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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
久々に小説を読んだのだけれどもコレは面白かった。様々な立場で語られることで描かれる共同生活というギミックとやんわりと顔を現す恐さ。読み直したらまたきっと違う印象があるんだろうなこれは。
最終章の展開が急でいまいち分からなかった。
どっかに伏線あったのかなぁ・・・?再読しないといけないかも。
人というのは多面体の生き物だから、私が見ているAとBが見ているAは同じAでも全く違う人なのかもしれない。
万人に認知されるAという人はいなくてAの周りの人の数だけAは存在するのかもしれない。
多面体の生き物が同じように多面体の生き物達と共同生活するとこうなるんだろうなぁ…。という印象。
自分は八方美人というよりは都度都度相手の求める自分に擬態するカメレオンなのではないか、と考えていたところだったので大変タイムリーな小説だった。
知人と吉田修一作品の話をしていた時、「吉田修一は日々を淡々と描いているイメージがある」と言った私に、「きっとこれを読んだら印象が変わるよ」との言葉と共に知人が勧めてくれた1冊。 結論からいうと、まさにその通り。 ほとんど最後まで、何の変哲もない(と言ったらあれですが)、私の思っていた「吉田修一作品」でした。ルームシェアをしている5人の一風変わった男女の毎日を描いた作品でしかないのです。... 続きを読む »
もう一度読もう!と思わされた小説。
わたしは先に映画を見たので(映画はすごくよかった。映画がよかったから原作を読もうとおもったくらい)その肉付けのようなかんじで読んだのだけれど、ぜったい小説から読みなさい!というひともいるかも。
登場人物はほぼみんな、平凡なのに陰がある。でもきっと人間はみんな陰があるのかなとおもった。その「陰」が平凡な日常に見えたときが、こわい。
(もう一回読み直してから改めて感想を書きたい!)
年齢、性格、境遇、価値観、それらがすべてバラバラな男女4人が一つの部屋で暮らしている。
話はそれぞれの登場人物の視点で章が変わり話が進んでいく。なので読んでいくうちに、登場人物の詳細が明らかになっていき、どういう人物かが見えてくる。
この本の解説者が書いている通り最後の最後まで読み終わった後、この本は怖い本だと感じる。ホラーなどそのような類の怖さではなく、人のつながりに関する怖さだ。最後までキチンと読むことでこの人たちがなぜ一つの部屋で暮らすことが出来るのかが明らかになるだろう。
2LDKで同居する若者五人の物語。描写やテンポが上手いなと思った。それぞれのキャラクターも語り口も描き分けが巧み。ラストシーンも意外で読み返す人も多いんだろな。
同居人の人間関係の心地良さと、さらりと漂う不穏な気配。
非常にテンポが良い分、あっさりと読み終わってしまった。
二度目、三度目に読んでこそ味わいが出る作品なのだろう。
あっこれって『悪人』書いた人なんだーと読み終わって気付きました(汗)
これは映画の方が良かった気します。
最後のシーンの表情とか台詞とか未だに残ってるし。
5人のただ普通の日常がそこにあるだけ…。そう思ってたけど。最後怖いよー(笑)なぜそうなる?みたいな…。また読み返してみたいと思う。
前に吉田修一の本を読んだときは、内容は悪くないのに文章にのれなくてあんまりだったのですが、
これは文章がすごいあや好みでさくさく進みました。
良介の話がすき。
おおむね映画と同じような印象。それぞれちょっとずつキャラクターに奥行きがでてよかったです。
上手に映画化されてたみたいですね。琴ちゃんだけちょっと印象違うけど、エピソードがカットされた映画版には貫地谷さんでよかったのかも。
でも「青春群像劇の金字塔」って帯はどうなのか?
構成の狙いがよくわからない。
なぜここで?さっきのアレはいるのか?なぜこのオチ?という。
(読んだことのある『日曜日たち(★★☆☆☆』)も同じように感じたので、この人とは合わないのかも。)
ただ、ニヤっとする場面もあるくらい、個々のエピソードはとても面白いで、
結構夢中で読みました。
ストーリーとしては何かメッセージが込められているのだと思いますが、
そんなユーモア側ばかりに目がいって、考えられなかったです。
急な出張で本がなく、ふとiphoneのアプリにこの本が。
ボーッと読んでいたら、何事もなく終わってしまった。
何が問題で何が起きて何が言いたかったのか。。
まあ、こんな物語の本もありかもしれませんが、何だか平坦な一冊。
第15回(2002年)山本周五郎賞受賞作。ルームシェアでの男女4人の共同生活のなかに、ある日突然18歳のサトルが現れ住みつきはじめたことで、それまでの生活が大きく変化していく物語。
心地よい共同生活を続けられる方法は、お互いに深く干渉しないことであったが、サトルの出現によりみんなの本当の姿が露わになっていく。くせがある登場人物はみんな魅力があり好感が持てる。おすすめ。最後に怖いオチが待っている。
<構成>
1 杉本良介
2 大河内琴美
3 相馬未来
4 小窪サトル
5 伊原直輝
「まとも」であることが、人間にとって一番不自然な状態なのかもしれない。
だから人は、どこかでバランスを取ろうとする。
そこが、暗い場所でありませんように。
クチコミでどんでん返しがあっておもしろいってあったから読んだけど完全にまとはずれでした。
損した。
最後の一章でここまでら怖くなったことはないんじゃないかな。ホラーで片付けられる話ではなくて、これって現実に実際にあり得るし、このような人付き合いで溢れているかもしれない。性格の違い、趣味の違い、生い立ちの違い。様々な違いに囲まれて生活しているけれど、関心と無関心は一番大きなテーマだと思った。
読了後のなんとも言えない後味の悪さがすごくよかった。
深いようで浅い人間関係。
人のことなんて知っているようで知らない。
でも本当は知っているかもしれない。
どこにでもいそうで、どこにもいない同居人たちが形作るパレード。最終章の劇的な展開に静かにぞっとする。

ちょっと怖いけど、みんなそうなんじゃないかな?きっと。それが怖いね。





