嫌われ松子の一生(上) (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 2902
感想 : 388
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344405615

作品紹介・あらすじ

都内の2LDKに暮らす男女四人の若者達。本音を明かさず、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め……。

感想・レビュー・書評

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  • 感想は下巻で…

  • 何度も出会いがあり、別れがある。その度に選択肢でダメな方を選んでしまう…人生の岐路には決まって一時的な激情で判断してしまう。最初はちょっとしたつじつま合わせのつもりから、ボタンを掛け違い、どんどん数奇な人生を歩んでいく。誰にでも起こりうる、一つの人生だと思った。下巻が楽しみだ。

  • 「嫌われ〜」の後日談があるという事を最近知り、
    せっかくだからと再読。
    朧げに記憶はあるものの、のっけからこんなにヘヴィーな展開だったっけ?

    運がないとしか言いようがない。

    しかし風俗で働き始めた頃の松子は良い。
    一生懸命で好きだ。

    ここからがなぁ、読み進めるのがちょっと辛くなってくる。

  • 松子の恐ろしいほどの転落人生。まじめで不器用過ぎて、損な目に合う。最後どうなったか。

  • 一気に読んだ。
    最初、プライドだけが高くて不器用ですぐ男にはまってバカだと思ってたけど、単純に愛して欲しい、必要とされたいってだけだったんだなあ。
    切ない。
    運の悪さもあるけど、男を見る目のなさもだし、自分で不幸を招いてる。

  • 物語の展開を二部構成にして、松子の甥が殺された伯母の人生を探る部分と、松子の人生を辿り、語る部分を絡み合わせて展開する手法は巧みだなと思う。下巻に期待しよう。

  • 私も松子になり得る性格かもと思って恐ろしくなった。

  • 映画を先に観て,あとから原作を読みました。映画はカラフルなタッチのミュージカル仕立てなのですが,原作はもっと淡々としていて暗く重い。よくこの原作からあの映像を作ったなぁと驚きました。

    松子自身はとても一生懸命で頑張り屋なのに,不器用で,その時その時の選択が悪く,男運も無く…。どうしてこうなってしまうんだろう。
    松子はもしかしたら明日の自分かもしれないと,重ね合わせながら読んでしまいます。

  • 悲しい話

  • 上下巻読みました。
    僕は、この本めっちゃおもろいと思いました。
    読んでなくて、今このレビューを見てる人がいたら、是非読んでほしい。強くオススメします。

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著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。筑波大学大学院農学研究科修士課程修了後、製薬会社で農薬の研究開発に従事した後、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。2006年に『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化される。2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞を受賞。その他著作に『ジバク』『ギフテット』『代体』『人類滅亡小説』『存在しない時間の中で』など。

「2022年 『SIGNAL シグナル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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