フロン―結婚生活・19の絶対法則 (幻冬舎文庫 お 26-1)

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著者 : 岡田斗司夫
  • 幻冬舎 (2007年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344409033

フロン―結婚生活・19の絶対法則 (幻冬舎文庫 お 26-1)の感想・レビュー・書評

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  •  本書で指摘されている、現代の家族像に潜む問題には同意できる。広い意味での恋愛結婚が半ば常識的になっている現在において、その問題点を指摘し、恋愛結婚や愛情という観念を相対化する前半は、恋愛や結婚という概念について再考する際、非常に有益な材料をくれる。

     しかし、PART6で述べられている夫の意識の問題(妻は家庭が育児という"戦場"にいるのに、夫は家庭を"安らぎの場"と捉えていること)や、家庭内秩序(序列)を乱すことについては、事実としてはそうだろうけど、だからといって夫をリストラするという回答が妥当かは疑問である。確かにそういう側面も否定は出来ないが、その解決策が「夫をリストラする」というのはやはり極論であろう。
     あとがきにも書かれているが、この「夫をリストラする」を実行できたのは、著者の妻の性格も多分に影響している。著者のようなドラスティックな主張をする夫と夫婦をやれた人なのだから、ある意味当然と言えなくもないが、一般人が安易に著者のマネをして「夫をリストラ」を実行しても上手く行かないだろうことは想像に難くない。
     夫をリストラするというドラスティックな手段を取って失敗するよりは、ついつい習い性で今までの夫になって小さないざこざをしながらも、それでも夫婦でいるとういう選択肢の方が現在の価値観の我々にとってはリスクが少ない選択肢ではないだろうか。
     私は、本書の指摘を現実に役立てるとするなら、夫に依存しなくてもやっていける経済力を妻が有することで、夫に対する交渉の「切り札」を持ち、精神的に余裕を持つくらいじゃないだろうか、と思う。

     こういう「新しい家族のモデル」は、その後の追跡調査が必要になる。本書の執筆当時は上手く行ったそうだが、現在でも良好な関係が続いているのか。あるいは自然的な解消もあるかもしれないが、それが上手く行ったとしても、そこで言えることは「こういう家族モデルもアリだ」ということだけである。もし今、フロン2が書かれたなら、そこで考察されるべきは「夫リストラモデル」の正しさではなく許容性であり、同時に「夫リストラモデル」が有効に機能する要因の分析と、「夫リストラモデル」を取った方がメリットのある夫婦の類型化である。

     本書は、結論が極端すぎる(しかも著者夫婦というかなり特殊な事例を前提としている)のでなかなか同意できない。
     が、現代の家族を巡る問題で指摘されなかったことが指摘されている点では一読の価値があると思う。

  • まぁ、ススメられて読んだんだけど。
    こういうことを考えたりする男性は、まず読まないんだろうなって、思った。(笑)
    作者さんのように気づくことができたら・・・違った人生進むと思った。

  • 【単行本 2001年 有り】

  • 男は家庭に安らぎを求めている。ダメ。リストラされる。家庭は職場だと考える。
    ちょっと極端な本だけど、妻に対する男の立場を考えさせられる。kindle

  • 女性が幸せになるためには家庭から夫をリストラすべしという新しい家族の在り方を提唱している。学生時代、牧師の先生にすすめられて積んでいたけどどうしてすすめられたのかは憶えていない。
    恋愛にも結婚にも興味がなくどちらかといえばフェミニストに近いわたしだけど読んでいるあいだじゅう具合が悪かった。夫婦両者からすれば目から鱗も剥がれるだろうけど子どもとの問題、子どもの意見はどうなのかっていうのがはっきり示されていないように思う。親がふたりそろっていたって家庭に不満足な人間はごまんといるものだけど(わたしのように)、だからといって両親といっしょに暮らさない、ということが子どもに影響を与えないものなのか。
    何だかジェンダフルで読むのがしんどかった。人間関係は広範囲に伸びて豊かになるけれど「広く浅く」になってないか?男ってそういうもんだから、に納得できないうちは、男が嫌いだ。ここまで書いてわたしも案外オンリーユー・フォーエバー症候群なのかもと思った。

  • 結婚生活の掟。
    愛情があれば家族は成り立つとか、そういう昔の(?)考えは現代においては成立しえないんだって、ちょっと厳しい内容。
    結婚とかそういうものに夢を抱いている人には、現実ってこんなものなのかなあと思わせられてしまうかも。

    ただ、私たちは「自分の気持ち至上主義」に育っているんだっていう内容は説得力があった。
    自分はどうしたいのかを一番に考えるように育てられてきて、その結果が「自分の気持ち至上主義」。
    だから、昔ながらの枠が通用しない。

    そう言われてしまえばそうなんだけど、そうじゃない場合もあるって信じたいな。

  • 「奥様と亭主」の時代は終わった。結婚も離婚もしない「半婚のススメ」。

  • 家制度が中途半端に壊れた現代で
    「自分の気持ち至上主義」で育てられた私たちが
    恋愛、結婚、育児という全然違うミッションを
    ひとりの異性に託すのは無理な話では?という本。
    (そのそれぞれをやるのに必要な要素や適性は違うし。)

    そういった考察はすごく興味深くて
    うなずくところも多いんだけど、
    結論はけっこう前衛的というか、突飛。
    でもその突飛さが自由な気持ちにさせてくれたりもした。

  • 家庭は育児のための期間限定プロジェクト。確かに機能面だけでみればそれがベストかもしれない…。

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