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みんなの感想・レビュー・書評
圧倒!
価値観が違いすぎるけど、入り込めなくならない筆力。
業なのだ。
こんな父親絶対いやだ!でも実話ってまじなの。
作者が自分の父親をモデルに書いた大ベストセラー小説の下巻です。ここでは絶頂を迎えた彼がやがて凋落していくまでの姿が描かれています。 敗戦後の混乱の中で、金俊平は「朝日産業」という蒲鉾工場を英姫が調達したお金で立ち上げて、これが瞬く間に大成功します。しかし、家族にはびた一文として与えず、自分は一人で別な家に移り住んで、みさ子や清子というを妾に持って、というところからスタートします。しかし、み... 続きを読む »
キャラが一貫しすじてこわい。でも、 金俊平の最後は眼を覆うような虚しさ。
あそこまで一貫した性格とひねくれた家族愛は読んでいて酷かった。
気を付けよう。ただ、それだけ。。
空を飛べなくなった汚い人間は最後には死が訪れるのだ。
暴力だって最後はなくなるのだろう。脅迫だって切断だってレイプだって。
金俊平には妾の子も出来るが、体が不自由になり邪
険にされる。「血は母より、骨は父より受け継ぐ」との言葉は俊平の息子の成漢にとって辛い言葉だったと思う。
すさまじい小説。だけど読み物としては粗が目立つので高評価を付けたくない。この粗こそが生々しくていいのかもしれないが・・・。圧倒的な暴力をその肉体と生き様で体現する俊平と、彼の起こす黒い渦に巻き込まれ飲み込まれたり吹き飛ばされたりする周囲。晩年の彼はなるべくしてそうなったとしか言えないし、自業自得という言葉では片づけられないほど余ってしまった業を、結局殆ど縁の切れている子どもが心の隅に負ってしまっている。彼の最後に同情の余地は微塵もないが、彼の血を継ぐ子どもたちがどこまでも憐れ。
敗戦後の混乱の中、食俊平は自らの蒲鉾工場を立ち上げ、大成功した。妾も作るが、半年間の闘病生活を強いられ、工場を閉鎖し、高利貸しに転身する。金俊平は容赦ない取り立てでさらに大金を得るが、それは絶頂にして、奈落への疾走の始まりだった…。身体性と神話性の復活を告げ、全選考委員の圧倒的な支持を得た山本周五郎賞受賞作(amazonより抜粋)
すごく淡々としている。それがある意味凄惨な内容を語るのに合ってる。
すごく重要な人物が死んでも「〇〇は死んだ」の一言だけとか。
あとすごく登場人物多い。。。
ホントに韓国人について知りたいなら韓流ドラマとかよりこっちを読むべきではないでしょうかネ。
全編とにかく、性と暴力に充ち溢れている。そして理不尽。
持前の巨漢と凶暴さで、「我が道」を行く、主人公の金俊平。
もし、金俊平のような人物が自分達の目前におり、その欲望のままに発揮される暴力を目の当たりにした時、いったい僕たちは何ができるだろう。おそらく、いや、きっと何もできず、ただその「嵐」が過ぎ去るのを待つことしかできないだろうなと思いながら読んでいた、嫌悪感を抱きながら。
なんとなく割り切れない気持ちを抱きつつも、それでも、金俊平の圧倒的な力には畏怖すら感じてしまうのであった。
金俊平の、身勝手、理不尽、狭量なパーソナリティから発せられる圧倒的なバイオレンスに身を委ねてみるのも一興かと思う。
血と骨の下巻では、怖いものなしで誰もが恐れていた天下の朝鮮人の主人公が、ある事故で奈落の底へと落ちていく。 今まで好き勝手やってきたつけが今返ってきた。 はじめは読者の誰もがむかついたえあろう者が、これほどまでにやられたい放題になるとは思いもしなかった。 目が離せません。
結局主人公のキャラクターは救いようがなかったです。
それでも、この仕打ちはかわいそうでもあります。
誰が正しくて誰が悪いのかはわかりません。
下巻である本書は太平洋戦争終結後の混乱の時代から金俊平の死までが綴られています。
上巻と同様にこの下巻もおもしろくありません。しかし、これまた上巻と同様に読み始めると止まりません。
この一見して矛盾している状態は上下巻通して徹底されています。
また、この下巻では家族についてかなり厚く綴られていますが、良い意味で期待を裏切りながらも金俊平の家族に対する態度も終始徹底されています。
さらに、本書では在日朝鮮人についてや彼らの社会について、そして彼らが日本でどういう状況に置かれていたかということについて、本来は隠したくなるようなことまでも赤裸々に綴られています。これも上下巻通して徹底されています。
様々なことがとにかく徹底された作品です。これだけ徹底されていると、気持ちが良いくらいです。
圧倒的な暴力、暴力、暴力。だがのめり込んで読んでしまう得体の知れないものがある。果てない暴力と欲望、だがそれは世界を変えるようなものではない。ただ己の力で家族や周囲に圧倒的な立場を守ろうとするもの。そんな男に力で抑えつけられながらも離れることもままならない家族。昭和初期、どれほど多くの朝鮮の人たちが日本に働きに来たのだろう。日本全国に最底辺の労働をするためにどれほどの人たちがいたのだろう。そして結... 続きを読む »
題名のもとになっていて映画のコピーにも使われた「血は母より、骨は父より、受け継ぐ」という韓国の言い回しですが、血は骨より作られる、つまり父は母より偉い、という儒教的な階層の違いを表すのだそうです。この小説で初めて知りました。 神話的なまでに強大な肉体と性欲とエゴイズムの塊である主人公・金俊平の造形の迫力が何といっても圧巻。 戦前の労働争議から戦後の金貸しなどの商売までを綴った在日コリアンの現代... 続きを読む »






