悪の枢軸を訪ねて (幻冬舎文庫)

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著者 : 雨宮処凛
  • 幻冬舎 (2004年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344405851

悪の枢軸を訪ねて (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 実際著者の行動力には感心します。多少暴走気味の行動力が利用されているような気もしますが、極右から極左まで広がる人脈から見るとやはりそれなりの魅力のある方なんでしょう。イラクも北朝鮮も、あちら側のセッティングから見たレポートなのでかなり一面的で偏った視点だとは思うのですが、なにしろ情報の少ない国の内情を実際に見てきたわけで、興味深く読ませていただきました。イラクはその後アメリカとの戦いでフセインは処刑され、その後現在に至るまで混乱が続いています。本書の中にも記載されていますが、多くの女性や子どもが犠牲になっており、それはアメリカの支配下でもおそらく改善はされていないでしょう。彼らの正義、それは我が国も公式に支持している見解ですが、その結果をどう評価すればいいのか、やはり暗澹とした気持ちになります。

  • アメリカからの視点では「悪」と言われる2国を直接訪れた旅行記。
    著者の経歴等、いっぷう変わった視点から書き綴られており、興味深く読み終えた。
    物事の多面的な見方や、マスコミなどからの発信される情報があくまでも一方的な見方である事ががよくわかる。
    物事の善悪とは、見る角度に於いて異なり、国家同士の摩擦に於いていつも犠牲となるのは最下層の一般国民である事をあらためて感じた。
    天下国家を論ずる立場の人は、良く肝に銘じるべきである。

  • 著者の雨宮処凛さんは
    愛国パンクバンド「維新赤誠塾」のボーカルやら、自殺未遂イベント主催やら、人形作家やら、色々やってる人なんだなぁと思ったら、それだけでなくそれらの経歴を経て右翼団体入会まで………(;゚Д゚)!かなりアナーキーな方らしいです。。。

    現在は厚生労働省の研究会の委員に任命されたりと、貧困問題のシンボルにもなっているというゴスロリファッションに身を包んだ政治活動家とか…何者????

    ご興味あるかたは公式ブログ『雨宮処凛のドブさらい日記』へどうぞ。
    http://ameblo.jp/amamiyakarin/


    ※北朝鮮編も深い内容でしたが、どちらかと言えばイラク編の方が印象深かったので、イラク編のみのレビューです。


    9.11直後は大多数から正義と支持されていた湾岸戦争を仕組んだブッシュ側からではなく、悪の枢軸と呼ばれたイラク側の視点に立っての等身大レポート。(等身大のレポートとは言え、フセイン大統領の長男ウダイ・フセイン氏と会談したりと結構すごい内容ですが…)
    今更ながら湾岸戦争当時の一種集団催眠のような『多数決によるなんとなくの正義』の怖さを思い出させてくれた一冊でした。

    当時はただただマスコミが垂れ流す9.11の悲惨な映像だけに囚われ、ブッシュがイラクにやり返した事(なぜイラクなのかは言いがかりな訳ですが…)に対して訳の分からないまま少しだけスカっとした自分がいたことは正直否めません。

    湾岸戦争へ異議を唱える人たちが何年もかけてマイノリティからマジョリティとなっていったその経過を見てきた今ですら、
    マスコミのショッキングな記事タイトルに踊らされ、原発問題やリサイクル関連、食料自給率、その他諸々与えられた情報を即座に『=常識』と思ってしまう悪習慣はしっかりと残したまま。
    判断や意見をうまいこと言ってる他人にあずける事がラクで安心で心地よい、そんな一種の思考麻痺状態である事に今更ながら気づきました。
    どんなに正しく見える常識も一度は疑って自分の頭で情報を紐解き、そこで初めて判断するという当たり前のことを再考致したいと思います。


    なんか、こ難しいレビューになってますが、『悪の枢軸を訪ねて』自体の内容はポップで分かりやすく字も大きい。あっという間に読めてしまいます。それでいて深いです。

    ご興味ある方はぜひご一読くださいませ。




    それにしても最近何故か『湾岸戦争』関係のコラムを目にする機会が多いです。なんの偶然なんですかねー( ・Д・)

    そしてGoogle先生はなぜ「イラク」には関連キーワードを出してくれないのでしょうか?
    検索する人が極端に少ないのかな…

  • 昔図書館で読んだのを思い出したので。
    北朝鮮の国内事情の記述等おもしろかったです。

  • 北朝鮮の一般の方々は隠されていて知ることができなくて残念。

  • 1996年民族主義に目覚め、女闘士として活動家になった著者。98年には愛国パンクバンド【維新赤誠塾】を結成し、ボーカルを勤めているという。

    そんな珍しい経歴から、元赤軍派議長の塩見孝也氏からは「よど号グループの子供に会う」ため誘われ北朝鮮へ。そして新右翼団体・一水会の木村三浩氏からは「フェスティバルでのライヴ出演」に誘われイラクを訪れることになる。のちにブッシュ大統領から【悪の枢軸】というレッテルを貼られることになった北朝鮮とイラク。本書は、そんな2カ国を訪問した著者が、自分の目で見て肌で感じたことを見聞録風にまとめあげた作品です。

    床に父ブッシュの似顔絵が大きく描かれ、そこを踏まないと中に入れない超一流ホテルがあるイラク。街の景観を良くするために、なぜか街路樹に白いペンキを塗っている北朝鮮。こうしたTVや新聞などでは報道されないような興味深いトピックスが、その国の歴史を所々に織り交ぜながら書き綴られています。最後まで飽きさせない内容でしたよ。

  • 初海外旅行が北朝鮮、次がイラク・・・。
    ゴスロリパンクバンドのボーカルが突撃する、

  • 元右翼パンクバンドのボーカル,ゴスロリファッションを身にまとい,今は右翼を止め活動家の雨宮氏の北朝鮮,イラク訪問記.行った者でしかわからない貴重な記録.

  • 北朝鮮、イラク旅行編。二つの国の実情が分かる。個人的には北朝鮮編が面白かった(あ、面白がってはいけないか)作者がロリータファッションで行ってるのがすごい!かなりおススメ

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