転生 (幻冬舎文庫 ぬ 1-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344403246

感想・レビュー・書評

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  • 心臓移植のことについて少し意識が高まった。怖いものだけじゃなくて、色々書けるんだね〜。作家ってスゴイ。

  • 勿論貫井氏の作品なので水準以上です。面白いです。ただ、このような謎解きの王道かつ爽快感のあるエンディングを氏の作品に求めていないので、少し肩透かしをくらった感じです。氏の作品だけに辛めで評価3で。

  • 心臓移植手術を受けた主人公に、ドナーの記憶がチラホラと付きまとう。

    勿論、気になってしょうがない主人公は色んな手を使ってドナーを探り出そうとするのだが!?

    心臓移植の仕組み等が作中で解りやすく解説されています。

    主人公の思考にちょっとヤキモキさせられますが、それはそれでOK

    東野圭吾の変身を思い出しました。

  • 東野圭吾さんの”変身”と似た様な作品で、脳ではなく心臓を移植された大学生が、移植後の違和感を手掛かりにこの”違和感”の謎を解いていきます。命の順位、命の移植、色々考えさせられます。

  • 2015/02/22
    先がどうなるのか気になってどんどん読み進めるうちに期待が膨らんで、最後若干物足りなさを感じてしまった。

  • 臓器移植に関するミステリー
    最近よく移植してから観るようになった女性とのすてきな出会いの話と一瞬思いそうだが、やはり違った。
    だんだん緊迫した雰囲気になる。スピードがあまりにも早くてさっと終わってしまった感が残ったが、ちがった貫井さんの小説の雰囲気を楽しめた。

  • 心臓移植手術後に好みが変わったり,会ったこともないような女性の夢を見るようになった青年が,自分の心臓を提供したドナに興味を持ち,やがて衝撃の事実に突き当たる。
    テーマといいタイトルといい,東野某のアレのような話かとおもいきや意外に社会派。
    後味は良し。

  • 主人公は心臓の移植手術を受けた男性。
    彼は手術後、食の好みが変わり、知らないはずのクラシックの曲を知っていたり、描けないはずの絵が描けるようになる。
    さらに見知らぬ女性と過ごす夢を見るようになる。
    あまりにリアルなこの夢は、そして嗜好と特技の変わりようは自分に心臓を提供したドナーのものではないか?
    夢の中の女性こそがそのドナーではないか?
    彼女に次第に淡い恋心を抱くようになった彼はドナーについて独自に探り始める。
    そして浮かび上がってきたのはある組織の存在だった-。

    ドナーの記憶を移植を受けた人間が受け継ぐ。
    似たような話をいくつか読んだ事があるな~と思いながら読み進めました。
    ただ、それらの話では移植されたのは脳だったけど、このお話では心臓というのが違うし、それが話の主題ではなく先の話があるというのも違います。
    多分、この作者の事だからそこでは終わらないだろうと思っていたらやっぱり・・・。

    この話、進行が遅くて、読んでいて時折眠くなりましたが、ラストに近づくにつれて急展開で話が進みます。
    段々というよりラスト近くで一気に面白くなる話で、登場人物も魅力的ですが、その魅力的な登場人物があまり効果的に使われてないのが残念だと思いました。
    こういう事って本当にあるのかもな・・・という話です。

  • 最後まで飽きずに読めました。
    予想したラストではなかったから尚更。

  • なんか、やけにすんなり進むお話???

    もうひと癖ほしいかな。

著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。「症候群」シリーズ、『プリズム』『愚行録』『微笑む人』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり(上)(中)(下)』『紙の梟 ハーシュソサエティ』『追憶のかけら 現代語版』など多数の著書がある。

「2022年 『罪と祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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