- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344408999
作品紹介・あらすじ
当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で、果たして手術は成功するのか?
感想・レビュー・書評
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漫画『メスよ輝け』を読んだのはもう随分昔。懐かしがりながら、活字で読んでみる。神の手と正義の心を持つ当麻外科医。まわりの外科医がダメダメで今の時代には存在不可能。まだまだ続くのでボチボチ読んでいこう。
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古本屋で纏めてあったので取り敢えず1-3の3冊を購入。医者が書いた医療の本だが、熱い人間ドラマでも無く、医療技術の頂点を目指す内容でも無い。「泣くな研修医シリーズ」に近いかも知れない。
とにかく主人公が淡々としている。外科手術医として高名な医師の後継に望まれても、別な世界を求める。招聘されても医長を望まず副医長となり、また敵対している相手の失敗でも責めていない。目指すのは僻地医療で何でもできる医者。著者の現在を調べると、確かに淡路島の診療所にいる。高度に専門化した現在の医療とは一線を画している。
ただ、最後の章は疑問を残した終わり方で、次の本に続けさせる工夫がされていて読まざるを得ないのがズルい。 -
1巻完結と思っていたので最後の展開にはちょっとびっくりで早く続きを読んでみたいです。
当麻という医師がどれだけすごいのか、それがさらにわかっていくストーリーかな -
自分が外科的オペを施すような病になった時、当麻鉄彦のような医師が身近にいたら、どんなに心強いでしょう。
数ある医療モノの小説の中で、著者のように実際に手がけたオペが6000件を超え、今なお現役でいる医師の小説は、手術シーンに臨場感とリアル感があります。
術例解説や術野の医学専門用語がやや難解ですが、本書を読むことで、いつか患者側になる私たちに多少なりとも医療知識を与えてもらえることは嬉しい。特に、腕の悪い医師が誤診やオペの失敗で患者を危ない目にあわせている様は、多分日本のあちこちの病院で起こっていることなのでしょね‥。そんな告発もこの小説には含まれています。
米国で最先端の肝移植の実践を積んだ当麻医師が、なぜ日本の地方病院にUターン就職したのか、今後が楽しみな第一巻。近日映画化。 -
久し振りにBook off で題名に惹かれて買った一冊。
面白いじゃあないか、『当麻鉄彦』。大門未知子を彷彿させるが、オペシーンが映像じゃないのにドキドキさせてくれる。
しかも最後が2巻に続くときては、2巻も読まんといかん。Book off でまとめて購入しておくべきでした。 -
面白かったです。オペのシーンに引き込まれました。
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医療小説を何冊か読んでいるが、ここまで専門用語が連なる小説は初めてか。
並外れた医療手術の腕を持ちながら、地方の民間病院に赴任するという、医者の理想像とも思える主人公。
そんな彼の生き方の原点には、父の存在があるようだが、彼のキャラがすんなりとは立ってこない。
シリーズで刊行されているようなので、続けて読めば、そこら辺ははっきりするのだろうか。 -
主人公の人格がまったく見えてこない。周囲の人間の言葉で当麻医師について多元的に語られてると思いきや、あくまで作者の「理想(妄想?)」としての人物像としてしか表現されないため、奥行きや重みがなく「それらしい雰囲気」のみ。むしろ、悪として描かれる周囲の医師像に対して、作者本人が抱く怒りのような感情の方が生き生きと感じられる。
話に現実的なリアリティを表現したいという気持ちは汲み取れるが、総じて話の捉え方も作者本人の一方的な視点で切り取ったものでしかなく、やはり重みに欠ける。 -
淡々と進んでいく感じで完結モノだと思っていたら、二巻に続く!
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全6巻約1900ページの大作。本書はその第1巻。
大学病院という枠を離れ、国内の病院で研鑽を積み、肝臓移植を学ぶため単身渡米した主人公・当麻鉄彦。彼には地域でも都会の病院に負けないような医療を提供するという目標があった。アメリカでも惜しまれつつ帰国した当麻は琵琶湖のほとりの民間病院に空きが出たこともあり、そこに赴任することに。しかし、医師不足からどうしても医局から医者を派遣してもらわなければ回らないという民間病院の状況。派遣された医師のなんともテキトーくさい対応。当麻はそんな中でも淡々と仕事(難手術も含む)をこなし、周囲の信頼を得る。
大学病院と民間病院。この二者の問題を皮切りに日本の医療現場が抱える闇を浮き彫りにする。 -
外科医の腕はあるのに患者に対して謙虚な理想の医師。カッコいい!スカッとして内容も面白かった。医学の勉強にもなった‼️
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半沢直樹ものに近い感覚。実力を伴わない外科医をぶった切る。移植学会長とのやり取りが正論を押し通していて痛快。
女性にまでもてて、少々かっこよすぎるところが難。 -
小説というよりノンフィクションのよう。 専門用語が多く出てくる。
当麻先生のようなお医者さんに診てほしい。
野本のような医者がはびこるのはごめんだ。笑
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奥付は平成22年18版。臓器移植法(H9制定)施行前夜の物語。医師である著者の実体験を基に上梓された小説。良く言えばキャラを立たせた構成。大学の医局をとことん悪役に仕立て、国手並みの手術手技を持つが地域医療への理想を掲げる当麻医師がそれに立ち向かう筋立て。しかし、医局から地方病院へ派遣された医師が、これほど酷いのか? というところにリアリティが感じられない。登場する女性の心理描写も古さを禁じ得ない。2019年に再度ドラマ化され、書店には平積みとなっていたが、果たして原作を読んだ読者はどう思うだろう。
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『孤高のメス』
WOWOW/毎週日曜放送
2019年1月13日から -
当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で、果たして手術は成功するのか。
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【作品紹介】
当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で、果たして手術は成功するのか。
【感想】
まだ一作目なので何とも言えない感想。
専門用語が多く、そのせいなのか、臨場感はややうすい。
シリーズをしばらく読んでみる。