レンタル・チルドレン (幻冬舎文庫 や 13-7)

著者 :
  • 幻冬舎
2.91
  • (59)
  • (145)
  • (498)
  • (214)
  • (70)
本棚登録 : 4000
感想 : 233
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411234

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 失われた子供、心を病んだ妻。
    そんな環境で子供を『レンタル』できる、と聞けば
    見に行こうかな…と思うのは分かります。

    最後まで読んで、結局謎なのですが
    子供は蝋人形だった、という事なのでしょうか?
    肌が黒くなったりはがれたりするのは
    外装がもろくなったから??
    そうだとすると、中の骨は一体何なのでしょう?
    それこそ、引き取った子供の~なわけはないですし。

    やたらに謎が残って、わけのわからない最後でした。

  • クローンに焦点を当てた割にはちょっとお粗末感が漂う。

    それに、バースデーにも似ていて
    まさか盗作とまでは言わないまでも似通った点が多く好印象ではなかった。

    その分かはわからないが、山田さんの作品の中で一番読み応えはあったかと。

  • 1時間半ほどで読めました。

    現実の自分の知らないところで起きていてもおかしくないんじゃないかなと思った。
    主人公が死んだ子供にそっくりな子見つけてやっと幸せを掴んだ、そのあとの転落具合が読んでいてかわいそうだった。
    捨てた子供が家に帰ってくるところは想像しただけで怖気が止まらなかった。怖い。気味が悪い。

    結局救われないところがホラーとしてはよかった。

  • 一人息子優を病気で亡くした里谷夫妻。子供をレンタルする会社があるという噂を聞き、そこで出会った息子そっくりの子供をレンタルすることにした。

    著者の本は初めて。
    息子が中学生の時に読んだものが本棚に沢山あり、今回手に取りました。

    設定が浅く、突っ込みどころは満載でしたが、最後はどうなるのかが知りたくて一気に読みました。
    特別養子縁組がある中で、この設定はどうかなとは思いつつ、怖いもの見たさで読ませる感じはやはり人気作家さんだなと思います。

  • この方の本は、初めて読みました。
    ホラー小説になるのかな?
    実際には、ありえない事なんだろうけど
    終盤は、ちょっと切なくなりました。

  • 初めてこの人の作品を読んだ。

    内容自体は凄いと思うけど、文章が好きじゃないな。最後わけわからん終わり方させるし。とにかく好きじゃないの一言に尽きる。

  • 読みやすい山田悠介ワールドのなかでも、お勧めの1冊。
    あなたはこんな子欲しい?それとも…。

  • 結末がちょっと分からないが、それを考えるのもおもしろいかも。
    亡くなってしまった子供を大切に思い続けている両親が切ない..。
    崩壊していくレンタルの子供に恐怖。

  • 物語としては面白かったけど、病気で亡くした自分の子どもが勝手にクローンにされていたら...と考えるとなんだか嫌だな。

    結局、会社のこともクローンの子どものことも分からないままに終わってしまってモヤモヤ感が残るので、星は3つ。

  • ラストが意味不明。息子を亡くした衝撃とか悲しみがあっさり描かれすぎていて、いまいち入り込めなかった。

全233件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

大東文化大学文学部日本文学科講師。1984年大阪府生まれ。専門は環境文学。著書に『反復のレトリック―梨木香歩と石牟礼道子と』(水声社、2018)、論文に「「声音」を読む―石牟礼道子『水はみどろの宮』とその周辺」(『石牟礼道子を読む2―世界と文学を問う』東京大学東アジア藝文書院、2022)など。

「2023年 『石牟礼道子と〈古典〉の水脈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田悠介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×