リカ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.50
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本棚登録 : 5394
感想 : 658
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404397

作品紹介・あらすじ

妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。しかし彼女は、恐るべき"怪物"だった。長い黒髪を振り乱し、常軌を逸した手段でストーキングをするリカ。その狂気に追いつめられた本間は、意を決し怪物と対決する。単行本未発表の衝撃のエピローグがついた完全版。第2回ホラーサスペンス大賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  •  これまで五十嵐貴久さんの著作を4冊(軽めの作品のみ)読みました。ただ、恥ずかしながら本作でデビュー、2001年第2回ホラーサスペンス大賞受賞、シリーズ化の事実を初めて知りました。

     いやいや本書‥‥、強烈です。ヤバいです。とんでもなく怖く、読みながらゾワ〜っとします。これを未読の方に薦めたら、絶対に恨まれるヤツです。
    
 物語は、妻子あるサラリーマンの本間が、出来心から出会い系サイトに手を出し、「リカ」と名乗る看護師の女性と知り合います。そこから、執拗で凄まじい付き纏いが始まり、行動がエスカレートしていく展開です。

     愚かな本間の自業自得でしょと、冷めた目線で読んでいても、次第に迫り来るリカの魔の手に怯えている自分がいました。ストーカー被害の心理や恐怖が、20年以上前の時代背景を加味しても、とてもリアルに描かれ切迫感がありました。
     ただ、中盤から終盤に進むに連れて、異様なほどモンスター傾向が強まり、非現実的な印象を受けました。個人的には、生身の普通の女の怖さに徹した方が、より恐ろしい作品になった気がします。

     意外性を帯びた結末は、最初から続編・シリーズ化を意識したものだったのでしょうか? 続きを読みたい気持ちともういいやという気持ちがせめぎ合っています。それだけインパクトのある作品ということなんでしょうね。
 
 ※本作は、「黒髪の沼」としてホラーサスペンス大賞受賞→大幅加筆修正、『リカ』と改題し単行本→「エピローグ」を加筆し文庫化 と変遷しているようです。

    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      ハピアワKさん(ごめんなさい、酷い略称)、こんばんは♪
      コメントありがとうございます!
      読みはじめは、こりゃあ⭐︎5つだなと思ったんですが、...
      ハピアワKさん(ごめんなさい、酷い略称)、こんばんは♪
      コメントありがとうございます!
      読みはじめは、こりゃあ⭐︎5つだなと思ったんですが、
      後半、リカのあまりのモンスター・不死身ぶりに、
      逆にドン引き? ギャグ? と感じてしまいました。
      私も続編読むか否か、未だに悩みます(笑)
      2024/01/28
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      お返事ありがとうございます、ハピアワKです
      (笑)
      私も途中から、リカは人間じゃないのか??と不審に思い、どう解釈したらよいのかわからなくな...
      お返事ありがとうございます、ハピアワKです
      (笑)
      私も途中から、リカは人間じゃないのか??と不審に思い、どう解釈したらよいのかわからなくなりました

      本とコさんのレビューは読みやすいので、結構参考にさせて頂いています
      これからもレビュー楽しみにしています(*´꒳`*)
      2024/01/28
    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      レビューは読みやすいだなんて、そんな〜
      なんてうれしい*\(^o^)/*
      褒められて伸びる性格です!
      自分では理屈っぽいと自省してるんですが...
      レビューは読みやすいだなんて、そんな〜
      なんてうれしい*\(^o^)/*
      褒められて伸びる性格です!
      自分では理屈っぽいと自省してるんですが‥‥
      今後ともよろしくお願いします(^^)
      2024/01/28
  • 作者の初読み。
    有名な作品なのは知っており、本屋さんに行くたびに気になっていた。

    私の想像と少し違い、期待値高かった分、
    後半が入り込めない…。。
    前半現実的、後半非現実的と乖離ありすぎで、いやいや、それ絶対無理でしょうとか、突っ込んでしまう自分がいたり、救急車のシーンとかまさに。
    えー?そんな力あるのー?とか。

    読む前は勝手に伊岡先生の「本性」みたいな流れなのか?と想像していたが、全然違う。リカは悪気ないから厄介だ、、
    けどこれ、20年前の出版なんですね、、。

    怖いは怖いですが、だんだん腹立ってきましたね笑
    リカも怖いけど、主人公には前半イライラした。
    葉子さんと亜矢ちゃんがかわいそう、その辺も後半途中から最後まで出てこなくて残念。


    非現実的なものや、ファンタジー、SFなどがおそらく苦手なのかもです、ホラーも苦手。お化け系の作品は絶対読めない。

    昔、口裂け女とか、マジで怖かった、それを思い出しました。リカ恐いけどなんかかわいそうとも思える、自分でどうにも制御できない、気づいていないんだろうから、、、。でも一気に読めます!

