近代の奈落 (幻冬舎アウトロー文庫 O 30-10)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344407404

感想・レビュー・書評

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  • この国の差別という歴史と、その反差別の活動家達のルポ。
    読み応え抜群。
    突破者、万年東一などの名作に次いで、宮崎学氏の権力や差別、既成概念への反骨の眼差しの一つの集大成といえよう。

    差別という概念や実態とその歴史などは、いまではこうして体系的に知る事は少ないのではないだろうか。

    休み休み読んでいたが、なかなか読み手の集中力を要求するボリュームである。
    じつはこういう本は一気き読まないと、体内に入ってこないのだがなかなかそうはいくまい。

    宮台真司氏の解説なども付いて、非常にお徳。

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著者プロフィール

写真家。1949年長野県生まれ。精密機械会社勤務を経て、1972年、プロ写真家として独立。自然と人間をテーマに、社会的視点にたった「自然界の報道写真家」として活動中。1990年「フクロウ」で第9回土門拳賞、1995年「死」で日本写真協会賞年度賞、「アニマル黙示録」で講談社出版文化賞受賞。2013年IZU PHOTO MUSEUMにて「宮崎学 自然の鉛筆」展を開催。2016年パリ・カルティエ現代美術財団に招かれ、グループ展に参加。著書に『アニマルアイズ・動物の目で環境を見る』(全5巻)『カラスのお宅拝見!』『となりのツキノワグマ』『イマドキの野生動物』他多数。

「2021年 『【新装版】森の探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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