SEのフシギな生態: 失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条 (幻冬舎文庫 き 16-1)
- 幻冬舎 (2005年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344407251
感想・レビュー・書評
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アホな上司に振り回され、おバカな部下には泣かされる。外注業者は駄々をこね、クライアントは無茶を言う。「いい加減にしてくれよ…」そう言いたい気持ちをグッとこらえ、徹夜してでも納期を守る仕事人。日本経済を陰で支える縁の下の力持ち・システムエンジニアの舞台裏を描いた爆笑コミックエッセイ。就職・転職に効くノウハウも満載。
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SEという職業に一度でも就いたことがある人なら、基本的にあるあるといった話満載です。
タイトルにseと入ってるが、仕事の仕方や考え方は職種に限らず汎用的だと思います。
章冒頭の背景と8コマ漫画はわかりやすく、面白い。特に漫画は構成がよくキャラも可愛いので魅入ってしまいます。
SEをある程度やると、この本から学ぶというのは少ないですが、いろいろなケースに各章も短いので振り返りやあるあるという共感を得ることが多いと思います。というか、この本の構成(構成に則ったわかりやすかと見易さ)自体がSEだった著者ならではと思いました。
最後に、IT業界から特にプログラム開発を起因としたデスマやブラック企業がなくなればいいなと切に願ってます。 -
SEの悲哀物語はどこも同じか・・・それにしてもなにゆえソフトの世界ばかり、こんなフシギで痛快な世界が跋扈するのか?それ自体研究してみたい!
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とにかくあるあるでした。
そしてあるある過ぎて泣けてきました。
当たり前な光景ですが当たり前で良いの?これ。
久々に設計書を書くことなったものの久々過ぎる「設計書を存在させる」プロジェクトだったため、まず何を書くものだったか思い出すのが大変だったのですが、この本のおかげでなんとか思い出せそうです。 -
そもそも、著者のサイト『DrきたみりゅうじのIT業界勘違いクリニック』というのが面白くて興味を持った。
サイトのマンガより胃がキリキリしてくる話が多いかな。
一番共感できたのは「未熟な人というのは仕事の優先順位や自分が消化可能な仕事量を把握できない」ていうとこ。できる人ってのはポイント押さえた処理が出来てるもんなぁ。自分でやってみようとするといつもピンポイントから大きく外れたことやってしまうので納得。
あと「細分化」して問題解決するとこ。一気はダメね。
SEの仕事(要求定義→設計→製造→試験→納品) -
いったいどれだけが著者の話なのだろうかと。全部、著者の体験のように書いてあるけれども。
自分は本当、ここでいう製造ぐらいにしか立ち会ってないけど、はたしてそれすらうまくいっているとは思えない自分に、他のこともやることになったばあい、うまくできるだろうか。 -
SEの業務について書かれた丁寧な本です。
元SE畑出身の自分としては、共感できる部分が大多数。
最近の風潮として、何でもシステムにできるので業界外の人からすると魔法のようにシステムは何でもカバーできると思ってるが、実際はそんなことありません。
システムに関する正しい付き合い方を学ぶのが1st。
そして、むしろこの本は仕事のエッセンスがかなり組み込まれているのでそこが2nd。
IT業界ではない方(特に僕が今の所属している某業界の方)はぜひ読んで欲しい。
プロマネに関する部分、段取りに関する部分は下手な仕事術の本を10冊読むより効果的です。
あとは交渉時に真ん中を意図的に選ばせるテクニックはとても参考になりました。 -
面白かった!
SEさんってずっと憧れで、なんせ文系の自分、
理科的な脳みそに憧れるのよねーって単純に。
で、ここで読んですごく目からウロコだった。
要件定義のくだりなんてまさにこっちがやっているSOW。
すべきことを決めるのではなく、できることとできないことを明確にすること。
なんて、まさにその通り!!
その他にもトラブルシュートの方法、
指示の出し方のノウハウなどがわかりやすい四コママンガで描いてある。
わっかりやすーい!
そうして、オモシロためになる!!
感激。楽しい名作♪ -
ホントその通り・・
思う事が多い、どうやってこの泥舟から抜け出すか