キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか (幻冬舎文庫 き 17-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344407992

感想・レビュー・書評

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  • おもしろい共感と興味
    やりたくても恥ずかしくて出来ない
    今更と思うこと等々を実践していく
    文章が読みやすくてすらすら

  • 最初の章から笑っちゃった。タイトルにもある鼻毛の下りでは爆笑。家で読んでて良かった。電車の中だったら、私も目を合わせたくないヤバイ奴の一人になりかねない。

    見ず知らずの人が気になって話ししてみたい、て私も結構思うんだよね。買い物でレジの人には一言声かけちゃうことはある。お茶行きたい、とかは思わないけど。 欧米人は気軽に声かけて、そのノリでお茶までってあるんだよね。共通の話題で盛り上がって自宅まで招待されることもあるし。それも近年はやっぱお互い警戒するようになった気はする。日本だけじゃないよ。知らない人には注意したら応酬されるかも知れないしね。

    不味い食べ物屋さんはキツイ。
    高校時代好きだった人との再開と告白や迷惑かけた先生へのお詫び。エッセイのネタとはいえ、先生は本当に嬉しかったででょう。

    みんな心のどこかで引っかかってる 出来そうでできない事を行動におこす勇気とその結果。エネルギー使うよね。

  • 図書館でタイトルに惹かれ、借りてみた。

    タイトルの他にも「知人に貸した二千円の返済を迫る」とか、実行するにはちと勇気のいるテーマに筆者が挑む。

    アホらしいようでなかなか興味深かったです。

  • 男の人っていいなぁと思う。そして色んな人がいるんだなぁと。私は言えないだろうなぁ、鼻毛出てる人がいても。小さな勇気!必要な時もありますね。

  • 言えない。
    めっちゃ仲良くないと言えない。

    タイトルのような、やりたくてもなかなかできないことに著者がチャレンジした体験談。

    電車で他人を注意する。
    公園で遊んでいる子供達と一緒遊ぶ。
    などなど

  • 高校時代に好きだった女子に会いに行き、当時の思いを伝える章がよかった。
    ずっとやってみたい、やらないと、と思っていることってある。それを実現できるこの作者のこの企画、おもしろかった。

  • 裁判もそうだけど、この方は着眼点がいいんだよね。ただ一章の内容はちょっとどうかなあ。特に子どもに声をかけるやつ。申し訳ないけどやはりこれは「今どきまだ子どもにワザワザ声をかける大人」に対する警戒感を持たざるを得ない子どもとその親の現状に対する認識が甘いと思わざるを得ない。

  • タイトル通りに、鼻毛が出ていますよと注意したり、電車や公共の場でマナーを問いただしたりする著者の奮闘記です。
    もっとはっきり言えばいいのに! とイライラしながら読みましたが、著者が男性なので争いごとに発展してしまう可能性も多く、なるほど、ここまで小心者になってしまうのかと驚きました。
    最後の方には、知人ライターの失踪事件が記載されているので、内容はヘビーですが、人生は色々なんだなと改めて思いました。箇条書きにしたら大した内容でないのですが、著者の面白い文で楽しく読めます。

  • ちょっと古い本ですけれども、面白かったですね…! この当時(90代後半~2000年くらい)でも電車内だとかイベント会場だとかで見知らぬ他人同士が会話する、なんてなことは相当なことがない限りあり得ないんですねぇ…なんだか寂しい気がしますが。

    今では誰もがスマホをしていますからアレですね、この本に書かれた当時よりもさらに他人同士の会話なんてのが無いような気がします…そういえば最近の車内はやたら静かですし…

    ヽ(・ω・)/ズコー

    他にもまあ、表題にもあります通り、「ちょっとした勇気」が必要なことを著者はやってのけるんですねぇ…高校時代好きだった人に二十数年の時を経て告白する、なんてな企画もあり、楽しめましたね! そして、ちょっとした甘酸っぱい気持ちも味わえました…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    というわけで、なかなか傑作に思えるエッセイでしたね…暇つぶし以上の価値がありました…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • ずっとやってみたかったけど出来なかったことを勇気を出してやってみる、本。
    ずっと興味があったけど読んでいなかったこの本を勇気を出して読んでみた。

    バラエティー番組みたいな内容が大きな文字でずらずらと書いてあるだけの本だと思っていたら(そういう本ってあるじゃないですか)、案外みっちり書いてある。

    最初は、電車の中でいきなり声をかける怪しい人。
    だが、ご本人はいたって真面目…というか必死。

    勇気を出してやってみる事は、ちょっとずつ大きくなってくる。
    タイトルの鼻毛の件は、やはり一番の注目だ。
    競馬の話は、私はやったことがないので、読んでもよく分かりませんでした。
    昔好きだった人に会う話、昔の先生に会う話はほっこりしました。

    全般的に、笑ったというより感心したのでした。


    ただ、出版されて時がたっているので、現在では通用しないこともありますね…
    『子供への声かけ』は、現在ではちょっとした犯罪扱いです。

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著者プロフィール

本名、伊藤秀樹。1958年、福岡市生まれ。
小学生の頃は父の仕事の都合で九州各地を転々。東京都立日野高校、法政大学卒。 個人事務所(株)ランブリン代表。NPO法人西荻コム理事長。西荻ブックマークスタッフ。季刊ノンフィクション雑誌「レポ」編集・発行人。

「2011年 『【電子書籍版】昭和が終わる頃、僕たちはライターになった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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