厳格に訊け! (幻冬舎文庫 こ 2-24)

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  • Amazon.co.jp ・本 (508ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404427

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  • 16歳の村田達也は、3歳のときに父親が家を出て以来、母と2人で暮らしています。ところがそんな彼らのもとに、とつぜん父親の村田厳格が帰ってきて、人々の悩みに耳を傾け、ときに優しく、ときに厳しく、しかし多くの場合はいい加減なアドヴァイスを授けていきます。

    やがて厳格は、大資産家である煩野家のブレーンである「御安心軍団」や、強権的な教育をおこなう教師の江呂井と戦っていくことになります。

    「ゴーマニズム宣言」の連載の中ではっきりと保守の立場を取ることになった後年の著者が見たらどう感じるのだろう、と思ってしまうようなところもあり、もちろん「ゴー宣」にも一貫しているような考えが表明されているところもあって、そういう意味でも興味深く読みましたが、やはり純粋にギャグマンガとして楽しんで読める作品でした。

  • えーと、一時期、人の悩みを聞いてて相談に乗るのがマイブームな時期がありまして、その時は、なんか、自分が「人生の達人」みたいに思っているわけです。

    でも、聞けば聞くほど、まあ泥沼でしょーもないものだということに気がついたので(極端ですな)、今は、人の悩みはあんまり聞かないことにしています。

    人のことを考えるのって、すごいパワーがいることで、そういう意味で、この厳格和尚や、小林よしのりというのは、すごいパワーの持ち主だと感じます。

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著者プロフィール

1953年8月31日生まれ。1975年、福岡大学在学中に初めて描いた漫画『東大一直線』が赤塚賞の最終候補で落選するが、雑誌に掲載され、大ヒットとなる。『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』など話題作多数。
●主な著書
『新ゴーマニズム宣言10』(2001、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special 台湾論』(2000、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special「個と公」論』(2000、幻冬舎)、『ゴーマニズム宣言9』(2000、幻冬舎)、『朝日新聞の正義』(共著、1999、小学館)、『自虐でやんす。』(1999、幻冬舎)、『国家と戦争』(共著、1999、飛鳥新社)、『子どもは待ってる! 親の出番』(共著、1999、黙出版)、『ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル』(1998、幻冬舎)、『 知のハルマゲドン』(共著、1998、幻冬舎)、『ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論』(共著、径書房)、『教科書が教えかねない自虐』(共著、1997、ぶんか社)、『小林よしのりのゴーマンガ大事典』(1997、幻冬舎)、『小林よしのりの異常天才図鑑』(1997、幻冬舎)

「1997年 『ゴーマニスト大パーティー3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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