竹中教授のみんなの経済学 (幻冬舎文庫 た 21-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344403628

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  • ・資本主義経済全般について、日本の現状(2000年当時)や経済的な近現代の歴史について、普通の家庭の老若男女(=みんな)が抱く身近な話題や疑問を入り口にしてとても分かりやすく説明されています。さらっと読めます。さすがにもう自分にとっては知っているような話ばかりで大して為にはなりませんでしたが、経済について知りたいと思っている高校生・大学生や新人社会人が読むのには適しているのではないでしょうか。しかし、分かりやすい語り口の中に、いわゆる新自由主義的な著者の学問的・政治的主張がこっそりと忍び込んでいるのには注意が必要かもしれない。時期的に竹仲が小泉政権とともに政治の世界に入り込んでいくあたりだし。その辺もさすが。こういう経済学の議論を聞いて感じる違和感って、豊かさを全て金額で扱ってしまっているところかな。それが信念なのだろうけど。

  • 081118(s 081216)

  • 2/17読了。

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著者プロフィール

1951年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部教授、慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所所長。経済学博士。一橋大学経済学部卒。日本開発銀行、大蔵省財政金融研究所主任研究官、ハーバード大学客員准教授等を経て、現職。2001年小泉内閣で経済財政政策担当大臣、2002年に金融担当大臣、2004年には郵政民営化担当大臣を兼務。2005年総務大臣。この間、2004年には参議院議員。2006年小泉内閣の解散とともに辞職。著書に『研究開発と設備投資の経済学』(1984年、サントリー学芸賞受賞)、『対外不均衡のマクロ分析』(1987年:共著、エコノミスト賞受賞)、『日米摩擦の経済学』(1991年)、『民富論』(1995年)、『経済ってそういうことだったのか会議』(2000年:共著)、『構造改革の真実――竹中平蔵大臣日誌』(2006年)、『闘う経済学――未来をつくる[公共政策論]入門』(2008年)、『改革の哲学と戦略――構造改革のマネジメント』(2008年:共著)など。

「2013年 『パターン・ランゲージ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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