永遠の仔〈5〉言葉 (幻冬舎文庫)

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著者 : 天童荒太
  • 幻冬舎 (2004年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344405844

永遠の仔〈5〉言葉 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 母に続き弟まで喪ってしまった優希、母と優希への愛情にもがき苦しみ続けた笙一郎、そして恋人を殺害されてしまった梁平。三つの無垢なる魂に最後の審判の時が訪れる…。十七年前の「聖なる事件」、その霧に包まれた霊峰に潜んでいた真実とは?〈救いなき現在〉の生の復活を描き、日本中に感動の渦を巻き起こした永遠の名作、衝撃の最終章!

  • 幼児期に受けた虐待からある事件を起こした3人が再会を果たす。 過去と現在を交互に進め、二転三転する展開と心の葛藤を描く物語。
    本作は5部作のうちの5作目。

    人によって児童虐待を視点にする人が多いかも。
    私の場合は「知るべき真実」とは何だろうと考えさせられました。
    互いを思いやりすぎたばかりに「知るべき真実」を知れなかった。
    この真実を知っていたらきっとこんなことにはならなかったろうに。
    とても悔しいし、切なくなりました。

    作品はなんか力を感じました。
    現代の私たちにも通じるメッセージ性の強い作品だと。

    自分自身に悩んでいる人にオススメの作品です。

  • 先に読んだ『悼む人』における、人生で大事なことは
    「誰を愛し、誰に愛され、何をして人から感謝されたか」

    今作では
    「相手を認めること、相手から認められること」

    永遠の仔があって、10年経って、悼む人ができたんだと、感心し納得した。

  • 当たり前の愛情を、当たり前には享受できなかった人々の悲しい話。
    一応ミステリという体裁ではあるものの、ミステリ的な読み方を楽しむ小説ではないのは皆が一致するところではないでしょうか。

    私はおそらく当たり前に育ったことになるのだろうから、登場人物の心情・行動については理解できない部分もあったものの、重いテーマを読者に問い、深く考えさせられる作品であると思います。

  • 5巻あっという間だった。圧倒的というか…。奈緒子はジラフが戻ったことを知らずに死んで、モウルは優希に愛されていた事を知らずに死んで。なんとも哀しい。イフェメラや火傷の女の子の事も知りたいけど、物足りなさは感じない。せめて、残った二人で幸せになってくれたらよかったけど。優希とジラフがこの後ちゃんと生きていってくれたらいいな。

  • 再読なのに全然覚えていなかったな。
    精神的病気を持つ子供らが暮らす病院で一時期暮らしていて主人公と男の子2人、そこをでてからは大人になるまで会うことは無かったが、また三人で再開し過去と現在を視点を切り替えながら、話の真相は語られる。
    再読だからか、子供の時のトラウマが系の話を他でも読んだことが有るせいか、面白いとは思いつつも物足りなさを感じてしまったな。ラスト前の裏切られた感には「おおっ」と思う。ラストはもやもや感。

    後書きを読んで「こういう子供らが居ることを社会に認識させる」点では大きな役割を果たした小説なんだなと思う。著者の頑張りが心に残る。

    【心に残る箇所】
    私達は世界中的な参事と比べて、自分たちの日常的な悲しみや過ちを、ついつまらないことと言いがちです。
    けれど、決まりきった平凡な暮らしをしていても、次から次へと降りかかってくる問題は、深いところでは同じ根でつながっている場合も少なくないのでは

  • なんとも言えない読後感。
    ため息が出た。
    何が正解かなんて分からないけれど、最後の言葉が全てのように思える。

  • 再読。いよいよ最終巻。

    読んでて苦しかった。何回読んでもそれは変わらず。
    もう何もかもわかって、物語的には「解決」なんだろうけど、でもみんないなくなってしまって、残された者はどうしたらいいのか。でも言葉ってすごく大事で、最後の1行で優希と梁平に光をさしてくれてる気がする。手を差し伸べてる気がする。子どものころに差し伸べてあげたかったけど。。母親の手紙も。どんなに救われたことか。

  • どんどん3人の秘密が分かって来て先が気になって
    一気読みだけど、辛すぎる過去だった。
    ラストも切なく救われない感じもあったけど
    最後の言葉 生きててもいいんだ って強い
    メッセージが伝わる1冊だった。

  • 人に勧められた.久々に寝食を忘れて読み耽ってしまった.
    年末年始に一気に読んだけど,話が重すぎて全くめでたい気持ちになれない正月だったwww
    重くてページをめくるのが苦しいんだけど,続きが気になってしまった.

    人はみな誰かに認められたくて,受け入れられたくて,時に誰かを傷つけてしまう.
    承認欲求とはやはり恐ろしいものだと思う.ともすれば欲求が肥大化し,手を付けられなくなってしまう.
    承認欲求と上手に付き合っていくというのは難しいけれど,やはりとても重要なことだ.

    登場人物の心情を想像するのが辛くて,悲しくて.でも,想像する営みは,私達にとってとても重要なことなように思う.
    人の痛みに思いを馳せること.みんなが少しずつそんなことを出来れば,世界はもう少し優しくなるかもしれない.

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