Love letter (幻冬舎文庫 い 32-1)

著者 :
  • 幻冬舎
3.10
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本棚登録 : 620
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411043

作品紹介・あらすじ

ミオカ。きみはそちらで、元気にやっているだろうか。(中略)今のぼくにはひとつの夢があるのだ。いつかどこかの草原に、ぼくはきみの手紙をもっていく。きみの名のようなうつくしい丘を、そこで探すのだ(石田衣良「ありがとう」より)。今、最も輝きを放つ11人の作家が、それぞれの「ラブレター」に想いを込めて描く恋愛小説アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • いい話もあれば、寂しい話もあった。

  • でも、ありがとう/石田衣良 は
    なんか涙出た。良かった。
    美丘を読んでみたいと思いました

    空/島村洋子 も意外と苦手じゃなかったな。
    あたしは主人公に似たタイプで
    妹みたいな子を素敵だと思うから

    ラブレターなんてもらわない人生/川端裕人 は結構良かった。面白かった。平凡でいたいってのは分かる。

    再会/森福都 は案外悪くなかった。同性愛の話だけど、ストーリーはしっかりしてる。

    ミルフイユ/前川麻子 も結構良かった。潔くいたいのに、止められない気持ち。申し訳ない気持ち。色々と心情が伝わる。

    音のない海/山崎マキコ は怖かった。堕ちていく人間が一番怖い。自分と重なる部分があると、気持ち悪くなった。

    水槽の魚/中上紀 は微妙だったかな。あたしに理解力がないのかもしれないけど、よくわからなかったなー。最後の文の意図を教えてほしい。

    虫歯の薬みたいなもの/井上荒野 は良かった。自分も昔を思い出して、楽しく切なくなった。馬鹿で純粋だった頃を思い出して、ジーンとする。

    竜が舞うとき/桐生典子 も結構良かった。オーロラを見に行く話。この二人の出会いの所が良かったと思う。

    永遠に完成しない二通の手紙/三浦しをん はこの前”きみはポラリス”で読んだばかりなので飛ばし。あたしはもう一つの方が結構好き。

    きまじめユストフ/いしいしんじ は予想以上に良くもなかったかな。手紙泥棒の話。外国名だから入り込みにくいのかも。

    全体的には可もなく不可もなく。自分にはあまり馴染まなかったかも。結局いい話もあったし、短くて少し時間ある時にはいいけど、誰かにおすすめするって程でもないかな。

  • 美丘の元ネタみたいなやつめっちゃ良かった。

  • 独特な読後感。それぞれに想いのこもったラブレターなのだろう。自分がもらえるとしたら... 自分が書くとすれば... の妄想の中で読み進めた。同じ想いは1つとしてないからこそ輝くラブレターの世界に入り込めて、妄想と現実の間を行き来しながら楽しませてもらいました。

  • 双方向の愛であればいい。

  • ラブレターに関するアンソロジー。11名の作家さんのうち、半数以上が初読み。ラブレターといってもそれぞれ個性が出ており、甘酸っぱいもの、ほろ苦さ、切なさ、泣ける話など…色々な感情がこもっていて良いと感じた。甘甘さ全開な話ではないので、読みやすかった。印象に残った話は、石石田衣良さん、三浦しをんさん、初読みの桐生典子さんの話。ラブレターには口に出しては言えない思いが詰まっていて、伝えたい思いを文章にしたため、どのように表現すれば届くだろう…と感じる。お互いに宝になるだろう、手紙での表現も良いと感じた。

  • ■ 1439.
    〈読破期間〉
    2014/3/29

  • 何だこれ一体。つまらない

  • 短編で読みやすかった。
    "竜が舞うとき"がとても印象的でした。

  • 最近はメールばっかりで
    手紙って書かなくなったなぁ。

    そう考えると直筆の手紙は
    想いが伝わりそうな気がします。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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