奈落の水―公事宿事件書留帳〈4〉 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344400931

作品紹介・あらすじ

血が繋がらないながらも仲睦まじいお蔦と千代の母娘。菊太郎は千代の実父の強欲な商家が、二人を引き裂こうと画策していることを知り、二人を守るべく目を光らせる。しかし陰では想像を絶する極悪な計画が進んでいた。菊太郎は母娘の危機を救えるのか?公事宿(訴訟人専用旅籠)鯉屋の居候・田村菊太郎の活躍を描く時代小説シリーズ第四作。

感想・レビュー・書評

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  • 「これまでずっと、奈落で生きてきましたけど、この水、奈落の水にしても、おいしゅうございますわ」
    四作目。
    お金持ちにはお金持ちの悩みがあるもんだ。
    今回はそれが際立った。
    お金って使いようで人を幸せにもできるんだよ。当たり前なんだけど、なかなか難しい。

    奈落の水
    厄介な虫
    いずこの銭
    黄金の朝顔
    飛落人一件
    末の松山
    狐の扇

  • L 公事宿事件書留帳4

    読了

  • 01年2刷本
    ダブルブックス01年3刷本

  • 2008/03/08読了

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著者プロフィール

1946年愛知県生まれ。愛知県立女子大学(現・愛知県立大学)文学部卒。75年「石女」で第24回小説現代新人賞、82年『陸奥甲冑記』『寂野』で第3回吉川英治文学新人賞を受賞。古代から近世を舞台に、資料を駆使した独自の視点による歴史小説を執筆。

「2017年 『似非遍路 高瀬川女船歌九』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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