砂の狩人 (下) (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 648
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344406797

作品紹介・あらすじ

新宿に厳戒令。中国人マフィアと暴力団の全面戦争が始まった!殺された組長の子供は、口に携帯電話を押し込まれていた。中国人の仕業だと暴走した暴力団員、血染めの応酬をする中国人マフィア、緊急配備につく機動隊…。ついに警察庁の女性キャリア刑事は、に禁じ手の拳銃の使用を許可した。…神よ、あなたは一体何人死ねば許すのか?

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!登場人物もどんどん増えて、次から次へ新事実がわかっていって、最後まで予測不可能のドキドキでした。

  • 警察官を辞めた西野。
    最後は命を落としてしまう
    キャリアの女警視も取り調べ中自殺
    最後は悲しい幕引き。

  • 中国人とヤクザ、警察それぞれの思いが交錯する。後半は息詰まる展開から、一時は落ち着いたように見えたが、ラストまでは怒涛の展開で一気読み。最後は、第一弾と同じく結局、佐江しか残らず、無惨な結末に。それでもシリーズは続くのか。。。新宿鮫とは異なり、ヒーローが花火のように散るのは切ない

  • 大沢在昌先生の作品で、部隊が新宿、主人公が一匹狼の(元)刑事であれば、面白いに決まっています。
    実際読んでみて、最初から最後までドキドキですごく面白かったです。

  • 狩人シリーズ第2弾。元刑事の主人公が、暴力団組長の子女連続殺人を捜査するハードボイルド。

  • 前の狩人シリーズとは、また少し異なった主人公でしたが、魅力的でした。

  • ハラハラドキドキしっぱなしの下巻でした。
    権威と権力が入り混じるパワーバランスは、読んでいて唸るばかり。

  • 2021/10/03 111読了

  • 予想通りの最後で悲しかった

  • 下巻は一気に読み切った。読まずにはいられなかった。

  • 新宿に戒厳令。中国人マフィアと暴力団の全面戦争が始まった!殺された組長の子供は喉に携帯電話を押しこまれていた。中国人の仕業だと暴走した暴力団員、血染めの応酬をする中国人マフィア、緊急配備につく機動隊…。ついに警察庁の女性キャリア・時岡は、“狂犬”に禁じ手の拳銃の使用を許可した。

  • 死ぬ運命、滅びの親子

  • 上巻が面白くて期待し過ぎたのか、下巻で犯人の目星がつき始めたあたりで、がっくりきた。
    時岡、氏森の動きにも違和感がある。何故そうなる?
    佐江、西野にもなんだかもやもやした。
    唯一、原が良かった。主役喰ってたな。

  • 暴力団組長の子供を殺した犯人に徐々に近づいていく。
    だが、そこには多くの血が流れる。
    暴力団、警察、中国マフィアが入り乱れ、激しい抗争が続く。
    そして犯人が明らかになる時がやってくる。
    展開も激しくなり、頁を捲る手も早まった。

    2014.11.14

  • これもまた秀逸。どっぷりとはまってしまう。

  •  
    キャリア二人組があまりに自分勝手過ぎてどうしようもない。
    最後は死人に口なしという形になったが、
    これで組織が守られたと言えるのだろうか。

    主人公側の疾走ぷりは、
    ちょっと無理があると思いつつ引きこまれて読んでしまう。
    現実ではこんな組み合わせはないのだろうけれど、
    それ故に面白い。

    ラストがあっさりなのはいつものことなので、
    それほど気にならないが。

  • 女性の描き方がいまいちでした。

  • 狩人シリーズ第二弾

    北の狩人より、砂の狩人の方が面白かった。佐江の渋い感じがたまらなく良い。

  • 新宿に戒厳令。
    中国人マフィアと暴力団の全面戦争が始まった!
    殺された組長の子供は喉に携帯電話を押しこまれていた。
    中国人の仕業だと暴走した暴力団員、血染めの応酬をする中国人マフィア、緊急配備につく機動隊…。
    ついに警察庁の女性キャリア・時岡は、“狂犬”に禁じ手の拳銃の使用を許可した。

  • 苦手な内容の一つだけど、引き込まれて、一気に読んだ。疲れた~

  • 上巻から絶望的な最後が想像されていたけど、ラストは切なかったです。

    それにしても、本シリーズに出てくる狩人は本当に熱いですね。
    あそこまでされても屈しないとはカッコ良かった。

  • 怒涛の結末!

    しかし警察関係のキャリア,公安でこんなにどうしようもないのかね?

    10/17 から読み始める;

  • 中国人マフィアの仕業と勘違いした暴力団員は暴走し、全面戦争に発展していき・・・
    話が二転三転して、最後まで目が離せない感じ。
    とにかく、西野がカッコよかった。

  • いやーーーおもしろかった、悔しいけどおもしろかったよ! 原! だいすきな原! 西野と今後どうなってゆくかも楽しみだった。さびしいよ。
    それにしても拓が死ぬほどむかついた、ああいうタイプの男娼は死ぬほどむかつくどころか、ゲイ大歓迎むしろBLでもいいよスタンスのわたしが、きっと人生で始めて最もむかついたホモカップルだったな、おめえらにかわってわたしが撃つくらいの勢いで、噛み付く勢いで読んでいたよ。ちくしょー
    大沢さん大衆小説とちょっとばかにしてたのかもしれない、申し訳ない。ひれ伏した。おもしろかったよ!

  • 最後があっけなくて。
    でも、面白かった。かな。
    ハードボイルドです。

  • 最後が納得いかない、上巻はスピード感があってとても惹きつけられたけど、下巻でだんだんテンションが下がってしまった。
    でもこういう主人公もありだよな、とは思った。

  • 原と西野の奇妙な友情が心を熱くする。

    また、滅びの美学というのだろうか、西野が破滅へ向かう様は消える直前のろうそくのように輝きを増していく。

    ただ、真犯人を突き止めるきっかけとなった運転手の件はトリックとして弱い。

  • 文庫 £1.00

  • 警察を辞めた人間があそこまで動けるとは思えない...がまたしても引き込まれ一気読みでした 北の狩人も読もう。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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