    読後感、気持ち悪さ残るので
    素晴らしい作品なのかもです。いやあでも上書きしたいので、リフレッシュにビール飲もうーと♪



    ※翌日追記編集
    なんだか、どうも気になってしまい、シリーズ買いたくなってしまう気が………
    振り切った感じが。リカの今度と生まれた頃と時代毎にシリーズされてるんですよね?

    ★★→★★★にします!笑

    • Manideさん
      なんなんさん、こんにちは。

      リカ恐いですよね〜。
      リカの感想を読むたびに思い出すので、
      なんなんさんも、この恐怖は永遠に残ると思いますよ。...
      なんなんさん、こんにちは。

      リカ恐いですよね〜。
      リカの感想を読むたびに思い出すので、
      なんなんさんも、この恐怖は永遠に残ると思いますよ。

      ‧⁺◟( ᵒ̴̶̷̥́ ·̫ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )

      これはシリーズ作品とのことですが、
      私は恐くて手を出せないでいます…
      2022/11/23
    • なんなんさん
      Manideさん、こんにちは。

      リカ読んでる最中よりも、読んだ後やみなさんの感想読んでからの方が恐怖です。

      突然いきなり現れたらどうしよ...
      Manideさん、こんにちは。

      リカ読んでる最中よりも、読んだ後やみなさんの感想読んでからの方が恐怖です。

      突然いきなり現れたらどうしよ。。とか恐いー!!
      最初★2でしたが、翌日★3にしたのも、そんな背景もあります笑笑

      ミステリーとかの恐怖と違いますよね、
      表紙も色も恐い!!
      2022/11/23
  • どうやらドラマを先に観ていたようで、読み進めていくうちに「あのリカだったか」と気付いた。

    しかしながら無論、原作の方が遥かに異常で残酷で正に狂気そのもの。恐怖に駆られ、煽られ、一気に読了。

    特に文庫版で加筆されたエピローグは衝撃的。
    本を閉じたとき、思わず『マジか』と呟く自分にハッとした。

    本格的な恐怖体験が味わえる作品であった。

  • リカ

    怖い…((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタ
    怖すぎる……!!
    頭にハッキリと映像が浮かぶとても読みやすい作品で、スピード感を感じる展開にあっという間に惹き込まれます。

    印刷会社に勤める42歳の本間は、同僚から勧められた出会い系サイトを始める。
    何人もの女にメールをし、数人引っ掛かればラッキー。
    そして「リカ」と名乗る看護師に出会う。
    メールの内容のやり取りも完璧で、声も良く、とても感じがいい。
    実際に会う流れとなったのだが、徐々にリカの本性が現れてくる…。

    完全なホラーミステリーです。
    この本を読んだ皆さんが声を揃えて「怖い」とツイートされているので、ホラー好きな私としては辛口な目線で拝読させて頂きました( - ̀ω -́ )✧

    2001年の作品という事で、時代はガラケー、パソコンはE-Mailでのやり取りが主流であり、FAXが存在する。
    その時代の出会い系サイトというと「胡散臭さ」が今より遥かに高い。
    妻子を持ちながらネット喫茶に通い、出会い系サイトにのめり込む主人公に呆れながらも、本書は全国の「本間」への警告となるのではないだろうか。
    (私も気をつけなくては…)(´-ω-`)フム

    冗談はさておき、
    次に「リカ」のストーカーの域を超えた、想像を絶する行為。
    刑事の菅原が言った言葉
    「無意識の悪意、無作為の悪意ほど、恐ろしいものはない」
    沁みました。
    彼女には、悪いことをしている意識が全くありません。愛情表現のひとつなのです。
    それを邪魔する菅原への悪意もどストレートです。子供のそれです。
    言動は分裂症患者のようで予想できるのですが、リカには何を言っても自分の都合のいいように解釈してしまう現代のメンタル弱り気味の人類には理想的なスキルを持ち合わせています。
    看護師なので医療の知識やスキルがあるのも怖さを引き立たせます。

