パコと魔法の絵本 (幻冬舎文庫 せ 3-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411616

感想・レビュー・書評

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  • H29.2.20 読了。

     小説も映画も観ました。大好きな作品の1つです。

  • なんとなく心身ともに疲れてたこのタイミングで読めて良かった。

    結局自分が変わらなきゃ周りも変わらない。
    くそジジイ時代も大貫は成功を収めてそれなりに幸せだったのだろうけど、パコと出会えて変わった大貫と病院のみんなとの穏やかな時間はやっぱり人としての幸せなのだと思う。

    ビフォーアフターの大貫に対して態度の変わらない浅野先生と浩一さんはすごい。
    変わった大貫を受け入れた病院のみんなも素敵だ。

  • 初めからファンタジーなのかな?って思ったら、ちょっと違った!!
    嫌なジジィ(笑)が、本当に胸糞悪くて、どんな展開になるのかな~って思ったら·····いつの間にか号泣。
    パコの病気、大貫の変貌、諦めずにパコに向き合う姿。
    一癖ある入院患者たち。

    病気とはいえ、パコの純心な「いつも挨拶」が悲しい·····。
    パコによって、1人の人間が悔い改めて変わって行く姿はベタではあるものの、やはり感動しないで居られませんでした。

  • 突然映画を見たことを思い出して、本を読んだ。10年以上前に見た映画だったが、読むと、たくさん泣いたことを思い出した。見知らぬ人に囲まれて死なせたくない、という大貫の気持ちが、胸を打った。

  • 積読の中から。
    自分以外の人間は弱くて生きている価値もないと思って生きてきた頑固じじいが、ある少女との出会いで変わっていくお話。
    いい話ではあったけれど、あまりにも出来過ぎで…純粋な気持ちで読めなかった。この歳までひねくれて生きてきたじじいが、そんなすぐに改心するかいな~(笑)
    でも、これ子供が読むには良いかもです!

  • 家にあったので読んでみました。
    読みだしから、先が気になり…
    傲慢な老人が、一人の少女に出会って
    心を入れ替え変わっていく…

    最後の方を通勤途中に飲んでて
    涙が溢れてきて焦りました。
    マスクしてて良かったです。
    いいお話でした。

  • 映画を見て数年たってから見つけて思わず手に取った。
    映画よりもよかった。映画それ自体はよかったがごちゃごちゃしていて本の方が物語を素直に追うことができて内容がわかりやすかった。
    それぞれの登場人物を丁寧に追うことができて読み終わったときにはいい話だなと思える話。
    易しい文体で児童文学的な印象。

  • そんな映画あったなぁーという印象で
    あらすじも知らずに読みました。
    不思議の国のアリスのようなお話だと勝手に想像して読んでいましたが、いい意味で大はずれでした。
    人が人に与える影響は凄まじいですね。

  • 小学生の時に読んだお気に入り。
    今でも読みたくなるし、定期的に映画も見たくなる。
    てか見てる。

  • 読み進めたら、ずっと前に映画を見ていたことを思い出した。映画であんまりいい思い出がなかったので大丈夫かなと思いながら読み進めた。
    映画の印象と違って全然よかった。大貫がパコによって少しずつ改心していくのが、絵本のストーリーと重なっていてよく描かれていた。

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著者プロフィール

1972年栃木県生まれ。茨城大学大学院人文科学研究科修了。映画館の映写室でアルバイトをしながら小説を執筆し、2002年『プリズムの夏』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。07年には『空をつかむまで』で坪田譲治文学賞を受賞。他の著書に『ブックのいた街』、『はとの神様』、『ナツイロ』、『シグナル』、『潮風に流れる歌』などがある。

「2018年 『サニー・シックスティーン・ルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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