哀しい予感 (幻冬舎文庫 よ 2-14)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 2727
感想 : 179
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344408951

感想・レビュー・書評

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  • 哲生がいいよね

  • 「血縁」ばななさん作品の重要テーマなんですね
    おばの際立った美貌の描写や正彦との関係にどことなく既視感があり、
    最近友人におすすめされた『おいしいコーヒーのいれ方』だと気づいた(Ⅰしか読んでない)

  • 見た目や形に囚われずに生きると、また人生の見方、そして出会いも変わるのでしょう。キャラクターと親しくなれた頃に本が終わったしまいましたが、言葉の表現がとても素敵で、楽しく読みました。

  • ばななさんの小説を久しぶりに読んだけれども、やはり文章がさらっとしていて読みやすかった。タイトルで気になって読みはじめた。冒頭の、小学生の弥生がおばさんを訪ねていく場面がだいすきだった。少女とおばという組み合わせを主軸にした小説は他にいくつもあるけど、「哀しい予感」はただそれだけではなくて、よかった。こころがあたたかくなる小説。

  • 高校生の時に読んだはずだけど全然覚えてなかった。綺麗な文章で心が綺麗になる

  • そこまで読書経験が豊富だというわけではないが、初めて読む作家の本というのは文体全体の雰囲気などがやはり新鮮なものに思えるというのは、新たな作家の本を読む時のいい点だと思う。その意味で言うと、今回のこの吉本ばななという作家はこの人だけが持つ独特さというのがおぼろげながら理解できて、ああ、これが読書の楽しさなのだなと再確認できた。中身も少しはかなげな青春を抒情的な表現で綴っていて趣深いなと感じた。

  • おばさんみたいに暮らしたいなって思ったら最後に弱みと向き合うしかなくなって泣いた

  • 好きな人のおすすめで読みました。
    雨の日に読むのはおすすめしません。

  • 吉本ばななにハマり始めてこの本は8冊目くらい。やっぱりこの本も好きだった♡
    おばと彼女の家のあの不思議な感じの描写で、なぜか「西の魔女が死んだ」のおばあちゃんを思い出し(多分、きちんと感とか全然違うと思うんだけど笑)、おばと弥生と哲生の関係性から「おいしいコーヒーのいれ方」を思い出した。
    梨木香歩も村山由佳も、吉本ばななに影響を受けたり…したことがあるのかな?
    誰かのエッセイに他の誰かが出てきたりしてないかな?笑

  • 吉本ばななさんの初期の頃の作品だろうか。私はとても面白かった。あっというまに読破してしまった。インパクトのある表紙に、内容の想像がつかなかった。哀愁があって、かっこよくてミステリアスで少しの恐怖があって。売れている作家さんなんだとやはり思わされる。

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著者プロフィール

1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)、2022年『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞している。近著に『吹上奇譚 第四話 ミモザ』がある。noteにて配信中のメルマガ「どくだみちゃんとふしばな」をまとめた文庫本も発売中。

「2023年 『はーばーらいと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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