- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344401020
感想・レビュー・書評
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この人はやはりものすごく頭が良いのだろうなと思う。主張内容は異端児的に違いないが理路整然としていて、言葉の切れ味も鋭くなるほどと思わせられる話も多い。世界を多面的に捉えていて穿った見方で物事の本質を鋭くついているのです。恋愛論というよりは社会論といった趣きを持つ本書に描かれる大人の恋愛には希望はなく、むしろ現代においては、見出し難い希望を見出すことのできるくらい訓練を積みスキルを高めた女性のみがその資格を持つという結論。実にシビアで単純明快な答えです。
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p35 思春期の異常な想像力を止めるはずの社会が機能していない
p41 世間
p124 本質的な寂しさからどう抜け出すか -
2000年頃の雑誌のコラム集。村上龍のように生きたって充実した人生が送れるとは限らない。訓練の度合いと容姿で回答は変わる。
視野の広い人の考えることを通じて、自分の置かれているレベルを見据えることができ、導き出したい回答に近づけるはず。私も演歌の歌詞のような女性はすきじゃない。 -
ネットから
恋愛本ではない
エッセイ、人としての魅力 -
女性誌の連載をまとめたもの。
読書中にツイッターでつぶやいたものから。
命の大切さに関する記述を読んでいて、ふと2002年夏頃の感覚がよみがえった。いつも鼻づまりの鼻にすっきり息が通ったような感覚。
「誰かに必要とされるということは、その誰かが、自分を受け入れてくれるということ、つまりセックスさせてくれるということだ」っていうところが、何か違うような気がした。友情とかはどうとらえているのだろうか。
経済的に自立してないと恋愛できない、といった事が書かれているが、学生同士の恋愛とかはどうとらえているのだろうか。 -
資料ID: C0023069
配架場所: 本館2F文庫書架 -
誰にでもできる恋愛などないという逆説的な意味がこめられたエッセイ。
恋愛するにはまずは経済的自立が必要であり、それらが揃わなければ恋愛などする資格がないとのこと。
誰にだってできるような安易な恋愛は拒否し、それよりも自分の生き方を確立して幸せになってこそ、初めて恋愛が成立するのだという。
昔と比較する場面が多く、昔の実態が分からない箇所もありなんともいえないが、自立とは精神的・経済的の二つの概念があることを知ることが出来る。 -
愉快痛快な評論
恋愛は自己の確立によってでしか成立しない。 -
恋愛を語ってるようで、メインはあくまで現代の日本における問題。
恋愛どうこう言う前に、もっとやるべきことがあるだろ、って言いたいんだろう。結構、痛烈に批判していて、読んでいて痛快!
そうそう、恋愛がすべてって言ってる女はダメだ~って、自分を叱咤激励。
もっと自分の道をしっかりと見定めて人生生きて行かなくちゃ。
男に頼って生きるのはまっぴらだ、そう再度強く思った。 -
精神的、経済的ともに自立していなければ恋愛する資格などない。
という趣旨の本。
納得。
とりあえず、経済的自立を目指して毎日、勤しみます。