- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344411043
作品紹介・あらすじ
ミオカ。きみはそちらで、元気にやっているだろうか。(中略)今のぼくにはひとつの夢があるのだ。いつかどこかの草原に、ぼくはきみの手紙をもっていく。きみの名のようなうつくしい丘を、そこで探すのだ(石田衣良「ありがとう」より)。今、最も輝きを放つ11人の作家が、それぞれの「ラブレター」に想いを込めて描く恋愛小説アンソロジー。
感想・レビュー・書評
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いい話もあれば、寂しい話もあった。
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でも、ありがとう/石田衣良 は
なんか涙出た。良かった。
美丘を読んでみたいと思いました
空/島村洋子 も意外と苦手じゃなかったな。
あたしは主人公に似たタイプで
妹みたいな子を素敵だと思うから
ラブレターなんてもらわない人生/川端裕人 は結構良かった。面白かった。平凡でいたいってのは分かる。
再会/森福都 は案外悪くなかった。同性愛の話だけど、ストーリーはしっかりしてる。
ミルフイユ/前川麻子 も結構良かった。潔くいたいのに、止められない気持ち。申し訳ない気持ち。色々と心情が伝わる。
音のない海/山崎マキコ は怖かった。堕ちていく人間が一番怖い。自分と重なる部分があると、気持ち悪くなった。
水槽の魚/中上紀 は微妙だったかな。あたしに理解力がないのかもしれないけど、よくわからなかったなー。最後の文の意図を教えてほしい。
虫歯の薬みたいなもの/井上荒野 は良かった。自分も昔を思い出して、楽しく切なくなった。馬鹿で純粋だった頃を思い出して、ジーンとする。
竜が舞うとき/桐生典子 も結構良かった。オーロラを見に行く話。この二人の出会いの所が良かったと思う。
永遠に完成しない二通の手紙/三浦しをん はこの前”きみはポラリス”で読んだばかりなので飛ばし。あたしはもう一つの方が結構好き。
きまじめユストフ/いしいしんじ は予想以上に良くもなかったかな。手紙泥棒の話。外国名だから入り込みにくいのかも。
全体的には可もなく不可もなく。自分にはあまり馴染まなかったかも。結局いい話もあったし、短くて少し時間ある時にはいいけど、誰かにおすすめするって程でもないかな。 -
美丘の元ネタみたいなやつめっちゃ良かった。
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双方向の愛であればいい。
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ラブレターに関するアンソロジー。11名の作家さんのうち、半数以上が初読み。ラブレターといってもそれぞれ個性が出ており、甘酸っぱいもの、ほろ苦さ、切なさ、泣ける話など…色々な感情がこもっていて良いと感じた。甘甘さ全開な話ではないので、読みやすかった。印象に残った話は、石石田衣良さん、三浦しをんさん、初読みの桐生典子さんの話。ラブレターには口に出しては言えない思いが詰まっていて、伝えたい思いを文章にしたため、どのように表現すれば届くだろう…と感じる。お互いに宝になるだろう、手紙での表現も良いと感じた。
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■ 1439.
〈読破期間〉
2014/3/29 -
短編で読みやすかった。
"竜が舞うとき"がとても印象的でした。 -
最近はメールばっかりで
手紙って書かなくなったなぁ。
そう考えると直筆の手紙は
想いが伝わりそうな気がします。