女王の百年密室: GOD SAVE THE QUEEN (幻冬舎文庫 も 3-3)
- 幻冬舎 (2003年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (606ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344403765
感想・レビュー・書評
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「僕」がたどり着いたのは、うそみたいに美しい女王が統治する、幸福で豊かでなんの争いも起きえない国。そんな理想郷――。
表題にあるとおり、完全なる「密室」での完全犯罪。
推理小説というよりは、SFを読んでいるような。
推理小説的トリックを暴くことに夢中になるというよりは、この理想郷の秘密に惹きつけられるのです(・ω・)これは一気に読んじゃいますね!
「イエスかノーか、
そういう問題じゃないんだ」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私の持っている版はこれですが、ハードカバー版か新潮文庫版がおすすめ。
というのは表紙の写真がとても良いからです。
こういう話は文字だからこそ、と思っていたら、スズキユカ氏が素敵にコミック化されているので
そちらも是非。
あと、かつてラジオドラマにもなりました。(NHKの「青春アドベンチャー」で流れていた) -
女王シリーズ1。<br>SF?なのかな。世界観が良い。クスリ、とさせられるところも。<br>ミチルとロイディの会話がとても良い。
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女王の統治する楽園には「死」は訪れない・・・読後に現実が幻想に侵食されるような森ワールドとミチル・ロイディの気の利いた掛け合いが良い、近未来ミステリー。
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読み始め、人物の名前が聞き慣れなくてストーリー云々の前に、人物がゴチャゴチャになってしまうんじゃないだろうか…って思ってました。しかしそんな事はなく、出てくる登場人物ひとりひとりにとても個性と存在感とがあって、ぐいぐいストーリーに引き込まれました。この世界観だからこそ出来るようなタネや仕掛けがとっても新鮮でした。