リバース―クラッシュ〈2〉魂の戻る場所 (幻冬舎文庫)

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著者 : 太田哲也
  • 幻冬舎 (2006年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344407473

リバース―クラッシュ〈2〉魂の戻る場所 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 本書『リバース(Re-birth)』は、「日本一のフェラーリ遣い」と言われ、1998年に富士スピードウェイの多重クラッシュ事故で瀕死の重傷を負った太田哲也選手が、事故後の1年間を自ら記したノンフィクション『クラッシュ』の続編である。事故から3年後に岡山のT1サーキットで、1万4千人のファンの前で再びフェラーリを走らせるまでの2年間が描かれている。
    本書には、『クラッシュ』を書く決心をしたものの、なかなか思い通りに進まなかったことも出てくるが、最終的に「絶望していた時期に僕の心の支えになったのは、偉い人の話ではなかった。僕を励ます言葉でもなかった。そばにいて手を握ってくれる人の存在だった。僕と同じように厳しい状況の中で悲しみを抱えながらも、前を向こうと努力している人たちの「姿」に励まされた。僕は突然のしかかってきた痛みに対して怒ったし、悲しんだし、八つ当たりもしたし、ひねくれたりもした。人には言いたくないカッコ悪い部分や恥ずかしい面がいっぱいある。他人には絶対に打ち明けたくない。けれど、もし正直に自分の「姿」を見せれば、今度は僕のほうから励ませるのではないかと思った」という心境に至ったことにより、書き上げることができたという。
    また、あとがきでは、『クラッシュ』と『リバース』の間の自らの心の変化、そしてその結果としての双方の違いについて、「できない事実を受け入れていく過程を前作『クラッシュ』では書いた。そこからできることを見つけていく過程が『リバース』だ。そこには喜びがある。僕が本当に書きたかったことは、『クラッシュ』よりもむしろこの『リバース』にあるのかもしれない。」、「前作『クラッシュ』は事故から生きていく覚悟を決めるまでの1年間を書いた。あのときも、随分とジタバタしていたが、『リバース』ではある意味、もっとジタバタともがきまくった。社会へ入っていくための準備段階、海鳥が飛び立つ前の助走区間のような時期だったからだと思う」と書いているが、アマゾンの流れの中を漂っていた3年間のそれぞれの時期(そして遂に海に出たのだ!)の、我々には容易には想像し得ない苦悩・葛藤が赤裸々に綴られており、いずれ違わぬ心に迫る作品である。
    2作まとめて読みたい。
    (2016年7月了)

  • クラッシュを読んでない人にもわかるようにか重複する部分があったが今回も太田さんの言葉で書かれていてた。社会復帰してこそと思う。太田さんを支えた家族、医者、看護師、リハビリスタッフ、その他の大勢の人の力を前作以上に感じた。
    太田さんを事故の時に助けた山路選手が数日前の5月26日に亡くなったことをニュースで知った。
    山路さんも「濃い人生だった」と言われただろう。

  • クラッシュとあわせて読んで!泣きましょう!

  • 生々しい苦労・葛藤が伝わってくる。

  • クラッシュの続編。
    こちらも人生について考えさせられます。

  • 前作『クラッシュ』の続編。
    何のために生きるのか。
    何をして生きていくのか。

    元には戻らない身体になり、苦悩を抱えながらも自分が自分らしくいられる場所へと戻る過程をつづった作品。

    人生に迷った人、悩みがある人は是非!

  • リハビリからサーキットに戻ってくるまでの自分自身との闘いに心動かされる。

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