    そして物理的なトコ。
    「リカ」の外見と身体能力の高さ。
    彼女、人間でしょうか…。
    現実的であるようなないような、ここがハッキリするともっと怖いのかもしれません。

    彼女の過去を知るとわかるのかもしれないです。
    続編「リターン」読んだらわかるのかな。

    ホラー好きにとって「リカ」が魅力的な存在になるのは分かりました。
    一歩足を踏み入れてしまった感覚ですね。
    貞子や伽倻子とはちょっと系統が違う恐怖。

    高岡早紀で映画になっていますが、こちらは期待しないで観ます。(観るんだ笑)

    • NORAxxさん
      Kaniさん、こんにちは^ ^
      kaniさんの本棚を見て勝手にシンパシー感じていた私なのですが、とうとう「リカ」を手に取っていただけて猛烈に...
      Kaniさん、こんにちは^ ^
      kaniさんの本棚を見て勝手にシンパシー感じていた私なのですが、とうとう「リカ」を手に取っていただけて猛烈に感動しております(笑)

      「女ストーカー」という言葉が恐怖の単語として十分な破壊力を持っていますが、リカはその筆頭を担っていると感じます。心理的な恐ろしさと人間離れしたオカルトは鳥肌モノですよね...

      リカは現段階でシリーズ六作品が展開されております!!過去がわかるのは三作目の「リバース」(※リカ BIRTH)になるので、是非読んでいただきたいです///

      因みに阿部寛と浅野ゆう子でも映像化されておりますが、こちらは完全にホラーに振り切った物になります。期待は...皆無で大丈夫な代物ですが...

      嬉しさが溢れて長文になってしまいました..笑 素敵なレビューをありがとうございます!!これからも楽しみにしております♪
      2022/05/23
    • Kaniさん
      NORAxxさん、コメントありがとうございます!
      シンパシー感じてくれていただなんてっ♡
      嬉しいです!ありがとうございます(*´▽`人)

      ...
      NORAxxさん、コメントありがとうございます!
      シンパシー感じてくれていただなんてっ♡
      嬉しいです!ありがとうございます(*´▽`人)

      「リカ」読んじゃいました笑
      皆さんが口を揃えて「怖い」って仰る意味が分かりました…((((;゜Д゜)))

      「リバース」は「リカ BIRTH」なのですね!
      これは見逃せません!
      情報ありがとうございます!!

      阿部寛と浅野ゆう子版の映画があるのですね。
      映画化すると、イメージと違ってしまう怖さもありますが、これはこれでアリ!な作品になっていて欲しいですね^ ^

      とりあえず最新なので、高岡早紀バージョンを観てみます。
      ドラマ版もあるみたいですねぇ。

      大好きな作品を共有し合えるのってとても嬉しいです!!
      こちらこそ、よろしくお願いします❀(*´▽`*)❀
      2022/05/23
    • NORAxxさん
      kaniさん、こんばんは^ ^ 夜分の返信になり申し訳ないです。 いつも本棚参考にさせていただいてます、こちらこそありがとうございます♪...
      kaniさん、こんばんは^ ^ 夜分の返信になり申し訳ないです。 いつも本棚参考にさせていただいてます、こちらこそありがとうございます♪

      「リカ BIRTH」だと勝手に思っているだけなのですが、誕生秘話であり、リカのゾンビ体質の謎も軽く語られているのでファンブック的な要素が強いです。むふふ、楽しんで貰えたら嬉しいです(*^^*)

      阿部&浅野さんは映像的に古そうでした。あまりのめり込めなかったです...。高岡早紀Verは最初こそ違和感がありましたが見続けてるとだんだん馴染んできてゾワゾワしましたよー:(´'v'):

      私もそう言っていただけてとても嬉しいです⸜( ´ ꒳ ` )⸝♡また遊びに来ますね。良き映画&読書ライフを♪
      2022/05/24
  • 女性ストーカー と言うだけで充分な恐怖を感じるが、何故ストーカーが恐ろしいのかを具体的に表してくれている。

    王道の恐怖をマンネリさせずこの恐怖はいつ止むの...とページをめくる手が止まらない。
    男性はトラウマになるんじゃないでしょうか。
    恐ろしいのに魅力的な彼女のファンが今一人増えました。

  • 【感想】
    フォローさせて頂いているkazzu008さんのレビューを読んで、気になって読みました。
    ※相当ネタバレ書いています!!また、ちょっとレビューの口調が砕けすぎていますが、作品自体とても面白かったのは事実です!!


