MADE IN HEAVEN Kazemichi (幻冬舎文庫 さ 1-22)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404045

感想・レビュー・書評

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  •  事故で亡くなってしまった少年が、体の大部分を機械に入れ替えられ、「再生」されてしまう……という、設定だけ見れば、ちょっぴりSFチックな話(苦笑)
     でも、中身はちっともSFっぽくはなくて、ものすごくヒューマンドラマ。
     体の中身はほとんど機械だけど……きっと、風道は誰よりも人間っぽい気がします。

     好きな恋人との別れを惜しんで……。
     妹とを大事にしてて……。

     きっと誰よりも人間っぽい。
     風道の両親よりも誰よりも。

     でも……風道の両親も誰も彼も、あれもあれで人間だからこその、弱さなのかしら……?
     よくわからない。
     ただ、これだけは言えるのはきっと。

     どこもかしこも機械だらけの風道だったけれど……。
     彼は確かに人間だった……ということ。

  • juri編とセットだけれども、こちらの方が一種SFっぽくて読みやすかった。
    ぽいだけでアラはいろいろあるけれど。

    どちらも子供時代がキーポイントなんだろうなぁ。
    若い思考を書くのはうまいんだろうと思った。
    続けて数冊読むとちょっと若さ酔いをおこす作家さんかもしれん。

  • カゼミチ視点。物語の核心が描かれてるので、Juri編を先に読んでからだと徐々に真相が分かってきて非常に面白い。SFチックなのに妙にリアルに感じるのは、感情移入してしまっているからなのか…桜井亜美作品でも逸材。

  • 友達に「本当に泣けるから!すばらしいから!」と薦められたものの・・・。この作品から桜井亜美をガンガン読みましたが、どれも駄目だったわ。
    「繊細なアタシ」が好きなんですね。「誰にもなれないアタシ」が好きなんですね。
    自分が嫌いな振りして自己愛強すぎるんだよコンチクショー。

  • Kazemichi→Juri→Juri→Kazemichiの順番で二度目を読みました

    やっぱりJuriの方がすき
    Kazemichiでは全体を通してジュリへの想いが描かれているのに、
    浮気なんてしないでほしかった
    ましてJuriを読めばジュリの一途さや、
    どれだけカゼミチのことを想っているかがわかるから、
    kazemichiでのカゼミチの裏切りはほんとに悲しい

    それにしても…
    どうしても読んでいる間、頭の中に浮かぶカゼミチの姿は小林俊になる

  • 切なくて純粋な恋愛模様というイメージを受けました。

  • 大きな怪我の直後に読んだこともあって、より心に残った。
    現実離れした設定だろうけれど、だからこそ純粋に「読み物」として読めるかもしれない。
    自分に置き換えるのはちょっと辛い。

    読み終えたら即『juri』を読むことをオススメしたい。

  • JULIの方を先に読んだからなあ。
    女の子はだいたいそうするよね。
    どっちもを先に読む、読むということはひとりの人生の中では出来ないから、そこはちょっと勿体なかったかナ。

  • 人をすきになることは
    こんなにも人を強くするのだろうか。
    ラストは切なすぎて、泣ける。
    私もこんなふうに愛されたい。愛したいっておもった。

  • 積読中!?

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