アルゼンチンババア (幻冬舎文庫)

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  • 幻冬舎 (2006年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344408357

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アルゼンチンババア (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • たった80ページなのにずっと読めずに積んでいたこの文庫。本棚整理をしていたら突然「読まなきゃ!」と感じて読み終えました。じんわりとあたたかくシンプルだけど色々つまっている。

    心の安心や安全は大人にだって必要で、大人だからこそゆっくり休んで心の穴をうめる期間が必要な場合ってあると思う。

    愛する人の変化がこわい
    自分の人生で自分の遺跡を自分で作っていかないといけない
    …という部分に共感してしまった。

    日常のあれこれやその人が起こす行動にイライラしたりするけど、こういう感情だって出会えてからこそ、お互いに生きているからこそなんだよね…と、しみじみ思ったのでした。尊い。

  • 不思議な世界に入り込んだような、それでいて読み終わって幸せな気持ちになった。
    掴むことのできない、はかないものを美しく描き上げている。

    奈良美智さんの絵がよく似合っている。

  • H29.5.6 読了。
    飾らない自分で居られるユリさんのような人に出会ってみたい。

  • 読み始めたら一気に読んでしまった。
    ばななさんの文章は、あたたかくて、優しくて、そして隙がない。
    読みづらくて引っかかるところが無いからすらすらっと読んでしまえるんだけど、心の深いところに、じわ~っとあたたかさが広がってくるような感じ。

  • 喪失と愛、家族、緩やかな日常を描いたはなし。

    人が死ぬ前に、私たちが既にその人を殺している(施設に入っているところを想像するetc)というくだりにはハッとしたな。

  • 人の生と死が物語の根底にあるのに、死に必要以上の重みをつけず、
    悲しみをふんわりとあったかい毛布で包み込むような寛容さが
    とても心地よくてステキな1冊でした。

    買ったまま何年も自分が読みたいっと思う瞬間を待っていたけど
    今出逢えてよかったと心から思う出逢いでした。

    あっかいココロをたくさん持ってるアルゼンチンババアことユリさん。
    映画もぜひ見たいと思いました。

  • 街で変わり者と噂のおばさんのところに自分のお父さんが出入りしていたら、わたしなら必死で止めるだろう。体裁と人の顔色ばかり気になるわたしは、死んだお母さんが不憫なのと世間への恥ずかしさが先立って、相手の人柄をきちんと見られないかもしれない。
    でもこの物語にでてくる人たちは、そんな気持ちを一瞬で克服してしまう。それは、ゆりさんがあまりにも純粋で優しく自然体で、周りの目なんてどうでもよくなってしまう力を持っているから。
    少し不思議な、居心地のよい空間を描いた物語。

  • 【ネタバレ含】映画を見たかったけど、でも原作を読むかもしれないから
    手を出さなかったシリーズ第1弾。笑
    お気に入りのカフェにあって、
    想像以上に短いお話だったので、ランチ中に読破。


    すごくテンポよく進んでいきました。
    父は新たな恋だったのか、とか途中で気づくほどに。
    (急いで読んだのもいけなかったけども)

    内容が濃いとか薄いとかじゃなく、
    あんなに短いお話なのに、情景が目の前に広がって
    登場人物の気持ちが手にとるようにわかる。
    アルゼンチンババアの家の汚れ具合とか
    埃の舞い方とか、鼻をつく匂いとか。
    そして、そこにいついてしまいそうな懐かしさも。

    うまく表現できないけど、
    きちんと血が通ってる暖かさがあって好きでした。


    文字だけでもとてもカラフルな作品だったので、
    ぜひ映像で見てみたいと思います。
    きっとテンポよく、美しい世界を見せてくれるような気がしています。
    イルカのお墓も見てみたい。


    あ、そういえば知人が「つぐみ」をものすごく絶賛していた。
    よしもとばななって意識して手にしたことなかったけど、
    機会があれば読んでみたいです。

  • ふんわりして柔らかに光ってあたたかい。
    いつもこの人の小説を読むとそう思う。

    大切な人が死んで、大きな贈り物をもらう。
    すごく心に残った。

  • アルゼンチンババアと呼ばれる女性と、母亡き後に彼女と暮らし始めた父と、その娘の交流の物語。
    人は、好きな人がいつまでも元気で死なずにいますように、という祈りを込めて遺跡を作るという部分がなんだか好きだ。
    色鮮やかで、でも爽やかで、透明感もあって。
    それにしても家族(僅かな親族も)以外が出て来ない話だ。今まで読んだよしもとばなな作品、割とそんな感じかも。