    ちなみに、冒頭で書いたkazzu008さんのレビューは下記URLです。
    https://booklog.jp/users/kazzu008/archives/1/4344404394#comment



    いや、もう・・・読んでいて想像を絶するような絶望感。
    タイトルにもある「RIKA」からの攻撃を、どう防げばいいのか?
    ちなみに「RIKA」は幽霊でも貞子でも何でもありません。生物学上では「ただの人間」・・・のハズです。
    主人公の精神に異常をきたすレベルの留守番電話や、自宅への執拗な嫌がらせ、挙句の果てには主人公の愛娘を誘拐するなど、、、
    確かに行動のすべてが常軌を逸しておりましたが、終わってから顧みればまだまだマシで、むしろ可愛いものだったなぁと感じたほどです。
    そんな風に、はじめは執着心や独占欲が異常に強いストーカーなのかなと思っておりました。(勿論、それでも充分ヤバイです)
    ただ、、、、残念な事に、そうではありませんでした。
    上記では「ただの人間」と表しましたが、彼女はただの人間ではありませんでした。モンスターです。文字通りのモンスターでした。
    主人公が八方(発砲?)手を尽くしても彼女から逃れる事は出来ず、BAD ENDで物語の幕を閉じました。

    主人公・本間の頑張りとして・・・・
    ・電話がかかってこないようにするために、自分の携帯電話をブチ壊し、新しい電話番号にした。 
    ⇒一瞬で電話番号を特定され、変わらずの鬼電話される毎日。その他にも、自宅の住所や家族構成までも特定される。

    ・大学時代の友人が探偵をやっていたので依頼、RIKAを逆に監視しようと試みる。 
    ⇒彼女の過去の事件など、余計に自身の恐怖を煽るような情報を沢山GET。探偵の友人は、見事RIKAに惨殺されて散るという最期を遂げる。

    ・RIKAをデートという名のタイマンに持ち込み、女性相手に恥をかなぐり捨ててゴルフクラブを使用、物理的な撃退を試みる。
    ⇒一瞬RIKAを怯ませたが、その後助手席に乗せて警察に連行しようという愚行を犯し、案の定形勢を逆転されて監禁される。

    ・(主人公ではなく警察の頑張りだが・・・)拳銃で胸と腹の二か所を狙撃。これでようやくHAPPY ENDか?
    ⇒RIKAはそれで死なないのはもはや読者全員が知っている。それどころか、搬送中の救急車を脱出(同行している隊員や警察を殺害)し、本間を再度襲撃するという驚愕のバイタリティを見せる。

    本間のツメの甘さは決して看過できない大きな問題だが、都度RIKAが魅せる想像を超える結果に驚愕を越えてむしろ感動すら覚えたな・・・
    こんな怪物一体どうすればイイんだ。
    怖いというかね、読んでいて、そして今こうしてレビューを書いていて、もはやここまでくるとギャグレベルだと思えてくる。
    もちろん面白かったのですが、前半の現実感と、後半の非現実間の乖離がどうも・・・・
    人ってこうも現実的な展開から急に非現実になってギャップが生じちゃうと、もう笑っちゃうものなんですね。

    余談ですが・・・・
    「RIKA」の特性とか行動とか物理的なタフネスさを読んでいて、「どこかで見たことあるな~」と思いましたが、望月峯太郎の「座敷女」と似ているものを感じたのだと気づきました。
    (あっちの方が、主人公の男の子に何の落ち度もない分、可哀相ですが。)
    それか、浦安鉄筋家族の仁ママかな。

    他にも色々疑問はありますが、一番気になったのは、RIKAがどのようにして生計を立てているのか?
    お金持ちの娘という描写もあった事ですし、案外生活には不自由していないのかもしれませんね。

