MBO: マネジメント・バイアウト (幻冬舎文庫 う 2-4)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 224
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404403

感想・レビュー・書評

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  • 小野里を「しょぼい」とばっさり切り捨てられる器の大きさは自分にはないなあ。それにしても、現代というのはかくも複雑な時代になっているのですね。ファンドというものの冷酷さが印象的です。

  • 大手企業の買収劇と、それに翻弄されるサラリーマン社長の姿を描いた金融小説。小説を読みながら、マネージメントバイアウトの仕組みがなんとなく理解できるので、そういったことに興味がある人への入門書として、オススメ。ただし、中身はお金に纏わるドロドロした話なので、そういうのが苦手な人にはあまりオススメできません(>_<)

  • 2011/09/16
    久しぶりに小説読んだけど、ビジネスに携わってから企業買収系の
    小説読むと昔よりリアリティあっておもろいなー。
    社長とかやってるともっと身近なんやろうけど。
    頭ん中で関係図描く訓練にもなる!

  • よくある企業小説。
    百貨店のサラリーマン社長が第三者割当増資を行って
    ワンマンオーナーから経営権を奪うというもの。

    MBOについて分かりやすく説明されている。
    ウォール街のファンドの立ち位置などもリアリティがあり、
    MBOに興味ある人が読むと良い本。

    MBOは今では珍しくないが、発刊された2003年当時では珍しかったろうに。
    5年くらい前に読みたかった本。

  • 老舗デパートの雇われ社長が独裁オーナーに反旗を翻す。MBOを用いた小説ははじめて読んだので面白かったです。オーナーが変わって一安心という訳にはいかないのが経営でしょうか。難しいねぇ。

  • 「Management Buyoutとははなんぞや」っていうことはビジネススクールのPrivate Equityの授業で習ったけど、実際どんなドラマが繰り広げられているかを知りたくて読んでみた。
    この作者が弁護士ということもあって、訴訟時の弁護士のやりとりに主眼をおいているような感じがした。ストーリー的にはまぁまぁだったけど、MBOにまつわる人間の動き方と、ファンドの役割が分かってそれなりに勉強になった一冊だったと思う。

  • 薄い

  • 解任寸前のギャラクシー・デパート雇われ社長・小野里は、巨大グループのオーナーを相手に経営権乗っ取りの勝負に出た……。MBO到来のビジネスウォーズを予見した傑作・企業法律小説!

  • ・・・ギャラクシー・デパートを買収することです」−解任寸前の雇われ社長・小野里は大木弁護士の助言に躊躇した。MOB
    戦争を告げる企業法律小説。

  • 大阪から東京に戻る時に本屋で購入した本。タイトル通りMBOについての流れをつづっている本。ビジネスの事って本にしにくいんだろーなぁって思う。現実に起きてることだし、『本』としての面白みにはやはり『ビジネス文庫』は厳しいかも。けど、晴れて会社を我が物とし、また危機に直面した時の主人公の迷いや、自分自身のレベルというものを考えてる部分は、『人間味』というのがものすごく出てて面白かった。MBOって何ぞや?って人も読んでみるといいかも。

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著者プロフィール

弁護士、作家/1949年生まれ。東京大学法学部卒業後、東京地検検事、広島地検検事を経て79年に弁護士に。現在、M&Aやコーポレートガバナンス、不動産証券化、知的財産、情報管理、国際訴訟などで定評のある牛島総合法律事務所代表。日本生命保険社外取締役、朝日工業社社外監査役、一般社団法人東京広島県人会会長、NPO法人日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク理事長。97年に『株主総会』で小説家デビューしベストセラーに。『社外取締役』『少数株主』などの企業法律小説やエッセイも多数。近著に『日本の生き残る道』(幻冬舎)がある。

「2023年 『会社が変わる!日本が変わる!! 日本再生「最終提言」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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