- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344411630
作品紹介・あらすじ
弱小劇団「下北サンデーズ」の門を叩いた里中ゆいか。壮絶に貧乏で情熱的かつ変態的な世界に圧倒されつつも、次第に女優としての才能を開花させていく。やがて下北サンデーズにも追い風が吹き始め、徐々にその知名度を上げていくが、思わぬトラブルも続発することに。演劇の聖地・下北沢を舞台に夢を懸けて奮闘する男女を描く青春グラフィティ。
感想・レビュー・書評
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夫の友人からお借りしました。
下北沢で活動する弱小劇団が、主人公ゆいかを迎えたのをきっかけに、メジャーにのし上がっていくドタバタコメディです。
10年以上前に上戸彩ちゃん主演でドラマ化されていて、それが大好きだったのでめっちゃときめきました♪
牛乳屋さんはフミヤだったなあー、とか詳細まで覚えている自分にびっくり(笑)
とにかく懐かしかった。
ってことで、☆5を付けそうになったけど、よく考えるとかなりベタ。
笑いあり涙ありのドタバタコメディ、ってよくあるキャッチフレーズだけど、キャストもカワイ子ちゃんやデブ、実家は金持ちなイケメン、などお決まりの設定。
更に、メジャーに向かう途中で天狗になったり、劇団内の恋愛モメがあったり、私でも思いつく展開・・・
普通に読んだら安易すぎて引くレベルかもしれません。
あ、もしかしてドラマありきの原作だったのかな。それなら納得する。
青春感はあって爽やかだしね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
100パーセントのサクセスストーリー!
10年間売れていない劇団下北サンデーズに入団する主人公『里中ゆいか』
彼女の入団を機に下北サンデーズは劇団として出世街道を走っていくのであるが、同時に色んな問題も起きる。
個性豊かなサンデーズの面々に笑わされイライラし時には泣かされる。
展開がスピード感あり過ぎと途中で思ったけど、終わってみれば何のその!
本作の欠点は300ページ足らずで終わってしまうこと!
2倍の600ページあれば4倍楽しめた!
行ったことはないけど下北沢に行ってみたくなった! -
ドラマを見てからだとどうしても上戸彩の顔が出てきてしまう。あと竹山と佐々木蔵之介も。いやだー。あと帯の千原ジュニアもいやだー。はは
でも読んでて劇団の世界に浸れた。一瞬劇団に入団しようかと思ってすぐやめた。
終わり方が自分にはなんだか切ない。 -
石田衣良ってかんじ。普通に良いです。
良いのがデフォルト。石田衣良。
青春が巧いですね。
上戸彩主演でドラマ化されていた作品だけに
ドラマ見てないけど配役が気になってWikiを見てみると・・・
そもそも上戸彩がかなりイメージ違った
しかも下北っぽい感じにしちゃったせいで清楚さのかけらもないし。
ガッキーとかが良かったなあ。
翼は佐々木蔵之介か・・・
もっと若いイメージで読んでました。 -
面白かったです。下北沢に住んだことはありませんが、ディープと言われるその街を巡ってみたいと思いました。劇団のサクセスストーリーだけではなく、変わっていってしまう面にもスポットがあたっていてリアルだなと思いました。
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作者買い。石田衣良さんのテンポのいい文章が読みたくなって購入。
悪くはなかった。けれど、数年先も思い出したくなるような作品かといわれればそうではない気がする。よく言えばまとまっている、悪くいえばもう少し冒険してほしかったかな。
本作は下北沢で活動する劇団『下北サンデーズ』のサクセスストーリーをえがいた物語だ。下北沢のサブカル的な独特な雰囲気と、演劇に夢を追う若者たちのがむしゃらな感じがいい感じに調和していたと思う。
文章はもちろん素晴らしかったしストーリー展開も退屈しないものだった。団員同士の恋愛、大手事務所の引き抜き、果ては団員の自殺未遂などをのりこえて『下北サンデーズ』が結束を強めていくさまは読んでいてほほえましかった。
ベタ誉めのくせになんで☆3なの?と訊かれると自分でもよくわからない。小説としてのクオリティは高いけどあまり心に響かなかった。
なんでだろう。年齢のせいかな。笑 -
生まれてこのかた演劇なんて観たこと無いけど、読んでると鮮明に目に浮かぶ下北サンデーズ。ドラマ化?映画化?映像化されてるの知らなかった…どこまで再現されてるのか見てみたい!
