- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344031692
感想・レビュー・書評
-
なんだかなぁ…読後最悪だ。
そして後半も読み難い…
中山七里を好んで読んでいたが、この作品はどうなんだろう…人にも勧めないし、もう二度と読まないだろう。
実際山口県のどこかで村八分が原因の惨殺が起きたはず、それがモチーフなのか?
それにしてもどちらも気分が悪い。
村人たちの口の悪さ、閉鎖感、保守的な感じ。主人公のことごとく浅はかで純粋で、最後は自爆。その引き金を引いているのはやはり、と黒幕も簡単に分かる…
凄惨すぎて悪夢を見そうだ…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近とても好きになった作家さんで挙って蔵書を読み耽っていた矢先のこの本。結末がある程度は推測されたのはいいけれどどこにも救いがなく唯々人を貶めることに終始した内容。読んでいて気分が悪くなってきたことこの上なし。せっかくのお休み一日が台無しになってしまった。ひどすぎる内容に辟易。
-
イヤミス嫌いということもあるけど、
中山七里に似合わないイヤミス。
最後のどんでん返しも現実離れしていて、
辻褄合わせ感を感じずにはいられない。 -
うーん、田舎の嫌な事ばかり。読まなきゃよかった。
-
『魔女は甦る』の姉妹版。後味の悪さも同じ。
-
作者の本は全て読んできたが、
こんなに嫌な感じで読み進み、読後感がこれほど悪いのは
初めてだった、、、。
-
こういう殺し方がスプラッタ系は、好きじゃない。
狭い世界での、郷に入れば郷に…ということに順応できなかった故の事件。
犯人、わかっちゃうんだもん。
物足りなかった。 -
初出 2016〜17「ポンツーン」
最後の大量殺戮、相模原の事件が思い出されてとても嫌な気分になった。
リストラと父の死を契機に奥多摩の7戸だけの限界集落に戻ってきた主人公溝端了衛が、保守的な住民たちから疎外され、よかれと思って行動したことでさらに追い込まれ、嫌がらせを受けて暴走する、というところまでは全然ミステリーじゃない。
「容疑者は村人全員?」という思わせぶりな帯に惹かれたが、読んでいる途中で「意外な」犯人がわかってしまった。
途中に謎が見えず、最後のどんでん返しだけの面白さなのだろうが、それにしてもその前の微に入り細にわたる大量殺戮の惨劇の模様〜血が噴出し、骨が砕け、脳症が飛び散る〜は吐き気がする。
もうこの作者は読みたくない。