  • ・個人的には好き
    ・歪だけど確かな幸せ
    ・この人の過去の描写が暖かすぎて泣く

  • 10.12 帰り、ときわ台のホームで

  • すごく読みやすくて、心にしみる文章だった。
    人間が生きることと死ぬことの話。人が死ぬことの悲しさと、それを受け入れていく流れがとても共感できた。そして自分は一生懸命生きていかなきゃいけないということも共感できた。
    読むタイミングが良かったのかもしれない。
    すごく綺麗で感動した。
    高校生の時はなぜあんなによしもとばななアレルギーがあったんだろう。

  • 哀しみの淵にあったお父さんが幸せになってよかった。
    いとこの男の子も幸せになれそうでホッとした。
    ユリさん、すごいなぁ。

  • イルカのお墓にほっこりした。

  • 母を亡くしたみつこは、街で変わり者と噂される「アルゼンチンババア」と自分の父が結婚したことを受け入れきれずにいたが、アルゼンチンババアことユリとの触れ合いを重ねるうち、徐々に心を許すようになる。
    ページ数は非常に少なく読みやすいが、読後に後味の残る本。(pino)

  • 読んで2日経ったけど、「どんな内容だっけ?でもいい雰囲気だったな~」という感じ。笑
    みんな生死についてゆるく且つまあ真面目に考えていて、でもそれぞれの考えをシリアスに深く掘り下げたりはしない感じがいいんだと思う。

  • 母が亡くなって、私は大切な贈り物をもらったと同時に、悲しみも芽生えていた。

    石材職人だった父は、それっきり店を畳んで、
    近所で噂のアルゼンチンババアのビルに住み着くようになった。

    たくさんの物と植物と猫と埃にまみれたアルゼンチンビル。
    異空間のそこで、父は母を失った悲しみを癒しながら曼陀羅を作り、
    その中心には、アルゼンチンババアことユリさんが、いた。

    母のお墓を、生前好きだったイルカにかえて、
    私もいつの間にかユリさんの人柄に安心していた。

    彼女が腹違いの弟を産んで亡くなってからも
    みんなの心にはアルゼンチンババアが宿っていた。

    映画化されてるんだー。
    もっと具体的に詳細が書かれていたらもっといい感じになりそうだけど、とにかくさらりと読める。

    似てはいないと思うけど、これを読んで思い出した
    西の魔女が死んだ、の方が好き)^o^(

  • よしもとばななさんの本は私的には当たり外れが大きい。

    ちなみに今まで読んで好きだったのは『哀しい予感』と『ムーンライトシャドウ』。

    今回は映画化されるのを先に知ってアルゼンチンババア役の鈴木京香さんの姿に惹かれて読むことにした。ら・・・・ほとんど心に響くものはなかった。。。
    本の主人公、内容に共感するものが何もなく、少し非現実的すぎるところも今回は馴染めなかった。残念(>_<)

  • 昔読んで何にも引っかからなかった本だが、今読むとお父さんの行動が理解できる分、そうせざるを得なかったある生き方の一つとして読むことができた。

  • 2015.1.1 読了
    地元の銀座通り商店街のでがんすにむかうところの雑居ビルを思い出してそれと重ねて読んでしまった。たぶん今帰省しているからだと思う。本のタイトルと中身のギャップがありすぎて少し戸惑った。ぬくもりのある物語。家族のあり方とか、仕事をする理由とか薄い本なのに的確にかかれてあって少し勉強になった(^o^)/

  • よしもとばなさん独特のふわーとした感じのお話。
    ふわーとした中にも、ずしんと心に響く言葉が散りばめられている。「死」は悲しいことだけど、それだけではなく「たいせつな贈り物」を受け取ることができる、そんなふうに感じた。
    私はまだ幸いにも両親ともに元気だし近しい人が亡くなったこともない。ただ、最近読んだ重松清さんの作品の中にもあったけれど、死が近づいた人は背景に同化していったり、どんどん薄くぼんやりとしていくものなのかなと感じた

  • 余白の多い小説。

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