座長がport town FM のギターボーカルしか浮かばなかった。ずっとボーカルの姿思い浮かべながら読んでた!下北サンデーズの男達はほぼ下半身がユルユルでお金で人が変わるろくでもない反面、演劇では人が変わってめちゃくちゃに男前でかっこいい。橋を渡って赤いカーペットを全員でバチンと決めて歩くシーンはほんとにかっこいい。女同士のゴタゴタや冷たい戦い、温かさや愛情が感じられて面白かった! -
2008.10.2
上戸彩が主役でドラマ化。
売れない劇団「下北サンデーズ」が主人公の加入と劇団員たちの追い風によって成功を治める。でも、それによって一度バラバラになってしまう。最後は本当に大切なものは何か気付くっていうありふれたstory。
石田衣良はこんな感じの話も書くんやね。 -
主人公がすごく好きだった。
また、登場人物も個性的でわかりやすかった。 -
おもしろかったです。
これぞ青春って感じです。
芸能のことを全然知らなかったんですが、色々と人間ドラマがあるんだと知りました。
石田衣良さんの本を初めて読んだのですが、とても読みやすかったです。 -
とっっても前向きで読みやすい。
やりたい事があって、それに向かってキラキラ進んでいく。
個性豊かで素敵な仲間と一緒にまっすぐと。
素敵な話です。
こういう話に惹かれるのは
あこがれているんだろうなぁ。
なんのしがらみもなくやりたいことに純粋に。
そんな生き方は素敵です。
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台風でガラガラのミニシアターで、劇団下北サンデーズの舞台を見ていたら「あんたも入らない?」と声をかけられ、真に受けてしまった里中ゆいか。大学の入学とともに、下北サンデーズに入団する。その後、素人役者ゆいかを擁する下北サンデーズは快進撃を続ける…。
素人女性が、これまでなかった業界に入って活躍をするというシンデレラ・ストーリー物。これだけ本を読んでいると、同じパターンに当たることが多くなってきたが、本作はうまくまとまっているほうだろう。
アドリブで才能を開花させ、その後順当に活躍、活躍が元になった仲間割れなど、取り立ててこれというイベントでもないイベントによって、ストーリーが高まっていく。
ただ、この人の作風なのだろうが、キャラクターが全体に薄っぺらいのだな。肉付けされていないマンガやドラマの脚本のようで、漫画家が絵を描いたり、特定の役者によって、ようやく最終的なキャラクター付がなされるというような作りだ。これは以前に読んだ作品でも感じたこと。
本作は、それは序盤で気になるものの、後半はその薄っぺらいキャラクターでも割と許せるストーリー展開になっていたため、非常に読みやすい1冊である。 -
ドラマになった劇団青春もの、可もなく不可もなく、読み返すことは金輪際ないだろう
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先日、石田衣良さんの「下北サンデーズ」を読みました。
以前に、ドラマ化もされてる作品ですね(ドラマ版は未見ですが、、脚本が河原雅彦さん、演出が堤幸彦さんだったことを記憶してます。あと、藤井フミヤさんの主題歌が、大瀧詠一さんぽい曲だったことも記憶してます(記憶が曖昧だったので、あらためて調べましたが・・・)。
読みやすかったですね。
読みやすかったですけど、辛口なことを言うと、作家志望の素人の人が書いた小説みたいなでした。
なので、石田衣良さんは、やっぱり「池袋ウエストゲートパーク」が1番良いんじゃないかなと思ったりしました(とはいえ、石田衣良さんの作品を全て読んでるわけではありませんが・・・)。 -
自分としては、こういうベタでホロっとする作品好きだなぁ。あまりにも上手く行き過ぎて、物足らないのが残念です。