ワルツを踊ろう

著者 :
  • 幻冬舎
2.67
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本棚登録 : 512
感想 : 105
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031692

感想・レビュー・書評

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  • なんだかなぁ…読後最悪だ。
    そして後半も読み難い…
    中山七里を好んで読んでいたが、この作品はどうなんだろう…人にも勧めないし、もう二度と読まないだろう。

    実際山口県のどこかで村八分が原因の惨殺が起きたはず、それがモチーフなのか?

    それにしてもどちらも気分が悪い。
    村人たちの口の悪さ、閉鎖感、保守的な感じ。主人公のことごとく浅はかで純粋で、最後は自爆。その引き金を引いているのはやはり、と黒幕も簡単に分かる…
    凄惨すぎて悪夢を見そうだ…

  • 最近とても好きになった作家さんで挙って蔵書を読み耽っていた矢先のこの本。結末がある程度は推測されたのはいいけれどどこにも救いがなく唯々人を貶めることに終始した内容。読んでいて気分が悪くなってきたことこの上なし。せっかくのお休み一日が台無しになってしまった。ひどすぎる内容に辟易。

  • 2019.11 中山さん どうしてこんな小説書いたんだろ。好きな作家さんなのに、途中で結末が想像できる後味の悪い小説でした。

  • ごめんなさい、嫌いなタイプのお話でした。
    これがイヤミスなんでしょうか。
    私はイヤミスがとても苦手なので、残念ながら欲しいは1つ。あくまでも個人的な好みです。
    タイトルや各章の副題の美しさと、中身の醜さで何とも言えない。イヤミスが好きな方には良いと思います。

    序盤から、共感の出来ない主人公と登場人物の悪意にやられてしまい、かなり飛ばし読みで無理矢理読み終わりました。
    真の主人公である彼については、残念ながら最初から展開が読めてしまって、ニコニコした悪意が本当に胸糞悪かった。
    1番胸糞悪いのは当初の主人公ですが。
    嫌な気持ちしか残らない話。
    数年前に起こった実際の事件を彷彿させました。

  • イヤミス嫌いということもあるけど、
    中山七里に似合わないイヤミス。
    最後のどんでん返しも現実離れしていて、
    辻褄合わせ感を感じずにはいられない。

  •  うーん、田舎の嫌な事ばかり。読まなきゃよかった。

  • 『魔女は甦る』の姉妹版。後味の悪さも同じ。

  • 作者の本は全て読んできたが、
    こんなに嫌な感じで読み進み、読後感がこれほど悪いのは
    初めてだった、、、。

  • こういう殺し方がスプラッタ系は、好きじゃない。

    狭い世界での、郷に入れば郷に…ということに順応できなかった故の事件。

    犯人、わかっちゃうんだもん。
    物足りなかった。

  • 初出 2016〜17「ポンツーン」

    最後の大量殺戮、相模原の事件が思い出されてとても嫌な気分になった。

    リストラと父の死を契機に奥多摩の7戸だけの限界集落に戻ってきた主人公溝端了衛が、保守的な住民たちから疎外され、よかれと思って行動したことでさらに追い込まれ、嫌がらせを受けて暴走する、というところまでは全然ミステリーじゃない。
    「容疑者は村人全員?」という思わせぶりな帯に惹かれたが、読んでいる途中で「意外な」犯人がわかってしまった。

    途中に謎が見えず、最後のどんでん返しだけの面白さなのだろうが、それにしてもその前の微に入り細にわたる大量殺戮の惨劇の模様〜血が噴出し、骨が砕け、脳症が飛び散る〜は吐き気がする。

    もうこの作者は読みたくない。

著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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