インド旅行記〈3〉東・西インド編 (幻冬舎文庫)

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著者 : 中谷美紀
  • 幻冬舎 (2006年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344408777

インド旅行記〈3〉東・西インド編 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 中谷美紀インド旅行記の最終。1で彼女の一風シニカルなものの見方とみずみずしい感性に好感を持ち、2の打って変わってゴーストライター?とも思える変わりようと単調さ、少し自己中な視点に嫌気がさし、3を読む気もなかったが、家にあるのでとりあえず完了させるという位で読む。
    結果、2ほどの低い評価はないが、かと言ってすばらしいこともなく、でも、彼女の「あとがき」が良かった、という読了感。「かつて少なからず抱いたこともあった厭世的な気持ちもすでに消え去り、良きも悪しきも共にあるこの世を丸ごと慈しみましょうという気持ちになりつつあった折に、ありとあらゆる価値観や宗教、文化が入り混じる国を訪れたことで、おのれの尺度で他人を計ること程愚かなことはない、と再認識させられた。そして、いかなる形にせよ、この瞬間をただ生きていることが何にも勝る価値のあることなのだ」
    中谷さん、何かが変わりましたね。素敵です。

    私はゾロアスター教の聖地イランYazdを訪れたことがあるので、ムンバイのゾロアスターの個所は面白かった。イランでも鳥装はもうないというのに、インドでは太陽熱を一点に集めて焼くのと併用されているとはいえ、まだ行われているのだ。また、ゾロアスター教の人は聡明な人が多く、TATAがゾロアスター教なんて、この本で教えていただきました。

  • 2017.7.5読了

  • シリーズ最終巻。前回の南インド編から1ヶ月後が旅の始まり。
    インドにすっかり慣れてしまったのか、はたまた緊張感が薄れて来たのか、とうとうガイドブック無しでのインド入り。

    コルカタ行の飛行機待ちの時に見知らぬ日本人から写真を撮られるという有名人ならではの旅の難しさを読み取れる。

    今回の旅のハイライトは2つ。

    1つ目は世界で3番目に高い山カンチェンジュンガに魅せられたシッキムの旅。名峰を目にしながら、地元ガイドの話もあり、宗教について考える。

    「いつか君も何かしらの宗教に属することになると思うよ。何でもいいんだ。キリスト教だろうと、仏教だろうと、道教だろうと。今は必要ないかもしれないけど、いつか必ずそのときがくるさ。そうして初めて生きる意味が生まれるんだ。」

    非常に印象的なコメントを連発するベンゾ君が気になる。

    続いて2つ目はゴアのビーチサイドでの一時。夕日が沈むのを見届けながら、インドでいちばんのお気に入り、ゴア風フィッシュカレーを堪能。そしてレストランのオーナーの言葉。「ある日気づいたんだ。どんな人でも毎日食事をするっていうこと。毎日夕日を眺めて、世界中からくるお客さんと話をしてというこの暮らしがとても気に入っている」

    旅のハイライトで現地で多くの魅力的な人物と出会う。そして映画の撮影で心身ともに疲れ果てた状態での旅の始まりから、すっかり回復し、新しい生活を渇望している。筆者にとっての癒しと再生の旅だった。

    シリーズを通じてインドの多様性に触れる事ができて本当に楽しめた。惜しむらくは現地で出会ったガイドやドライバー等の写真が無くて読者の想像に委ねている点。

  • 西や東インドってよく知らなかったから、勉強なったー♡

  • 2014.02.28読了。
    今年10冊目。

    中谷美紀の見たインド。
    あらゆる価値観や宗教、文化が入り混じったインドは魅力的で、イライラすることは目に見えているけれどやはり一度は行ってみたい国。
    私もヨガをするので北インドは行ってみたいなぁ。
    そしてデリーをはじめとした街の様子は一番私の持っているイメージ通りのインド。
    そして読んでいて行きたくなったのはチベットやネパールよりの北インドのレー、リシュケシュ、東インドのダージリン、シッキムのピュアな人々と美しい景色。
    宗教に関しても日本はほとんどの人が無宗教だし、これまでに旅した国でもこれほどまでにたくさんの宗教がごちゃまぜになった国は行った事がないので面白そうだった。
    4回、約3ヶ月にわたりインドを旅行をした中谷美紀の徐々に逞しくなっていく姿も面白かった。
    私たちと同じように物乞いにお金をあげたり、あげなかったり、あげた後に正しかったのか悩んだり。
    そうやっていろんなことを経験して考えて、悩んでの詰まった旅だからこそ、また行きたくなるんだよなーと。

  • 中谷美紀さんを通じてインドを知ることが出来る3作目。
    自分の中にある偏見や考え方と向き合うきっかけをくれる本でもある。

  • このシリーズ場所が変わってもなんだか同じ調子かな。

  • 気が向いた時にちまちま読んで、遂に写真篇を除けばインド旅行記制覇。3冊も出してるから、比較的コンスタントにインド行ってるのかと思っていたけれど、案外同時期集中で東西南北訪れたんですね。てっきり中谷さんにとってインドってふいっと行けちゃう程身近に感じてるような場所なのかと思いきや、どちらかというとこの時だけとにかく行ってた感じだったのだなと。それにしてもインド東西南北に短期間で行く程の追いつめられ方をした『嫌われ松子〜』の中谷さんへのダメージたるや、当時も本当に大変だったって言ってたけど本当にどんだけボロボロになったんだ…恐るべし松子…。

    とにかくやっぱり「インド旅行を振り返る」の219頁から章終わりまでを全部引用したいくらいなのだけど、とにかくこの部分に書いてある中谷さんのスタイルがとても好きで、とても共感出来る。人間の矛盾してる所とか美しい所とか醜い所とか我侭な所とか飾らない所とか、それで結局「もう、何でもいいさ!」って所が大好きだ。

    …ここまできたら写真篇も見とくべきなのかしら。

  • 1がおもしろかったので、読んでみたが、今回のはあまり文章が頭に入ってこなくて、飛ばし読みになってしまった。2は読まなくていいと思った。

  • インド旅行記の完結編。
    最後の感想がとても彼女らしい。

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インド旅行記〈3〉東・西インド編 (幻冬舎文庫)の作品紹介

北インド、南インドときたら、東も西にも行ってしまえ!とガイドブックも忘れ、東インドへ出発。空港ではインド人と話し込み飛行機に乗り遅れ、宿泊先のホテルでは見ず知らずの小学校の同窓会になぜか加わり、昔話に花を咲かせるはめに…。道ばたで青年にお菓子を恵まれるまでに逞しくなった中谷美紀。大好評、インド旅行記シリーズ最終巻。

インド旅行記〈3〉東・西インド編 (幻冬舎文庫)のKindle版

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