交渉人 (幻冬舎文庫)

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著者 : 五十嵐貴久
  • 幻冬舎 (2006年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344407633

交渉人 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • けっこう前の作品なのに本屋で面陳されていたので、思い出して再読。
    交渉人遠野麻衣子の最初の仕事、ということになるんだろうか。
    前半の、立てこもり犯との息詰まるやりとりは、まさに「教科書通り」であり、非常に順調に進む。なるほど、ネゴシエートとはこのようにするのか、という面白みがあって、ハラハラドキドキしながら読める。対立する金本というキャラクターも、うまくこちらの反感を買うような描写になっている。
    そして石田警視正の読み通り、事態が進んでいくかと思いきや、第3章の「追跡」で突然不穏な展開になる。
    なんと、石田警視正の大失敗か? と思わせておいて、第4章の「真実」へなだれ込む。
    麻衣子がからくりに気づいた一言は、実に巧妙にまぎれこませてあって、思わずもとに戻ってその言葉を探してしまった。
    見つけた時には思わずうなってしまった。なるほど。確かに言ってる。
    償いとは何か、ということを考えさせられる結末だった。
    きれいごとかもしれないが、きれいごとを掲げないと泥沼を這いずりまわるだけになってしまうのだ。
    麻衣子の強さが清々しかった。

  • 初めての五十嵐貴久。
    文庫の後ろ書きを見てインスピレーションで購入、読んだのですが・・・
    大正解!こんなに面白いとは思いませんでした(^_^;)
    クライムサスペンスにありがちな“どんでん返し”かと思いきや、完全に裏のウラをかかれた結末で・・・オススメの1冊です。

    ちなみに・・・米倉涼子主演のドラマとは別モノです。

  • 序盤から中盤まで、「普通だな」って感覚で読んでいたら突如オドロキの展開に・・・。色々とヒントは散りばめられていたんですが、タイトルと雰囲気に完全に騙されました。あまりに気付かなかったので、何かもったないことしたなって気分になりました。。。
    これはミステリ小説だってことぐらいは知っておきつつ読んだ方が良い作品だと思います。

  • 「事件は思いもよらない方向へ転がる。真の目的とは何なのか?」このカバーの説明書きが気になって一気に読んだ。切なかった…。
    交渉術についても、実際の交渉や説明が多かったから、わかりやすくすらすら読めた。

  • 三人組のコンビニ強盗が病院に人質をとり立て籠る。
    犯人と対峙するのは「交渉人」石田警視正
    順調に思われたが、最後の最後
    犯人たちは姿を消す

    真実はどこに??

    ラストの真相に「それってアリ?!」
    気持ちはわかるけど、他にやり方がなかったのか。

    続編先に読んじゃったけど、やはり面白い

  • 【あらすじ】
    三人組のコンビニ強盗が、総合病院に立て篭った。院内の人質は五十人。犯人と対峙するのは「交渉人」石田警視正。石田はテレビやプロ野球の話題を織り交ぜ、犯人を思い通りに誘導、懐柔していく。しかし、解決間近と思われた時、事件は思いもよらない方向へ転がる。真の目的は何なのか?手に汗握る驚愕の展開と感動のラスト。傑作サスペンス。

    【感想】

  • 29/5/21

  • 結末のどんでん返しにはびっくり。
    リカもすごかったけど これもすごいわ。
    文書も人物もうまいし ストーリーもうまい。
    前半と後半は 別の話みたいだったのが ちょっと残念

  • 半分ほど去年読んでそのまま放置、また続きから読み始めて最後まで終えました。「交渉人」というタイトルがつくくらいなので、警察と犯人のやりとりはすごく楽しめたのだけど…なんだか最近キャリアの警察の人が犯人だとか、そういうパターンの作品読む機会が多いなあ。申し訳ないけど、最後は「はいはい、分かりましたよ」と言ってしまいたくなるような、そんなまとめられ方でした。

  • 「リカ」シリーズに魅せられて、五十嵐貴久さんの本、
    たっくさん買い集めてまいりました。
    手に取ったのは「交渉人」。

    特殊捜査班に配属になった遠野麻衣子は
    形だけの参加だったが、最も優秀な成績をおさめ
    正式配属となる。

    石田を思う女心。
    けれど、石田には家族が。
    そんなゲスを描く警察ものではないのが、五十嵐貴久先生。

    ところが、そのゲスをネタにありもしなかったスキャンダルをでっち上げられ麻衣子は高輪署の経理へと異動になる。

    それから2年。。。


    綿密に練られた事件背景。
    再び、ネゴシエーターとしての現場を踏ませる決断をした石田の司令。

    混乱する現場を、とにかく石田が到着するまで
    若干29歳の女警察官が、仕切るのだから
    ただならぬ緊張感が、文面からヒシヒシと伝わる。
    キレる麻衣子が、再び「ネゴシエーター」としての
    復帰戦になるに違いないと、
    誰もが思ったであろう、この場面。


    そして、石田が到着し、
    SBIで鍛えられたネゴシエーターとしての本領が発揮されていく。

    コンビニ強盗から始まり、病院に立てこもった犯人たち。
    人質は、医師、看護師、患者と複数。
    どう石田が、犯人を投降させていくのか、
    それはそれは、期待膨らませながら
    グイグイ引き込まれ、読み進む。

    面白良い!!
    すっごくオモシロイ。
    時間も忘れて、いったい、どうなるのか。
    麻衣子は、この後、どうなるのか。


    ところが、


    ものっすごい、どんでん返しが待っていた。
    これは、驚き。
    驚きすぎて、寝る前に読んでて目がすっかり覚めちゃった。


    でも、どうして?
    どうして、そうしなくちゃいけなかったんだろう。

    実は、こちらも感じていた「違和感」。
    それを、みごとに、麻衣子が解いてくれる。

    ただ、動機としては十分なんだろうけど
    やっぱり、納得がいかないところもある。
    それが、どんなに有能な人間でも、やはり人間なのだということなんだろうか。

    考えさせられる。。。

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