    何にせよ、娯楽としてとても楽しめました!!
    続編は・・・・・多分よまないかも(笑)


    【あらすじ】
    妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。
    しかし彼女は、恐るべき"怪物"だった。
    長い黒髪を振り乱し、常軌を逸した手段でストーキングをするリカ。
    その狂気に追いつめられた本間は、意を決し怪物と対決する。
    単行本未発表の衝撃のエピローグがついた完全版。第2回ホラーサスペンス大賞受賞。


    【メモ】
    p215
    「俺はそういういくつもの事件をただ見ていただけだった。だが、傍観者は傍観者なりに考えることがあるんだよ。見ているうちに、どうも人間てのはとんでもない生き物だと思うようになっちまったんだな。人間の心の中には、誰にもどうにもできない、闇のようなものがあると」
    闇。
    「俺だってお前だって、みんなそうだ。だがきっかけは何でもいい、どんなつまらないことでもいいんだ。あるとき、その闇がはっきりとした形になることがある。そして闇が心を覆い尽くしたとき、その人間の存在そのものが闇になっちまうんだ」

    • kazzu008さん
      きのPさん、こんにちは!
      読了お疲れさまです。
      思いっきり私を宣伝していただき(しかもリンクまで貼っていただき)ありがとうございます。
      ...
      きのPさん、こんにちは!
      読了お疲れさまです。
      思いっきり私を宣伝していただき(しかもリンクまで貼っていただき)ありがとうございます。
      確かに、後半はギャグめいていましたねリカ様は。拳銃で撃たれて死なないのはもう反則ですよね笑。

      そして詳細なレビューと主人公・本間の行動解析も参考になりました。
      いずれにせよ、夜遊びはいけないということですね。気を付けます(笑)
      今後ともよろしくお願いします。
      ありがとうございました!
      2019/09/25
    • きのPさん
      kazzu008さんのレビューを読んで、この本を取り寄せました!笑
      衝撃的でしたね、リカ様は。
      法や国家権力ですら、彼女を止める事が出来ない...
      kazzu008さんのレビューを読んで、この本を取り寄せました!笑
      衝撃的でしたね、リカ様は。
      法や国家権力ですら、彼女を止める事が出来ないのでしょうか?

      火遊びをしていると、いずれ僕たちもリカ様によって裁かれる日が来ちゃうかも・・・気をつけましょう!!笑
      2019/09/30
  • 怖かった…

    一介のサラリーマンの本間が、出会い系サイトで知り合った女性・リカのストーカー行為に追い詰められていく話。

    深い仲にもなっていないのに…この結末…
    言葉になりません。

    20年近く前に書かれたものなので、ネット環境とか古臭さは否めない。でも、そんなことどうでもいい。この恐怖は色褪せない。
    寝てる時思い出して、悪夢を見ませんように...

    それにしても、純粋な憎悪の臭気とは、どんな恐ろしいものなのだろう?

    kazzu008さんのレビューにやられて読んでしまいました。禁断の味を知ってしまったようで少し後悔してます(笑)
    でも、きっとシリーズ読破してしまうんだろうな。

    • たけさん
      kazzu008さん、こんにちは!
      ヤバい世界に足を踏み入れてしまいました(笑)
      怨みます(笑)

      Kazzu008さんのレビュー、いつも楽...
      kazzu008さん、こんにちは!
      ヤバい世界に足を踏み入れてしまいました(笑)
      怨みます(笑)

      Kazzu008さんのレビュー、いつも楽しみにしています。
      今後とも、よろしくです!
      2019/08/15
    • きのPさん
      たけさん、こんにちは。
      僕もKazzu008さんのレビューにより、この世界に足を踏み入れてしまった一員です。
      出来心とは言え、本間に落ち度が...
      たけさん、こんにちは。
      僕もKazzu008さんのレビューにより、この世界に足を踏み入れてしまった一員です。
      出来心とは言え、本間に落ち度があったのもまた事実。
      変な夜遊びはしないに越したことがないですね、くわばらくわばら・・・
      2019/09/24
    • たけさん
      きのPさん、こんにちは!

      この世界に足を踏み入れてしまいましたか!
      ご愁傷さまです...

