東京装置 (幻冬舎文庫 こ 8-3)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344402997

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  • 地上202メートル。東京都庁45階展望台。地上に動く人の姿は見えない。ここに立って飽きることがないのは、そこにあまりに膨大な情報が詰まっているから。この茫漠と広がった大地を、東京装置と呼んだ。装置はとても危うい波の上を漂っている。あたかも観賞用熱帯魚の入った水槽のように。生まれ育った土地を離れ、東京に住む二十代、三十代のストーリー。そして東京の写真群。

  • 何年かに一度、無性に読みたくなる一冊。知らない街にワープする。

  • 先輩にいただいた本。

  • 若い人は、日本には未来はないってたいてい思ってるのに、でもここで暮らしてるもんです

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著者プロフィール

1968年長野県生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。新聞社カメラマンを経て1991年独立。アジアを多く旅して作品を制作する。また近年は日本国内の祭祀、自らの故郷である諏訪地域などを撮影している。紀行、ノンフィクション、小説なども執筆。近著に『まばゆい残像』『孵化する夜の啼き声』『深い沈黙』など。1997年『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞、2013年『遠くから来た舟』で第22回林忠彦賞を受賞。2021年に初監督映画作品『トオイと正人』で国際ニューヨーク映画祭、南京国際映画祭入賞。東京工芸大学芸術学部写真学科教授。

「2021年 『深い沈黙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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