かもめ食堂 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344411821

感想・レビュー・書評

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  • 日本と違う、フィンランドの空気を吸える本。映画も見たくなった!

  • 38歳のレディーがフィンランドのヘルシンキで食堂(かもめ食堂)を切り盛りする様子を描いたパスコのCMでもパロディーにもなってるお馴染みの本作。
    友人との会話でふとこの話題が出たので今更読んでみました。

    結論、終始暖かいです。全編を通して急な起伏もなく、ふんわりした感じで始まり、ふんわり終わります。

    ひょんなことから主人公に集まる人物はどれもユニークであるものの、どこか少なからず傷ついてる。でも皆がその魅力に吸い寄せられるように主人公&かもめ食堂と関わりを持つようになって傷を癒していきます。

    個人的にはもう少しストーリー性を求めたいものですが、ヘルシンキ、一度行ってみたいですね。フィンランドの自然が濃い感じがひしひし伝わり魅力的に思えました。

  • ほのぼの。

  • うぬん、あまり物語に入り込めないまま終わってしまいました。
    すこし考えた理由としては、
    ・サチエの話かと思いきや、別の人のストーリーもどんどん入っては移ったためどの人の話も(私の中では)宙に浮いたまま終わってしまった。
    ・話のテンポが速い?色々詰めこんでいる?割に、文が単調?な気がする(文構成に明るくないやつが言ってすみません...)。
    といった点を考えました。

    逆に言うと、人生には美しい起承転結も細やかな心理描写も、必ずしもあるわけではないことが現れているような気もしました。

  • 綺麗な世界だった!
    登場人物がいいなぁ

  • 映画がとても好きで、いつか原作を読みたいと思っていてすごい時間が経ってしまいました。
    10年以上……。

    映画では語られない背景が面白かったです。
    映画のもたいまさこさんが印象的だったので、小説のマサコさんは少しおどおどとしていてちょっと印象が違いました。
    映画版のフィンランド語できないのになぜか通じ合ってるみたいなマサコさんはもたいまさこさんだから出来たのかなぁ。

    映画版が一部にすごく酷評されていて、
    意外だなぁと思ったら
    ビジネス的にない、フィンランドじゃなくていいじゃんっていうものがあって。
    わたしは原作読まずに映画を見てすっと入ってきたのでそう言われればそうだな、と今更ながら思いました、が、原作読んだらお金の面とかはそういうことかーと思うし、
    癒されるために見てる映画でバリバリ金勘定してるサチエさんなんて見たくないんですよね……。
    経営をしっかりしてて、
    場所の計算をして、そんな「しっかり」した内容を見たい人には確かに不向きだろうなと思います。
    この作品にそういう常識を求めることが違うのかなって。
    小説版では荷物が届かないマサコさんが気分転換に森にいってキノコを採って、今度はそのキノコがなくなってしまって困っていたら、やっと荷物が戻ってきて……という下りがあるのですが、これはファンタージーともキツネに化かされるとも取れるような演出です。
    そんな作品に、リアルを求めたら全然違うものになっちゃう。
    小説版ではこのキノコのストーリーはもっと「普通」な話だったので、ちょっと寂しさがありました。
    でも、ミドリさんのサチエさんの事情を知っても受け入れちゃうところとかは、えー!ミドリさんそこ納得しちゃうんだ!すごい!と思いました。
    普通そこから何かしらの事件起こりそうなのに起こらない。
    それがかもめ食堂。

    ケ・セラ・セラではないけれど、
    今の自分に満足ができなくて、
    どこかへ行って現状をどうにかしたくて、
    ええい!ままよ!で選んだ場所がフィンランド。
    ダーツの旅みたいな人生いいなって思えるような人が、そういう雰囲気に癒される温泉みたいな物語です。
    映像はないけど、小説でもおにぎり食べたいなぁと思いました。

  • 北欧好きのなかではマストで、絶賛されている本だけど、今になってやっと読んでみて正直、何がそんなに評価されているのかよくわからなかった。話がすごく面白いわけでもないし、全体的に幼稚というか単純で、シンプルで、ふだんから文章をあまり読まないという人でも読みやすそうだなあとは思ったけど……そういうこと? 登場する食事(の描写)がとび抜けて美味しそうというわけでもなく、低評価!とするほど悪くはないんだけど、「かもめ食堂が…!」とそこまで評価されるほどの「優れた」点が見つからなかった。

  • くじ運のいい主人公が宝くじを当ててフィンランドに移住して、食堂をはじめる話。行動力がすごいくじ運すごいちゃんとお店を開いてのんびり毎日を過ごしはじめてだんだんと忙しい日々へ進む。このなんとなくのんびりした時間の流れというか忙しくてもせかせかしていない感じがすきです。日本ももう少しのんびりしないかなぁとつい考えてしまいます。

  • 宝くじを当てて、海外に行って、お金にあまり頓着せずにやりたいことをやる。そんな人生、いいなぁ。あっという間に読み終わった。読み物としての面白さは私はあまり感じなかった。

  • おにぎりが食べたくなった。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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