海の時計〈下〉 (幻冬舎文庫)

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著者 : 藤堂志津子
  • 幻冬舎 (2007年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344409477

海の時計〈下〉 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 物語がどのように収まるのか気になってあっという間に読めた。最後まで読む頃にはすっかりのめり込んで、水穂たちの生活に入っていたので、終わり方があっさりしていて不満が残る。中巻だったかと思うほど。想像を膨らますだけの伏線は十分あるし、もしくはまったく別の展開となるのもいかにも人生、と、読後も楽しませるのが作者の意図なのだろうか。個人的にははっきり完結してる方が好き。

  • 徳子が七十を迎えたときから、その死は覚悟していた。予想外だったのは、喪失感と名づけられるものが、日がたつにつれ、さまざまに形を変え、皮膚をくぐり抜けて肉へ、肉から骨へと浸透してくることだった。家族の死の淋しさに耐えきれず、別れた男と一夜をともにしてしまう水穂。その傷ついた心を救うのは……。著書の最長編、愛の傑作。(背表紙より)
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    この作家さんの傾向だと思うのだけれど、主人公の女の子(と呼ばせてもらうが)達は、年上の人に相談等をする事が多い。この作品も例にもれず、祖母の徳子や姉の加穂、母の伊沙子だったりする。自分ではなかなか決定できない読んでいるとイライラしたりする。
    後半に水穂の友達の麻美が出てきて、恋愛の物語が始まりそうな予感が出てくる所がやっときゅんとなった。

  • 主人公の心の葛藤、よくわかるなぁ。常に他人への気遣いが優先してしまって、自分の気持ちと戦ってしまうところ。言いたいのに、相手のことを考えると、どうしても躊躇してしまうところ。

    でも、だんだんと周りのことに振り回されずに、周りのことを気にせずに自分は自分であればいいと、思えるようになってきて、母親への変なこだわりが解けていったのは、よかったと思う。

    いろんな人のいろんな見方があって、周りの人たちに支えられて生きているんだということを改めて考えさせられた一冊でした。

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