- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344407541
感想・レビュー・書評
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アシュラが苦悩する場面はいいが、「生まれてこなければよかったのに」
という感情で一貫し、終わっている。
物語なんだから、なにかしらの感情や環境の進展を見せて欲しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間の良くも悪くも人間らしさが描かれた歴史(ではないかもしれない)っぽい漫画。着物だったのでおそらく日本的などこかが舞台。ファンタジーかもしれないが、それにしてはだいぶ生々しい。
人食についてから話は始まり、初っ端から展開が凄まじいし主人公アシュラの行いも凄まじいが、描写は意外に淡白?なので、そこまでグロテスクではない…かも?
アシュラに“人間とは何か”を説く法師やちょいちょい出てくる琵琶法師(?)、何だかんだラストまで登場したアシュラの母など、キャラクターがいい味出してる。
水木しげる先生の漫画が好きな方は読んでみるといいかも。
「すごく面白い!」っていうよりは「何度か読み返すと深い」と気づかされるお話だった。 -
[漫画] アシュラ:「人間らしさとは何か」を問う傑作
http://orecen.com/manga/ashura/ -
「グワッギ」とかばっかり言っていた主人公も言葉を覚え(早過ぎ)、自分を慕う少年達が着いてきたりして、父母と再会し、人食いをやめて「ケダモノ」から「人間」デビューへ至るまでの軌跡。
法師から「人間」であると認められた後、最初にやったことがとても印象深い。
「食べるため」でない目的で人を殺す。
これはとても人間的な行為ということだろうか。 -
最後めちゃくちゃ泣いた。
おかあさん! -
泣いちゃう。
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『生まれてこなければよかったぎゃあ!!!』 これがキッカケで、狂ったようにジョージ秋山を集め始めましたが、やっぱりこれが1番最高。
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ちょっと泣きそうになった。
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さてさて、2/17のご褒美本は予告通り「アシュラ下巻」。
この本のテーマは「人肉食」。人は極限にあれば人の肉も食べる。それは人の本能なのか。延々とそれをあまたの登場人物達に問い続ける作品。
結局私はアシュラの繰り返す「生まれてこない方がよかったのに」という言葉に明確な答えを見付けられず読み終えました。
生まれてきて良かったなと思うことは多々あります。可愛い雑貨を見付けたときにだって感じるし、美味しいものを食べているときにも、好きな人と一緒にいるときにも。でもそんな楽しみがあるから生まれてきたというわけではなく。生まれてきたからそういう喜びを味わえるわけで。
私の焦点はどうしても、どうすれば生き残れるのか、どうすればもっと生きられるのか、より良く生きるためにはどうすれば良いのか、に絞られていく。生ぬるい所で生きているのかなとも思いますが、これが私の今の正直なところの現実です。