子の流儀」も面白い。