      夜遊びの仕方にはお互い気をつけましょう(笑)
      きのPさん、こんにちは!

      この世界に足を踏み入れてしまいましたか!
      ご愁傷さまです...

      夜遊びの仕方にはお互い気をつけましょう(笑)
      2019/09/24
  • おいおい。これはいっちゃってるよ!振り切っちゃってるって!怖い方に!
    もう、ひたすらホラーです。怖くてもう手元に置いておきたくないから1日で読み切っちゃったよ。

    『リカ』シリーズは、ストーカーを描いている小説ってことと最近4作目の『リハーサル』が出版されたってことだけは知っていたので、本書のレビューは「ストーカー心理を加害者、被害者の両方の心の動きから描いた傑作、畑野智美の『消えない月』との対比でも書いてみようかな~」って読む前はのんきに考えてたんですよ。

    そしたら、もう!なにこれ!とんでもないよ、これ!
    冷静に「対比」とか、なに言っちゃってるの?バカなの?それどころじゃないんだって!

    あらすじとしては、妻も子もいる42歳の中年会社員が友人から勧められた「出会い系サイト」にはまっちゃって、何人かの女の子と遊んだりしていたんだけど、そのうち「リカ」という自称看護婦の女性とサイト上で意気投合し、自分の携帯電話の番号を教えたところから「リカ」の行動がエスカレートしていくって感じですね。

    まあ、あらすじだけ見ると、良くある不倫ちっくな話です。
    「妻子有りながら何やってんの?自業自得ですよ~」と一言で片付けられそうなんだけど、この「リカ」のキャラクターがやばかった。斜め上過ぎた。「サイコパス」の一言では言い表せないくらい怖かった。

    人間って、相手が自分の言うことを理解してくれると思うから「説得」っていう行為が意味を持つんだけど「リカ」に対してはそれが全く意味をなさない。
    言葉は通じているのに、相手に意味が通じないのはもう恐怖ですよ。

    この恐怖って、なんだろう。たぶん絶望感なんだろうな。
    言葉は通じるのに、全く自分の意図していることが通じない。
    相手が拒否するとか拒絶してくるとかじゃないんだよね。もう「通じない」の。
    こっちが「迷惑している」とか、「怒っている」とか、「痛い」とか、「苦しい」とかということを「リカ」は理解してくれないの。
    もう「リカ」の価値観だけで行動しちゃっているから。

    そしてこちらには「リカ」の価値観が全く分からない。
    これはもう、恐怖しかないです。
    これだったらよっぽどライオンに生きたまま食べられる方が理解できます。「ライオンはお腹が空いたから僕を食べるんだね、それは仕方ないよね」って(涙)。

    もしこの「リカ」に対して共感できる人がいるなら、たぶんその人は心理カウンセラーになれる素質があるので、すぐさまそちらの方面に進んでいただいた方が社会の為になります。でないと「リカ」本人になってしまう可能性があるので・・・。
    というか、この「リカ」が第4作まで生きながらえているのかと思うと、もう怖くて夜も眠れないのよ(笑)。

    それにしても、この本『リカ』。2002年に出版されていて、しかも著者のデビュー作なんだよね。このスピード感と圧倒的なストーリーテリング能力は凄いよ。ストーリーに古さが全く感じられない(スマホが無い時代の話だから、ガラケーとパソコンしかでてこないのは仕方ない。これは『古い』とは言わない。だって時代小説読んで「この話は古いな」って言わないでしょう←)。
    もうこの『リカ・ザ・ストーカー』シリーズ、2作目どうしようかな、怖いなぁ、読むの。でも「リカ」の結末は知りたいなぁ。もし勇気が出たら読むことにします(笑)。

    と言う訳で、本書は真夏の暑い時期でも完全にクーラーが必要ない精神状態にしてくれる超エコブック!
    夜中に家の戸締まりをせず、薄暗い状態にして一人っきりで読めばさらに効果的!!
    そこまでの度胸があるという人は、ぜひ、お試しあれ☆

