愛の種。 (幻冬舎文庫 は 8-3)

著者 : 橋口いくよ

• 幻冬舎 (2005年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[vanjunさんの感想 · 2015年4月14日]

刺激的な表紙ですが、官能小説ではありません。
売れっ子芸能人になるため上京した女の子の物語です。
一生懸命努力すれば良い知らせが届くのか、それとも"運"が全てなのか。
あまり自覚する事はないかもしれないが、枝分かれした無数の分岐点を経て、今の自分がいる。
帰宅途中でいつもと違う角を曲がって駅に向かったら、取り巻く環境は全然違っていたかもしれない。
見えないけど、幸も不幸もそこらじゅうに落ちている。
映画『砂時計』や『吉祥天女』を小説化した作家さんのデビュー作です。

[ikuyosaoriさんの感想 · 2008年10月27日]

表紙絵が少女絵描き・アーティストの真珠子さん。

[ch1bakenさんの感想 · 2008年5月19日]

もう一度オーディションを受けるところが秀逸。

著者プロフィール

2001年『愛の種。』でデビュー。小説、エッセイ、脚本、作詞など、エンターテインメントから純文学までジャンルにこだわらず執筆。アニメ『少年ハリウッド』の全ての脚本と楽曲の作詞を担当している。

「2015年 『少年ハリウッド　－HOLLY　TRIP　FOR　YOU－』 で使われていた紹介文から引用しています。」