- Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344408180
作品紹介・あらすじ
これが私のまいにちです-。まな板の上の鯉状態になった韓国式あかすり初体験、人の優しさが身にしみた真夜中の悲劇「JAF事件」、サングラスとマスクの変装で挑んだフリーマーケット、猫四匹と犬一匹の大所帯、大好きな本・お茶・雑貨のこと…。人気女優が、日常のささやかな出来事を、温かくユーモラスに綴る名エッセイ第一弾。
感想・レビュー・書評
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素敵だなぁ、と…好きな章を読み返した。
特に〝許す〟〝想像力〟について書かれた言葉が、好き。
言葉選びや感性に、とても惹かれる。
あ、わかる!とか、そういう考え方もあるのか〜とか、何だか勝手に友達になった気分で読んでしまった。それも石田ゆり子さんだから、かもしれない。
綺麗で可愛い素敵な女優さんだけど、どこか親しみを感じてしまう。
続編も楽しみ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日々のエッセイ。
読んでいると穏やかな気持ちになった。
可愛らしさが良く出ている。 -
石田ゆり子さんの著書を初めて読んだ。2001年から1年間の日常の記録、あと書きは2002年7月となっていた。30歳を少しすぎた頃の石田さんの日常が垣間見られる。動物がとても好きで、猫4匹とラブラドール1匹を飼っている。特に私はラブラドールが好きなので、チョコラブの子犬の花ちゃんの話はとても楽しかった。石田さんは感受性の強い、自然や動物をこよなく愛する、清々しい人だなという印象を持った。エッセイからは心地良い生活をされている様子がとても伝わってきたが、辛いこと大変なことが全くないというわけではなく、ひとえに上手な考え方をして心の浄化をしているのだろうなと思った。読書中も読後も温かい気持ちになれる本。
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石田ゆり子さんのエッセイを初めて読んだ。
18年前の石田ゆり子さんご自身の日記で、
俳優業、日常のことなどが記されていた。
言葉の表現がとても丁寧で、可愛くて、
読みやすくて、毎日の暮らしをとても大切に過ごされている方なんだなと読んでいて感じた。
また、幼少期は髪もベリーショートの水泳選手だったり、木登りをよくしていたなど、今のおしとやかな石田ゆり子さんとは想像できないヤンチャなこどもだったのかなという場面も意外だった。
私も昔は水泳をやっていたので、勝手に親近感を覚えた。
今の自分と同世代ということもあり、
自分もこんなふうに日々を丁寧に過ごせたらなぁと
思う。
石田ゆり子さんが好きになった! -
大阪で買ってきた一冊。
石田ゆり子さんの【天然日和】
エッセイ集ですが、実はこの本、初版は平成18年。
私が購入したのは平成30年発行の第7版。
1月に最新刊【Lili -日々のカケラー】が出版されたのは知っていたけれど、この【天然日和】は全くのノーマクだったのです。
一時帰国の時によく行く本屋さん「リブロ」で面陳されているこの本と出合いました。
面陳!
書店員さんの専門用語(?)。
本棚に表紙を正面に向けて陳列する方法のこと。
書店員さんたちが売りたい本を、このように陳列するのだとか。
この言葉を知ったのは、大崎梢さんや碧野圭さんの本を読んだから。
元書店員である作家さんの本は、こんなところもまた、面白いのです。
ちょっと、話がそれました。
私が本を買ったのは、「紀伊国屋 梅田店」「ジュンク堂 あべのハルカス店」「リブロ 新大阪店」。
「リブロ」は中規模書店ですが、新大阪店の面陳や平積みは他の書店とはちょっと違って、面白い!
新たな出会いがあります。
さて、【天然日和】ですが…
なんとも心地よいエッセイです。
優しい言葉が続くかと思うと、しっかり心に刺さる言葉もあります。
結局のところ、自分次第だ。私はいつも、そう思う。
何もかも、「わたし」の人生は「わたし」から始まる。自分を否定する心からは、何も生まれない。そして、自分と仲良くなれば、他人の気持ちも分かる。
そう!
自分次第。
何事も、自分の向き合い方次第。
うまくいかないと、つい何かのせいにしたくなるけれど…
逃げずに、前を向いて。
失敗したり、傷ついたりしても「わたし」は「わたし」。
どんな「わたし」も認めながら、進んでいきたい。
私は若いころよりも、今の石田ゆり子さんが好きです。
あのやわらかな雰囲気。
ふと、思う。
「天然」っていつから言うようになったんだろう?
萩本欽一さんが、ジミー大西さんのことを「天然」と言ったのが最初だったとか。
( 注!諸説あり!!)
でも、いいよね!
タイトルの「天然日和」
既刊の「天然日和2」も読んでみなくちゃ。 -
芸能人として見ていると、とっても遠い存在に思えるけれど、このエッセイを読むと、自分と同じ悩みがあったり、その打開策についても書かれていたり、何だか石田ゆり子さんを近くに感じられた気がする。
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家の向かい側にある古本屋さんで出会った一冊。ゆり子さんのファンではなかったが、毎回テレビで観たとき「ゆり子さんみたいな歳の重ね方したい」と心の底から思う。柔らかい雰囲気のなかに芯を通ったしなやかな強さを持つ。こういう人間になりたいし、こういう人間でありたいなぁ。
ゆり子さんが持つその強さは、おそらく何回も「誠実に」自分と向き合い、自分の気持ちや言葉を大事に胸に締めているからこそ、生まれたものではないかと、この本を読み終えて思った。
私も、文章の中で誠実で嘘のない心からの言葉で語れる人は素敵で、理由なくそういう人に惹かれる。
私はなかなかまっすぐに自分に向き合えないから、いつも大量の比喩を使いがちなのだ。こういうところを直したいと、大学2年生の頃から思っていたが、結局書くこと自体をあきらめ、書けない4年間を続いていた。
ゆり子さんが紡いだ言葉たちは私の「書きたい」気持ちを喚起した。「『そこに行ってみたいから』自分の気持ちを、文字で、文章で表すということの先にある、まだ行ったことのない場所に行ってみたいから。」私も、もう一回ペンを拾って(いまはほとんどパソコンかスマホだが)自分の想いを紡ぎたい。
心から発したことばが翼になり、私をどこに連れて行くのだろう。楽しみばかりだ。ゆり子さんの本に出会って嬉しかった。大事なことを思い出させてくれることに大きな愛と感謝を。 -
第一印象は、可愛らしい文章だなあ…のみでしたが、段々と筆者の日常や考え方が垣間見えてきて興味深かったです。
ひとりごとのような、語りかけてくるような。
「びびのこと」を電車の中で読んで少し泣きました。
全体的にとても癒されました。 -
2022.6.24読了
猫4匹 犬1匹と共に暮らす女優 石田ゆり子さんの日常を綴るエッセイ。
ゆり子さんのお母様の言葉
「人と比べることは全く意味がない。ベストを尽くす。嘘はつかない。」
心からそう思います。
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日記の所々に載っているコラムみたいなのがすごくいい。綺麗な文章で心を洗ってくれる。