童話物語〈下〉大きなお話の終わり (幻冬舎文庫)

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著者 : 向山貴彦
制作 : 宮山 香里 
  • 幻冬舎 (2001年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (549ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344401303

童話物語〈下〉大きなお話の終わり (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 上下巻読了。
    向山貴彦さん。初読み。ブクログのレビューを見て手に。

    なんて骨太なファンタジー!!見事でした。
    子供から大人まで、きっと誰でも楽しめる。
    10年おきくらいで読み返していきたい。きっとその時々、感じることが違って面白いだろうと思う。

  • ヤバイです。この下巻だけで3回以上は泣きました。それぐらい感動します。ペチカが成長していく所も良いです。本当に心に残った作品でした。

  • 感動。王道的ファンタジー。最後はオルレアやおばあちゃんとの再会をちょっと見たかった気もする少し手前で終わった感がありましたが、「まだ果てしない旅の途中だった」の最後の言葉がキレイに納まった。解説を読むと二次作品的なものがあるらしいのも、さもありなん、と納得。あと付記もよかった。このお話が全10巻からなる物語の途中の2巻なんですよ、という設定がなんか最後わくわく感を残す幕引きでした。堪能。

    ジブリ的作品だなと思いました。少女と妖精の成長物語。

    よくわからなかったのは、写真がなくなっていたことから西の預かり所に行くくだり。泥棒が持って行ったとかにならんかったのか?ちょっと預かり所に行く理由が、うーん?とか。あとフィツがトリニティで羽とか復活した辺り。もうちょっと説明があっても、かな。ルージャンが必死こいて心配していたのに、なんかあっさり復活してペチカと仲直りして。

    と、そんな細かいことを抜きにして、下巻は良かった。
    後半はもうずーっと目がウルウル状態。ハーティー・オルレアがペチカを優しく迎え、その心の温かさを感じ、徐々に心を許していくペチカ。逆に、ルージャンとフィツは1人きりの辛い生活から、ペチカの辛さを感じることができた。フィツは死というものを感じ、人間を知る。ルージャンがペチカの「許さない」に絶望し、ペチカが地割れに落ちた時に手を掴めと必死に訴え、足がズタズタになりながら道を作り、それにペチカが気付いて足の裏を拭いてあげて・・・。おばあちゃんとの再会。地図に書かれた赤い線。もうそこかしこに心震えるシーンが。
    ペチカもルージャンも紫色の目になってしまい、どうなることかとドキドキ。ルージャンは自分ンの腹を刺し、「キャラメルパンごめんな」とやっと言えて、ペチカをかばってヴォーの火の玉に自ら撃たれ、ペチカに「死ぬな」とつぶやくところはもう涙ボロボロ。

    「変われるってことは絶対にあきらめるなってことなんだ!」フィツが人間をかばう。
    「みんな許す」と言ったペチカの強さ。「世界なんてどうなったっていい、フィツが生きていてくれる方がいい!!」と叫ぶペチカの想い。上巻のあのペチカはどこへ行った?と思うくらい優しい子がそこにいる。
    「誰だって、自分が思っているよりはすごい人間だよ」ヤヤの言葉は力強く勇気づけられる。

    作者が書きたいと思ったアイデアを全て注ぎ込んだんだろうなあ、と思います。ほんといろいろてんこ盛りなお話でした。けど、その量が気にならないくらい一気に読んでしまいました。
    ファンタジー、おとぎ話に抵抗の無い方には、ぜひお奨めしたい。

  • 主人公、ペチカにとってあまりに酷なことばかりで、はじめは読んでいて心苦しくなることが多かった。人のやさしさを素直に受け入れられるようになってきてからの成長が著しい。

  • 「童話が人間の集合的無意識からもたらされるもの…」
    という解説の一節が興味深い。

    本作品が不特定多数の人間によって書かれたものでは多分ないし、
    宮部みゆき女史の『英雄の書』にある、物語が産まれ回帰する“無名の地”から
    生まれたわけでもないだろう。

    血の通った人間が書いている以上、物語は現実世界と、
    そしてそこに生きる人たちと繋がっているんだなと教えられる。
    本作品は決して商業的に書かれたものではなく、
    作者が本当に書きたい話を書きたいように書いたと思う。
    それゆえ、より強く現実世界との繋がりを感じることが出来た。


    フォロワーが別作品のレビューで同じようなことを伝えているけど、
    その捉え方ってなかなか鋭いと思うし、そう考えられる洞察力に感服しきり。

    (これは解説者に対するレビューだな)

  • ハンカチがカピカピになるくらい泣いたので、
    途中からタオルを首にひっかけて読んだ。

  • 後半は涙で続きが読めくなるくらいです。児童書の中でも良書と名高い童話物語。隠れた名作です。

  • 小学校3年生の時に初めて読んで、私がファンタジーにはまるーひいては本の世界にはまるようになったきっかけの本。

    何度も何度も読んで、表紙がボロボロになり大学生になってから買い直したくらい大好きです。

    物語自体は作者の初めての作品で、深く考えたらどうなの?っていうところ(たとえば下巻に入ってルージャンとフィツが話せている理由とか)はあるけど、そういうところを考慮したうえでもすばらしいです。
    現代の私たちに貧しさなんてわからないはずなのに、この本を読むとリアルに貧困とはどういうものなのか感じます。

    もっと多くの人に読まれるべき小説だと思います!

  • 下巻は、妖精フィツとの突然の別れから一年が経過した時点より始まります。
    上巻はどちらかというとシリアスで現実的な話が多かったですが、下巻に入ると、天界の塔、無限の草原、忘れ物預かり所などファンタジー的要素がこれでもかと登場し、場面が目まぐるしく展開していきます。
    「誰でも自分を変えられる」という主題のもと、随所随所にサブキャラが立ち、変化を促されたり、逆に過去を見つめなおすきっかけを与えてくれたり、一人ひとりの登場人物に意味があって無駄がありません。
    上巻のシーンと似たシチュエーションをあえて持ってくることでその変化を強調するなど物語構成もすごいです。
    とにかく読めば、その創りこまれた世界観と練りこまれたストーリーがお分かりになれると思いますので、ぜひ一読してみてください。

  • 最初は悲しくて涙がいっぱいでました。
    でも、人は変われる!
    信じること、愛されること、いろんな気持ちが溢れ出る、私にとってとても大切な作品になりました。
    いつかジブリで映画化されたら最高だな〜と思います!

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童話物語〈下〉大きなお話の終わり (幻冬舎文庫)の作品紹介

妖精フィツとの突然の別れから一年、十四歳になった少女ペチカは大都市パーパスで暮らしていた。初めて幸せを手にしたかに見えたペチカだったが、世界の最後を告げる「妖精の日」はすぐそこまでやって来ていた…。すべてが崩壊へと向かう中、始まるペチカの最後の旅。そして感動のクライマックスへ!各誌紙で絶賛された長編冒険ファンタジー。

童話物語〈下〉大きなお話の終わり (幻冬舎文庫)はこんな本です

童話物語〈下〉大きなお話の終わり (幻冬舎文庫)のKindle版

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