- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344406513
感想・レビュー・書評
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本の厚さから考えれないほど短時間で読めました。
主人公の心の中の葛藤や変化が、すごく上手に描かれています。
読んでいる最中に主人公に同感して一歩近づいたと思ったら、
そこまでは思わないなぁ とか一歩引いたり、、
してました。
前も何かのレビューで書いたけど、
何かを失ってからその価値に気付くことって悔しいけど
よくあることですよね…。
結局女性の本当の幸せとは何なのでしょうか。
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恋も仕事も順調だった三一歳の怜子は、五年付き合い、結婚も考えていた耕一郎から突然別れを告げられる。失恋を受け入れられず、苦しむ怜子は、最優先してきた仕事も手に付かず、体調を崩し、精神的にも混乱する。そして、友人の「好意」から耕一郎に関するある事を知らされた怜子は…。絶望から再生までを描き、誰もが深く共感できる失恋小説。
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その気持ち、分かる。すごくよく分かる。
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面白かったです★
唯川さんの作品はこれが初めて読むのですが、
女性の心理描写が共感できるものばかりでした♪
30代の女の人の考えてることってこんな感じなのかな-?? -
コレと言った盛り上がりは感じられなかったのですが、誰でも陥りそうなココロの闇が細かく描写されていたかと思います。初めての唯川作品ですが文章が読みやすかったかな。
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将来を約束していた恋人に突然振られる。足元の土台が崩れて、仕事も恋愛もうまくいかなくなる。そして主人公が取った行動は。。実際には行動できないと思うけれど、共感できる面が多々ありました。別れるときは優しさをみせて、曖昧なままなのが一番タチが悪いのね。
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深い内容である。
人によっては暗い内容とも怖い内容ともとれるけど僕はそうは思わない。
主人公である玲子のような気持ちの移り変わりであったり、その時々の心情は男女問わず誰しもが共感できるものだと思う。
他人が恋に愛に惑わされているとき人はそれを客観的に評価できるけど、いざ自分がその当事者となったとき、如何に脆くも崩れてしまい易いかを描写した小説である。
「恋は一人でも出来る、でも愛はどうですか?」
それがこの小説のひとつ隠れたテーマではないか。 -
「たとえ別れてしまっても、
出会わなかったことより確かな意味がある」
無言電話の相手との会話が印象的だった。 -
おもしろくて、すいすい読めた。令子はつらい時期がたくさんあったけど、すごく人間的に強くなった気がする。
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30過ぎの女性が突如、恋人から別れを告げられる。今まで描いてきた将来の青写真は?
彼女のパニックになる様が非常にリアルで、共感できる。
おかしいなんて言っていられない。ラストに救いがあるのはうれしい。
唯川さんの本の中では好きな方です。