    • kazzu008さん
      きのPさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      「臨場感あふれる凄まじいレビュー」なんて言われると照れてしまいますね(笑)。
      こ...
      きのPさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      「臨場感あふれる凄まじいレビュー」なんて言われると照れてしまいますね(笑)。
      この「リカ」シリーズは結構話題になっていたんですけど、完全にスルーしていたんです。でも4作まで出ているということで面白いのだろうと思い、今さら感爆発なんですが、読んでみたんです。そしたら本を閉じられないですよ、先が気になりすぎて(笑)。
      まあ、万人向けする本ではないとは思うんですけど、好きな人はハマると思います。
      ビジネス書を読む合間に、息抜きとして読む本としては最高だと思いますよ。
      きのPさんのレビュー、楽しみにしてますね!
      2019/08/06
    • くるたんさん
      kazzu008さん♪こんにちは♪
      ついにリカに出会ったのですね…。
      あの時の衝撃がよみがえってきましたよ。
      私、臭い匂いで(嗅いでないのに...
      kazzu008さん♪こんにちは♪
      ついにリカに出会ったのですね…。
      あの時の衝撃がよみがえってきましたよ。
      私、臭い匂いで(嗅いでないのに)即死しそうでした。
      ある意味、リカはポジティブシンキングでうらやましいな…なんて思ったり(笑)。
      2019/08/07
    • kazzu008さん
      くるたんさん、こんにちは!
      おお、くるたんさん「リカ」は既読だったのですね。
      そうなんです。出会ってしまいました。2巻も読んでみようと決...
      くるたんさん、こんにちは!
      おお、くるたんさん「リカ」は既読だったのですね。
      そうなんです。出会ってしまいました。2巻も読んでみようと決意を固めたところです(笑)。

      リカを『ポジティブシンキング』と評するところは、くるたんさん、さすがです。
      確かに、断られても嫌がられても全くめげないし、効いてない、自分のやりたいようにやる、ここまでできる人はなかなかいないですね(笑、いたら困るけど)。
      2巻を読むときは、僕も怖がるだけじゃなく、そういう観点も脳内にインプットしつつ読んでみます!
      2019/08/07
  • 友達に面白いよと勧められて借りた本。
    初めのほうは出会い系サイトでの
    メールや電話のやりとりを
    ドキドキしながら読んでいたのに
    リカが豹変してから呆然としてしまった。
    異形の人というか、そういう存在は
    何でもできてしまうのでずるい。

    怖かったし、絶対に映像では見られないけれど
    続編はもう読まなくてもいいかな。

    スティーブン・キングの
    「ミザリー」みたいな話ならよかったのに。。

    • moboyokohamaさん
      読んじゃったんですねこの作品。
      こんな事を書くと女性からのバッシングを受けそうですが、よく男の人が言う「女は怖いよ」の究極じゃないかと思いま...
      読んじゃったんですねこの作品。
      こんな事を書くと女性からのバッシングを受けそうですが、よく男の人が言う「女は怖いよ」の究極じゃないかと思いました。男だって豹変するヤバい奴はいるはずだしストーカーは男のほうがしつこそうですが小説や映画だと女性が悪役の方がいいのでしょうね。
      後に続く「リカ」シリーズは今のところ手が出ません。怖いですもん。
      2023/08/10
    • arue84 さん
      なるほど、、確かに究極ですよね。。
      実際リカのような人がいたら
      こわくて日常生活を送れません。
      とはいえ、もうちょっと普通?の
      人間像にして...
      なるほど、、確かに究極ですよね。。
      実際リカのような人がいたら
      こわくて日常生活を送れません。
      とはいえ、もうちょっと普通?の
      人間像にしてほしかったかな、とも思います。
      あまりにも異形すぎて、ひいてしまったので。
      この続きも友達から借りているのですが
      まったく手付かずです。とほほ。
      2023/08/10
  • ❇︎
    リカ(RIKA)

    物語の始まり。
    始まりでありながら、既に最上級に怖い。

    出会い系サイトで若い女性を探していた本間の
    浅はかさや、ちょっと美味しい思いをしたい
    という身勝手さにはほとほとウンザリするので、
    やったことは自業自得として切り捨てたとしても、
    あまりにもリカが怖い。

    リカの人を超えた異常さは、ホラー以上に
    存在そのものが恐怖です。

    リカのやることなすこと全てが怖いし、
    残酷な描写にも目を覆いたくなるのに、
    続編を読もうと思ってしまう程の
    強いクセ感があります。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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