おまえは世界の王様か! (幻冬舎文庫 は 1-6)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 90
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344402737

感想・レビュー・書評

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  • 後から読み返して、そのときどんなことを感じたのかが思い出せるっていいよね

  • 作者20歳、早稲田大学学生時代の読書メモに、現在の作者が突っ込みを入れる。恐れを知らない尊大な批評のオンパレードで、その辺りが“王様”ということらしい。三島由紀夫から始まり、海外の作家も挟みながら最後は菊池寛でしめられている。
    やはり作家になる人は作家になる前から作家なのだなぁと感心した。こんなところにこんな本の浅い感想なんぞを書いているのが恥ずかしくなってくる。現在の作者の作品の原点が垣間見れるようで、楽しい一冊である。

  •  最近まったく同じことやってるから読んだけど、王様の文章ぱないっすね! なんつーか、エッセイストとしての文体の露悪的に過ぎるところが、王様の文章に負けちゃってる気がするし、いちいち茶々いれんなよ、みたいな感じでちょっと鼻につくんだけど。
     王様は王様王様言ってるけど、言葉鋭いし、その鋭さが別にコンテクストへの配慮を一切欠いたようなぶったぎり(大体ぶったぎりってそういうのが多いよね)じゃないから、別に偉そうとは全然感じなかったし、技術的な言及が多いから、おお、こうやって読むこともできるのか、と、勉強になることも少なくないんじゃないすかね。
     面白い、良い本です。

  • 古今東西の名作小説をこれでもか、これでもか!と切りまくった王様(大学時代の著者)の読書感想記。
    それに対する著者(現在)の、ツッコミという名の解説(と謝罪)が軽妙で面白いです。その作品を読んだときの衝撃ぶりとか、何年も前のことをよく覚えてるなぁと感心しつつ。
    でもトーフスキドスエで噴出したのは、ちょっと悔しかった…。

  • 早稲田大学生原田宗典が大きな体で小さなノートに書き込んだ膨大な量の書評たち。

    自意識のカタマリと若さに任せて文豪たちの傑作をバッサバッサと切り捨てていくその様子は
    逆に読者を清々しいくらいの気持ちにさせる。

    自分には絶対出来ないけど。

    一風変わったブックガイドとしてどうぞ。

  • 091014(t 091119)

  • まず表紙w
    なんじゃこりゃ〜
    そしてこれを出版した宗典さんに拍手。

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著者プロフィール

作家

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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